Web Syllabus(講義概要)
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科目名:臨床医学概論Ⅲ
英文名:Practical Medicine Ⅲ
科目概要:薬・創薬, 4年, 前期, 必修・選択, 1単位
A, B, C, D, S, 月曜日1時限, 大村記念ホール
3201講義室
3202講義室
科目責任者:鈴木 幸男 (生体制御学・教授 ※)
担当者:鈴木 幸男 (生体制御学・教授 ※), 蓮沼 智子 (医学部 ※), 杉本 到 (北里研究所病院 ※), 月村 泰規 (北里研究所病院 ※), 山田 悟 (北里研究所病院 ※), 笠井 弘子 ( 北里研究所病院 ※), 猪又 孝元 (北里研究所病院 ※), 荒尾 彩 (北里研究所病院※), 村岡 香織 (北里研究所病院※)
備考:臨床検査技師養成科目 
生命創薬科学科については2020年度開講しない。
実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す)
〔科目ナンバリング:PP301-CP04〕

授業の目的

臨床医学の観点から、婦人科疾患、腎臓疾患、免疫疾患、リハビリテーション、皮膚科疾患、代謝性疾患、循環器疾患、骨・関節疾患の病態生理、症状、薬物治療(医薬品の選択、薬理作用、副作用)について説明できるために、基本的事項を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①④、生命創薬科学科①③に関連する。

教育内容

臨床医学の視点から、婦人科疾患、腎臓疾患、免疫疾患、リハビリテーション、皮膚科疾患、代謝性疾患、循環器疾患、骨・関節疾患について、病態生理、症状、検査、治療(薬物治療を含む)に関する基本的事項を講義する。

