科目名 | : | 薬物治療学演習Ⅱ |
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英文名 | : | Applied Pharmacotherapy II |
科目概要 | : | 薬, 6年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, 月~金曜日1・2・3・4・5限, 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 尾鳥 勝也 (薬物治療学Ⅰ・教授) |
担当者 | : | 尾鳥 勝也(薬物治療学Ⅰ・教授)、岡田 信彦(微生物学・教授)、久保田 理恵(臨床薬学教育部門・教授)、西端 芳彦(非常勤教員)、小林 昌宏(薬物動態学・准教授)、川上 美好(地域医療薬学・准教授)、飯田 直幸(生化学・講師)、水口 貴章(生命薬化学・助教)、塩見 めぐみ(薬物治療学Ⅳ・助教) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP302-CP06〕 |
患者に安全・最適な薬物療法を提供するために、4年次までの講義・実習及び5年次病院・薬局実習を生かし、適切に患者情報を収集・評価し、適切な医薬情報を基に、個々の患者に適した薬物療法を評価・提案できる能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①②③④に関連する。
4年次までの講義・実習および5年次病院・薬局実習で学んできた知識や技能を生かし、各疾患の症例を題材にして、全員で患者の薬物療法の問題点を抽出・評価し、最善の解決策を考え、そのポイントを解説する。
PBL(問題解決型学習)で進めていき、最後にパワポーポイントや配布資料を用いて講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 高血圧症① ※1時限目に実施 | 川上 美好 | 7月27日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(高血圧)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
2 | 高血圧症② ※2時限目に実施 | 川上 美好 | 7月27日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(高血圧)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
3 | 心疾患①(急性心筋梗塞) ※3時限目に実施 | 久保田 理恵 | 7月27日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(急性心筋梗塞)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
4 | 心疾患②(急性心筋梗塞) ※4時限目に実施 | 久保田 理恵 | 7月27日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(急性心筋梗塞)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
5 | 感染症① ※3時限目に実施 | 小林 昌宏 | 7月29日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(感染症)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
6 | 感染症② ※4時限目に実施 | 小林 昌宏 | 7月29日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(感染症)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
7 | 免疫・アレルギー疾患① ※1時限目に実施 | 塩見 めぐみ | 7月30日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(免疫・アレルギー疾患)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
8 | 免疫・アレルギー疾患② ※2時限目に実施 | 塩見 めぐみ | 7月30日 | 患者情報や医薬情報をもとに、個々の患者(免疫・アレルギー疾患)に適した薬物療法を評価・提案できる(演習)。 | |
9 | 代表的な疾患・使用される薬剤の特徴① | 岡田 信彦 飯田 直幸 | 7月31日 | 代表的な疾患および使用される薬剤の特徴を説明できる。 | |
10 | 代表的な疾患・使用される薬剤の特徴② | 西端 芳彦 水口 貴章 | 7月31日 | 代表的な疾患および使用される薬剤の特徴を説明できる。 | |
11 | 予備日 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 3 | 1 | 4 | 以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む) |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 3 | 1 | 4 | 以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む) |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 3 | 1 | 1 | 以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群 |
E2 | 3 | 1 | 2 | 急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 1 | 3 | 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 3 | 1 | 1 | 以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群 |
E2 | 3 | 1 | 2 | 急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 1 | 3 | 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 7 | 3 | 1 | 以下の呼吸器感染症について、病態(病態生理、症状等)、感染経路と予防方法および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 上気道炎(かぜ症候群(大部分がウイルス感染症)を含む)、気管支炎、扁桃炎、細菌性肺炎、肺結核、レジオネラ感染症、百日咳、マイコプラズマ肺炎 |
E2 | 7 | 3 | 9 | 以下の薬剤耐性菌による院内感染について、感染経路と予防方法、病態(病態生理、症状等)および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 MRSA、VRE、セラチア、緑膿菌等 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 7 | 3 | 1 | 以下の呼吸器感染症について、病態(病態生理、症状等)、感染経路と予防方法および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 上気道炎(かぜ症候群(大部分がウイルス感染症)を含む)、気管支炎、扁桃炎、細菌性肺炎、肺結核、レジオネラ感染症、百日咳、マイコプラズマ肺炎 |
E2 | 7 | 3 | 9 | 以下の薬剤耐性菌による院内感染について、感染経路と予防方法、病態(病態生理、症状等)および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 MRSA、VRE、セラチア、緑膿菌等 |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 2 | 2 | 3 | 以下のアレルギー疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、消化管アレルギー、気管支喘息(重複) |
E2 | 2 | 2 | 8 | 以下の全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎、関節リウマチ(重複) |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
E1 | 3 | 0 | 1 | 代表的な疾患における薬物治療、食事療法、その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる。 |
E1 | 3 | 0 | 2 | 代表的な疾患における薬物治療の役割について、病態、薬効薬理、薬物動態に基づいて討議する。 |
E2 | 2 | 2 | 3 | 以下のアレルギー疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、消化管アレルギー、気管支喘息(重複) |
E2 | 2 | 2 | 8 | 以下の全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎、関節リウマチ(重複) |
E2 | 11 | 1 | 1 | 代表的な疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化を討議する。 |
E3 | 3 | 5 | 1 | 個別の患者情報(遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など)と医薬品情報をもとに、薬物治療を計画・立案できる。 |
該当なし |
該当なし |
定期試験 | 演習範囲から出題する。マークシート形式(演習時間内)。 |
授業 | 授業回数10回 |
その他 | 4疾患に関する演習内で実施する確認試験(各25%、合計100%)に基づいて評価する。 なお、各演習における点数が、配分点に対して60%に満たない場合は不可とする。 受講態度に応じて減点することがある。 |
病院・薬局実習で関わった症例のみならず、代表的な疾患(精神疾患、糖尿病、がん、脳血管障害など)に対する薬物療法を学ぶ良い機会です。今まで学んできたこと(病態や薬物療法など)を復習しておくと学習効果が上がります。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 事前にシラバスを読んで講義内容を把握するとともに、必要に応じて関連分野(臨床医学概論、薬理学、薬物治療学、病院・薬局事前実習、病院・薬局実習など)を復習し、講義に望むこと。 |
3 | 受講後は、配布資料等を利用して復習し、理解を深めておくこと。 |
4 | 治療薬マニュアル(病院・薬局実習で使用したもの)、ノートパソコン(LANケーブル,電源ケーブルを含む)など使用する場合があるため、掲示等で確認する。 |
5 | 【実務経験のある教員による授業】(※印が付された担当者) 病院薬剤師、薬局薬剤師としての経験を踏まえて、薬物治療の実際を授業内に盛り込んで解説する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布プリント | ||
教科書 | 治療薬マニュアル(病院・薬局実習で使用したもの) | 高久史麿・矢崎義雄監修 | 医学書院 |
教科書 | 必要に応じてノートパソコン(LANケーブル、電源ケーブルを含む) 事前に必要なガイドラインをダウンロードしておく場合がある(事前に掲示等で指示)。 | ||
参考書 | 必要に応じて掲示にて指示する。 |