科目名 | : | 臨床検査学Ⅱ |
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英文名 | : | Medical TechnologyⅡ |
科目概要 | : | 薬, 6年, 前期, 選択, 1単位 A, B, C, D, 金曜日1・2限, 3302講義室 |
科目責任者 | : | 喜来 望 (学習支援室・講師) |
担当者 | : | 喜来 望 (学習支援室・講師), 小川 善資 (非常勤教員) |
備考 | : | 臨床検査技師養成科目 生命創薬科学科4年生には開講しない。 〔科目ナンバリング:PP301-CP06〕 |
チーム医療の観点から、臨床検査業務と薬剤師業務の連結点、相互協力すべき事項などについて理解できるようになるために、臨床検査の意義と目的を周知し、患者の心理・生理状態に対する医療的配慮の在り方を学び、薬剤師業務に活用できるようになる。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①④に関連する。
臨床検査技師の資格取得に必要な臨床化学検査学的内容を中心に、病態・疾患の原因と経過などを把握するための検査方法について講義する。
配布資料を用いながら講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 臨床検査概論 糖尿病と検査① | 小川 善資 | 5月29日 | 臨床検査項目の目的と意義について概説できる。 臨床検査における分析法の組み立て方についてSOPに則して説明できる。 糖尿病の病態と原因の追究及び経過の把握のために必要な生体情報について列挙し、説明できる。 | |
2 | 糖尿病と検査② | 小川 善資 | 5月29日 | 糖尿病判定基準の概要を知り、その根拠について述べることができる。また最近の新しい検査法について説明できる。 | |
3 | 電解質検査 | 小川 善資 | 6月5日 | 電解質検査の意義と目的について説明できる。主要な電解質検査の方法上の要点を列挙できる。 | |
4 | タンパク質検査① | 小川 善資 | 6月5日 | 血液中のタンパク質の検出・測定の目的及び意義、特に肝疾患との関連について概説できる。 | |
5 | タンパク質検査② 肝臓病と検査 | 喜来 望 小川 善資 | 6月12日 | 肝疾患の病態把握に必要なタンパク質検査の概要を列挙し、予後判断における意義を説明できる。 肝疾患の病態把握に必要な検査を総覧し、個々のデータの意義及びそれらを総合して得られる情報について概説できる。 | |
6 | 酵素検査 | 小川 善資 | 6月12日 | 酵素活性測定の意義を概説できる。特定の酵素活性と疾患の関係を概説できる。基本的な酵素活性測定法の概要を説明できる。 | |
7 | 腎臓病検査 | 喜来 望 | 6月19日 | 腎臓疾患の原因・経過・予後などの判断に必要な生体情報について説明できる。腎疾患に関わる主な臨床検査を列挙し、その意義を説明できる。 | |
8 | 含窒素化合物検査 | 小川 善資 | 6月19日 | 窒素化合物検査が特異的に示す腎疾患との連関について生理学的に説明できる。また検査法の概要について説明できる。 | |
9 | ホルモン検査 | 小川 善資 | 6月26日 | 血液中のホルモン活性が生体機能にどのような意義を有するのかについて説明できる。また主なホルモン活性の測定法を概説できるとともに、異常値が示す危険について説明できる。 | |
10 | 演習・試験 | 喜来 望 小川 善資 | 6月26日 | これまでの学習内容につき、演習を行うことにより、問題解決能力を身につける。 |
E1 | 2 | 2 | 1 | 尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 6 | 代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 6 | 代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 1 | 尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
E1 | 2 | 2 | 3 | 血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 |
定期試験 | 実施しない。 |
授業 | 授業回数9回+演習・試験。 |
その他 | 講義中小テスト、及びレポート(70%) 演習その他(30%) 欠席については減点を行う。 |
3年次に学習した「臨床検査学Ⅰ」のアドバンス科目で、主に「検査方法と原理」にターゲットを絞り、適正な診断・経過の把握に益する精度の高いデータの取得について学習します。研究等で用いる実験手技が、実際にどのような局面で活用されているかを理解する良いチャンスです。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | (予習)次回講義内容に関係するキーワード、症例などを提示するので、調査の上、ノートを作成する。 |
3 | (復習)臨床検査技師国家試験の該当する過去の問題を解き、その問題を解析して理解を深める。まとめノートを作成する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 適宜講義資料配布 | ||
参考書 | 薬学生のための臨床化学 改定第4版 | 藤田芳一、眞野成康 | 南江堂 |
参考書 | 最新臨床検査学講座 臨床化学検査学 | 浦山修、戸塚実、奥村伸生、松下誠 | 医歯薬出版 |