教育方法

パワーポイントと配布資料を用いて講義する。適宜、講義中に質疑応答を行う。

講義内容

No.講義項目担当者開講日到達目標・学習方法・内容SBO
1婦人科疾患1杉本 到
5月11日子宮内膜症、子宮筋腫、子宮癌、卵巣癌について、病態及び治療を説明できる。
2腎臓疾患荒尾 彩
5月18日急性・慢性腎不全、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、子宮体腎炎糖尿病性・薬剤性腎症について、病態及び治療を説明できる。
3婦人科疾患2杉本 到
5月25日妊娠・分娩・避妊、異常妊娠、異常分娩、不妊症について、病態及び治療を説明できる。
4リハビリテーション学村岡 香織
6月1日集学的治療の一つとして、リハビリテーション学の基礎について、説明できる。
5免疫疾患1蓮沼 智子
6月8日全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎について、病態及び治療を説明できる。
6皮膚科疾患笠井 弘子
6月15日蕁麻疹、薬疹、水疱症、乾癬、接触性皮膚炎、光線過敏症、アトピー性皮膚炎、皮膚真菌症、褥瘡について、病態及び治療を説明できる。
7代謝性疾患1山田 悟
6月22日糖尿病について、病態及び治療を説明できる。
8循環器疾患1
※1時限目に実施
猪又 孝元
6月29日高血圧症、不整脈(心房細動、WPW症候群、心室細動・粗動、房室ブロック、QT延長症候群)、急性・慢性心不全について、病態及び治療を説明できる。
9免疫疾患2蓮沼 智子
7月6日関節リウマチ、ベーチェット病、シェーグレン症候群について、病態及び治療を説明できる。
10骨・関節疾患月村 泰規
7月13日骨粗鬆症、変形性関節症、関節リウマチ、骨肉腫について、病態及び治療を説明できる。
No. 1
講義項目
婦人科疾患1
担当者
杉本 到
開講日
2020-05-11
到達目標・学習方法・内容
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮癌、卵巣癌について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2336以下の生殖器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫
E27811以下の生殖器の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 前立腺癌、子宮癌、卵巣癌
No. 2
講義項目
腎臓疾患
担当者
荒尾 彩
開講日
2020-05-18
到達目標・学習方法・内容
急性・慢性腎不全、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、子宮体腎炎糖尿病性・薬剤性腎症について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2332急性および慢性腎不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2333ネフローゼ症候群について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2335以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 慢性腎臓病(CKD)、糸球体腎炎(重複)、糖尿病性腎症(重複)、薬剤性腎症(重複)、腎盂腎炎(重複)、膀胱炎(重複)、尿路感染症(重複)、尿路結石
No. 3
講義項目
婦人科疾患2
担当者
杉本 到
開講日
2020-05-25
到達目標・学習方法・内容
妊娠・分娩・避妊、異常妊娠、異常分娩、不妊症について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2337妊娠・分娩・避妊に関連して用いられる薬物について、薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2338以下の生殖器系疾患について説明できる。 異常妊娠、異常分娩、不妊症
No. 4
講義項目
リハビリテーション学
担当者
村岡 香織
開講日
2020-06-01
到達目標・学習方法・内容
集学的治療の一つとして、リハビリテーション学の基礎について、説明できる。
SBO
F416医療チームの一員として、医師・看護師等の医療スタッフと患者の治療目標と治療方針について討議(カンファレンスや患者回診への参加等)する。
F417医師・看護師等の医療スタッフと連携・協力して、患者の最善の治療・ケア提案を体験する。
F418医師・看護師等の医療スタッフと連携して退院後の治療・ケアの計画を検討できる。
F419病院内の多様な医療チーム(ICT、NST、緩和ケアチーム、褥瘡チーム等)の活動に薬剤師の立場で参加できる。
No. 5
講義項目
免疫疾患1
担当者
蓮沼 智子
開講日
2020-06-08
到達目標・学習方法・内容
全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2228以下の全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎、関節リウマチ(重複)
No. 6
講義項目
皮膚科疾患
担当者
笠井 弘子
開講日
2020-06-15
到達目標・学習方法・内容
蕁麻疹、薬疹、水疱症、乾癬、接触性皮膚炎、光線過敏症、アトピー性皮膚炎、皮膚真菌症、褥瘡について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2631アトピー性皮膚炎について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2632皮膚真菌症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2633褥瘡について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2634以下の疾患について概説できる。 蕁麻疹(重複)、薬疹(重複)、水疱症(重複)、乾癬(重複)、接触性皮膚炎(重複)、光線過敏症(重複)
No. 7
講義項目
代謝性疾患1
担当者
山田 悟
開講日
2020-06-22
到達目標・学習方法・内容
糖尿病について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2511糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
No. 8
講義項目
循環器疾患1
※1時限目に実施
担当者
猪又 孝元
開講日
2020-06-29
到達目標・学習方法・内容
高血圧症、不整脈(心房細動、WPW症候群、心室細動・粗動、房室ブロック、QT延長症候群)、急性・慢性心不全について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2311以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群
E2312急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2314以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む)
No. 9
講義項目
免疫疾患2
担当者
蓮沼 智子
開講日
2020-07-06
到達目標・学習方法・内容
関節リウマチ、ベーチェット病、シェーグレン症候群について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2226以下の疾患について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 尋常性乾癬、水疱症、光線過敏症、ベーチェット病
E2227以下の臓器特異的自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 バセドウ病(重複)、橋本病(重複)、悪性貧血(重複)、アジソン病、1型糖尿病(重複)、重症筋無力症、多発性硬化症、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血(重複)、シェーグレン症候群
E2231関節リウマチについて、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
No. 10
講義項目
骨・関節疾患
担当者
月村 泰規
開講日
2020-07-13
到達目標・学習方法・内容
骨粗鬆症、変形性関節症、関節リウマチ、骨肉腫について、病態及び治療を説明できる。
SBO
E2231関節リウマチについて、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2232骨粗鬆症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2233変形性関節症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2234カルシウム代謝の異常を伴う疾患(副甲状腺機能亢進(低下)症、骨軟化症(くる病を含む)、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2787骨肉腫について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。

評価方法

定期試験講義範囲から出題する。マークシート方式。持ち込み禁止。
授業授業回数10回+定期試験。
臨床医学の観点から、各疾患についての基本的な概念が構築できるように講義する
その他定期試験の結果(100%)に基づいて評価する。

学生へのメッセージ

豊富な実務経験を有する第一線の臨床医による、卒業後も役に立つ実践的な講義を行う。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
2あらかじめ、関連科目(生理学、病理学、薬理学など)を復習して講義に臨むこと。
事後学習として、講義プリントをよく復習して次回の講義に備えること。
3【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者)
実臨床に当たっている医師が、自分の専門分野について講義を行っている。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書配布資料  
参考書講義プリント  
教科書
署名
配布資料
著者・編者
 
発行所
 
参考書
署名
講義プリント
著者・編者
 
発行所