科目名 | : | 感染制御学 |
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英文名 | : | Contorol infections diseases |
科目概要 | : | 薬・創薬, 6年・5年・4年, 前期, 選択, 1単位 A, B, C, D, S, 水曜日3・4・5限, 3302講義室 |
科目責任者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授) |
担当者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授), 羽田 健 (微生物学・講師), 三木 剛志 (微生物学・講師), 伊藤 雅洋 (微生物学・助教), 森川 裕子 (感染制御科学府), 髙橋 孝 (感染制御科学府), 桑江 朝臣 (感染制御科学府) |
備考 | : | 6月3日から7月15日は5時限目のみ 〔科目ナンバリング:PP301-CP05, PL301-CP04〕 |
感染性病原体に対する感染制御について深く理解するために、感染症の現状について学び、感染症の予防・診断・治療の方法と臨床的な問題点を明らかにするなど、感染予防策に関する実践的な知識を修得する。
グローバルに拡がる感染症の現状について講義するとともに、感染予防のために必要な方法を考える。
パワーポイントと配付資料を活用して講義形式ですすめる。また、興味を持った感染症について調査し、プレゼンテーション後、ディスカッションを行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 感染症の現状と問題点 | 岡田 信彦 | 6月3日 | 世界的視野からみた感染症の現状と日本における感染症に関わる法律の概要について説明できる。 | |
2 | 細菌感染症 | 桑江 朝臣 | 6月10日 | 日本の細菌感染症の現状と原因細菌の微生物学的特徴および細菌感染症の予防・診断・治療に関わる問題点について説明できる。 | |
3 | 原虫・寄生虫感染症 | 岡田 信彦 | 6月17日 | 日本の原虫・寄生虫感染症の現状と原虫・寄生虫の微生物学的特徴及び原虫・寄生虫感染症の予防・診断・治療に関わる問題点について説明できる。 | |
4 | ウイルス感染症 | 森川 裕子 | 6月24日 | 日本のウイルス感染症の現状と原因ウイルスの微生物学的特徴およびウイルス感染症の予防・診断・治療に関わる問題点について説明できる。 | |
5 | 院内感染症 | 髙橋 孝 | 7月1日 | 日本の院内感染症の現状と院内感染症の予防・診断・治療に関わる問題点について説明できる。 | |
6 | 腸内細菌と感染症 | 伊藤 雅洋 | 7月8日 | 腸内細菌の微生物学的特徴と感染予防効果について説明できる。 | |
7 | 細菌感染症の感染予防対策 | 岡田 信彦 羽田 健 三木 剛志 | 7月15日 | 細菌感染症の予防・診断・治療に関わる問題点を抽出し、それぞれの問題点に対する解決策について議論し、まとめ、発表する。 | |
8 | ウイルス感染症の感染予防対策 ※3時限目に実施 | 岡田 信彦 羽田 健 三木 剛志 | 7月22日 | ウイルス感染症の予防・診断・治療に関わる問題点を抽出し、それぞれの問題点に対する解決策について議論し、まとめ、発表する。 | |
9 | 原虫・寄生虫感染症の感染予防対策 ※4時限目に実施 | 岡田 信彦 羽田 健 三木 剛志 | 7月22日 | 原虫・寄生虫感染症の予防・診断・治療に関わる問題点を抽出し、それぞれの問題点に対する解決策について議論し、まとめ、発表する。 | |
10 | 院内感染の感染予防対策 ※5時限目に実施 | 岡田 信彦 羽田 健 三木 剛志 | 7月22日 | 日本における院内感染の予防・診断・治療に関わる問題点を抽出し、それぞれの問題点に対する解決策について議論し、まとめ、発表する。 |
D1 | 2 | 2 | 1 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 2 | 感染症法における、感染症とその分類について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 3 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 4 | 予防接種の意義と方法について説明できる。 |
C8 | 4 | 2 | 3 | グラム陽性球菌(ブドウ球菌、レンサ球菌など)およびグラム陽性桿菌(破傷風菌、ガス壊疽菌、ボツリヌス菌、ジフテリア菌、炭疽菌、セレウス菌、ディフィシル菌など)について概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 4 | グラム陰性球菌(淋菌、髄膜炎菌など)およびグラム陰性桿菌(大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属菌、チフス菌、エルシニア属菌、クレブシエラ属菌、コレラ菌、百日咳菌、腸炎ビブリオ、緑膿菌、レジオネラ、インフルエンザ菌など)について概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 5 | グラム陰性らせん菌(ヘリコバクター・ピロリ、カンピロバクター・ジェジュニ/コリなど)およびスピロヘータについて概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 6 | 抗酸菌(結核菌、らい菌など)について概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 7 | マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアについて概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 9 | 原虫(マラリア原虫、トキソプラズマ、腟トリコモナス、クリプトスポリジウム、赤痢アメーバなど)、蠕虫(回虫、鞭虫、アニサキス、エキノコックスなど)について概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 1 | DNAウイルス(ヒトヘルペスウイルス、アデノウイルス、パピローマウイルス、B型肝炎ウイルスなど)について概説できる。 |
C8 | 4 | 2 | 2 | RNAウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、ライノウイルス、A型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、日本脳炎ウイルス、狂犬病ウイルス、ムンプスウイルス、HIV、HTLVなど)について概説できる。 |
C8 | 4 | 1 | 2 | 日和見感染と院内感染について説明できる。 |
C8 | 4 | 1 | 1 | 感染の成立(感染源、感染経路、侵入門戸など)と共生(腸内細菌など)について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 1 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 3 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 1 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 3 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 1 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 3 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 1 | 現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。 |
D1 | 2 | 2 | 3 | 代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | プレゼンテーションにおける発表内容(50%)及びディスカッションへの積極的な参加(50%)にて評価する。 |
21世紀の感染症は、人口増加、超高齢化、医療の発展、経済のグローバル化など大きな社会的変化にともなって、大きく変遷してきています。本講義では、新興・再興感染症、院内感染症など現代社会において問題となっている感染症について現状を把握し、その感染対策や感染制御について考えます。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 講義項目に関連する感染症の流行について説明できるようにしておく。また、当該感染症の制御に関して、問題点をまとめておく。講義後は、当日配布した資料を基に重要ポイントをまとめておく。不明な点があれば担当教員に積極的に質問すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料 | ||
参考書 | 新世紀の感染症学(上)(下) | 岡田 信彦 他 | 日本臨牀社 |