科目名 | : | 薬物治療学演習Ⅰ |
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英文名 | : | Applied Pharmacotherapy I |
科目概要 | : | 薬, 6年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, 月~金曜日1・2・3・4・5限, 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 尾鳥 勝也 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※) |
担当者 | : | 尾鳥 勝也 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※), 加藤 くみ子 (分析化学・教授 ※), 志鷹 真由子 (生物分子設計学・教授), 長光 亨 (薬品製造化学・教授), 平山 武司 (薬物治療学Ⅲ・教授 ※), 大多和 正樹 (薬品製造化学・准教授), 井上 岳 (薬物治療学Ⅲ・講師 ※), 飛田 夕紀 (薬物治療学Ⅲ・助教 ※), 毛利 順一 (薬物治療学Ⅰ・講師 ※), 青木 学一 (薬物治療学Ⅳ・講師 ※), 山本 大介 (医薬品化学・講師) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP302-CP06〕 |
患者に安全・最適な薬物療法を提供するために、4年次までの講義・実習及び5年次病院・薬局実習を生かし、適切に患者情報を収集・評価し、適切な医薬情報を基に、個々の患者に適した薬物療法を評価・提案できる能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①②③④に関連する。
4年次までの講義・実習および5年次病院・薬局実習で学んできた知識や技能を生かし、各疾患の症例を題材にして、全員で患者の薬物療法の問題点を抽出・評価し、最善の解決策を考え、そのポイントを解説する。
PBL(問題解決型学習)で進めていき、最後にパワーポイントや配布資料を用いて講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | がん① (食道がん) ※1時限目に実施 | 毛利 順一 | 7月28日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(食道がん)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
2 | がん② (食道がん) ※2時限目に実施 | 毛利 順一 | 7月28日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(食道がん)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
3 | 糖尿病① ※3時限目に実施 | 井上 岳 | 7月28日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(糖尿病)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
4 | 糖尿病② ※4時限目に実施 | 井上 岳 | 7月28日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(糖尿病)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
5 | 精神疾患① ※1時限目に実施 | 平山 武司 飛田 夕紀 | 7月29日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(精神疾患)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
6 | 精神疾患② ※2時限目に実施 | 平山 武司 飛田 夕紀 | 7月29日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(精神疾患)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
7 | 脳血管障害① ※3時限目に実施 | 青木 学一 | 7月30日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(脳血管障害)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
8 | 脳血管障害② ※4時限目に実施 | 青木 学一 | 7月30日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(脳血管障害)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
9 | 代表的な疾患・使用される薬剤の特徴① | 加藤 くみ子 志鷹 真由子 | 7月31日 | 代表的な疾患および使用される薬剤の特徴を説明できる。 | |
10 | 代表的な疾患・使用される薬剤の特徴② | 山本 大介 大多和 正樹 | 7月31日 | 代表的な疾患および使用される薬剤の特徴を説明できる。 | |
11 | 予備日 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 7 | 7 | 3 | 悪性腫瘍の治療における薬物治療の位置づけを概説できる。 |
E2 | 7 | 8 | 1 | 以下の抗悪性腫瘍薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性)および臨床適用を説明できる。 アルキル化薬、代謝拮抗薬、抗腫瘍抗生物質、微小管阻害薬、トポイソメラーゼ阻害薬、抗腫瘍ホルモン関連薬、白金製剤、分子標的治療薬、その他の抗悪性腫瘍薬 |
E2 | 7 | 8 | 3 | 抗悪性腫瘍薬の主な副作用(下痢、悪心・嘔吐、白血球減少、皮膚障害(手足症候群を含む)、血小板減少等)の軽減のための対処法を説明できる。 |
E2 | 7 | 8 | 4 | 代表的ながん化学療法のレジメン(FOLFOX等)について、構成薬物およびその役割、副作用、対象疾患を概説できる。 |
E2 | 7 | 8 | 8 | 以下の消化器系の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 胃癌、食道癌、肝癌、大腸癌、胆囊・胆管癌、膵癌 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 7 | 7 | 3 | 悪性腫瘍の治療における薬物治療の位置づけを概説できる。 |
E2 | 7 | 8 | 1 | 以下の抗悪性腫瘍薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性)および臨床適用を説明できる。 アルキル化薬、代謝拮抗薬、抗腫瘍抗生物質、微小管阻害薬、トポイソメラーゼ阻害薬、抗腫瘍ホルモン関連薬、白金製剤、分子標的治療薬、その他の抗悪性腫瘍薬 |
E2 | 7 | 8 | 3 | 抗悪性腫瘍薬の主な副作用(下痢、悪心・嘔吐、白血球減少、皮膚障害(手足症候群を含む)、血小板減少等)の軽減のための対処法を説明できる。 |
E2 | 7 | 8 | 4 | 代表的ながん化学療法のレジメン(FOLFOX等)について、構成薬物およびその役割、副作用、対象疾患を概説できる。 |
E2 | 7 | 8 | 8 | 以下の消化器系の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 胃癌、食道癌、肝癌、大腸癌、胆囊・胆管癌、膵癌 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 5 | 1 | 1 | 糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 5 | 1 | 1 | 糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 1 | 3 | 4 | 統合失調症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 1 | 3 | 5 | うつ病、躁うつ病(双極性障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 1 | 3 | 6 | 不安神経症(パニック障害と全般性不安障害)、心身症、不眠症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 1 | 3 | 4 | 統合失調症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 1 | 3 | 5 | うつ病、躁うつ病(双極性障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 1 | 3 | 6 | 不安神経症(パニック障害と全般性不安障害)、心身症、不眠症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 1 | 3 | 8 | 脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血)、くも膜下出血)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 1 | 3 | 8 | 脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血)、くも膜下出血)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
該当なし |
該当なし |
定期試験 | 演習範囲から出題する。マークシート形式(演習時間内)。 |
授業 | 授業回数10回 |
その他 | 4疾患に関する演習内で実施する確認試験(各25%、合計100%)に基づいて評価する。 なお、各演習における点数が、配分点に対して60%に満たない場合は不可とする。 受講態度に応じて減点することがある。 |
病院・薬局実習で関わった症例のみならず、代表的な疾患(精神疾患、糖尿病、がん、脳血管障害など)に対する薬物療法を学ぶ良い機会です。今まで学んできたこと(病態や薬物療法など)を復習しておくと学習効果が上がります。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 事前にシラバスを読んで講義内容を把握するとともに、必要に応じて関連分野(臨床医学概論、薬理学、薬物治療学、病院・薬局事前実習、病院・薬局実習など)を復習し、講義に望むこと。 事前に必要なガイドラインをダウンロードしておく場合があるので、掲示等で確認する。 |
3 | 受講後は、配布資料等を利用して復習し、理解を深めておくこと。 |
4 | 治療薬マニュアル(病院・薬局実習で使用したもの)、ノートパソコン(LANケーブル,電源ケーブルを含む)など使用する場合があるため、掲示等で確認する。 |
5 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 病院薬剤師、薬局薬剤師としての経験を踏まえて、薬物治療の実際を授業内に盛り込んで解説する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布プリント | ||
教科書 | 治療薬マニュアル(病院・薬局実習で使用したもの) | 高久史麿・矢崎義雄監修 | 医学書院 |
参考書 | 必要に応じて掲示にて指示する。 |