Web Syllabus(講義概要)
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科目名:薬品製造化学
英文名:Synthetic Organic Chemistry
科目概要:薬・創薬, 4年, 後期, 選択, 1単位
A, B, C, D, S, 水曜日2時限, 1202講義室
科目責任者:長光 亨 (薬品製造化学・教授)
担当者:長光 亨 (薬品製造化学・教授), 大多和 正樹 (薬品製造化学・准教授)
備考:〔科目ナンバリング:PP301-CH04, PL301-CH04〕

授業の目的

これまでに多くの関連科目を通して十分な有機化学の基礎を学んできた。そこで、それらの知識を複合的に応用しながら、基本〜応用レベルの有機合成化学の反応機構を演習形式で学習する。また更に有機化学の理解を深め、未知の問題も思考を働かせることにより推論的に解答を得る力を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①、生命創薬科学科①に関連する。

教育内容

これまでに学んできた有機化学からカルボニル化合物に焦点を絞り、問題演習を通じてカルボニル基が関わる多くの化学反応の反応機構を暗記ではなく理解できるよう、講義+演習形式で進める。

教育方法

各項目の冒頭にパワーポイントと配布資料による簡単な復習(講義形式)を行った後、対応する項目に関する有機化学の反応機構問題を解く演習形式で進める。その際、周囲とディスカッションしながら進め、その解答をホワイトボードを用いプレゼンテーションする。最後に教員によるフィードバック及び補足説明を行い、より深い知識の定着を目指す。

講義内容

No.講義項目担当者開講日到達目標・学習方法・内容SBO
1カルボニルの化学①大多和 正樹
9月9日カルボニル化合物に対する求核付加反応(アセタール化反応等)を理解し、説明することができる。
2カルボニルの化学②大多和 正樹
9月16日カルボニル化合物に対する求核付加反応(有機金属試薬の付加等)を理解し、説明することができる。
3カルボニルの化学③大多和 正樹
9月23日カルボニル化合物に対する求核置換反応を理解し、説明することができる。
4応用問題演習①大多和 正樹
9月30日第3回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
5カルボニルの化学④大多和 正樹
10月7日カルボニルのエノール化に基づく反応(α-ハロゲン化等)を理解し、説明することができる。
6カルボニルの化学⑤大多和 正樹
10月14日カルボニルのエノール化に基づく反応(アルドール反応等)を理解し、説明することができる。
7カルボニルの化学⑥大多和 正樹
10月21日α,β-不飽和カルボニル化合物への共役付加反応を理解し、説明することができる。
8応用問題演習②大多和 正樹
10月28日第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
9応用問題演習③大多和 正樹
11月4日第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
10応用問題演習④大多和 正樹
11月11日第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
11予備日大多和 正樹
11月18日
No. 1
講義項目
カルボニルの化学①
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-09-09
到達目標・学習方法・内容
カルボニル化合物に対する求核付加反応(アセタール化反応等)を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 2
講義項目
カルボニルの化学②
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-09-16
到達目標・学習方法・内容
カルボニル化合物に対する求核付加反応(有機金属試薬の付加等)を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3321有機ハロゲン化合物の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3331アルコール、フェノール類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
No. 3
講義項目
カルボニルの化学③
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-09-23
到達目標・学習方法・内容
カルボニル化合物に対する求核置換反応を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 4
講義項目
応用問題演習①
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-09-30
到達目標・学習方法・内容
第3回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 5
講義項目
カルボニルの化学④
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-10-07
到達目標・学習方法・内容
カルボニルのエノール化に基づく反応(α-ハロゲン化等)を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 6
講義項目
カルボニルの化学⑤
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-10-14
到達目標・学習方法・内容
カルボニルのエノール化に基づく反応(アルドール反応等)を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 7
講義項目
カルボニルの化学⑥
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-10-21
到達目標・学習方法・内容
α,β-不飽和カルボニル化合物への共役付加反応を理解し、説明することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 8
講義項目
応用問題演習②
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-10-28
到達目標・学習方法・内容
第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 9
講義項目
応用問題演習③
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-11-04
到達目標・学習方法・内容
第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 10
講義項目
応用問題演習④
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-11-11
到達目標・学習方法・内容
第7回までの内容の包括的な応用・発展問題を解答することができる。
SBO
C3119基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。
C3341アルデヒド類およびケトン類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3342カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3343カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド)の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3371アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
No. 11
講義項目
予備日
担当者
大多和 正樹
開講日
2020-11-18
到達目標・学習方法・内容
SBO

評価方法

定期試験実施しない。
授業 
その他小テスト(10%×2回) 及び授業態度 (50%) とレポート (30%) で評価する。
正当な理由なき欠席及び遅刻は授業態度点を大幅に減点する。
また小テスト、授業態度、レポートそれぞれの点数が配分点に対して60%に満たない場合は、不可とする。

学生へのメッセージ

演習形式の本講義では、問題を解答した後にそれを解説する「知識のアウトプット=学生による解説(プレゼンテーション)」を経ることで、有機化学をより深く理解することを目標とします。その為には教科書を見ても、周りと相談しても構いません。この演習講義を通じて、実際の研究現場で用いる一見難しい反応も、これまで身に付けてきた知識で十分に理解できることが分かると思います。有機化学が苦手でも必ずフォローしますので、安心して受講して下さい。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
2必要であれば、該当範囲をこれまでに使用した有機化学の教科書等を用いて予習復習するとともに、講義に持参する。
分からない点があったら、オフィスアワーなどを最大限利用して、積極的に質問に来ること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書教材プリントを配付薬品製造化学教室北里大学薬学部
参考書(なし)  
教科書
署名
教材プリントを配付
著者・編者
薬品製造化学教室
発行所
北里大学薬学部
参考書
署名
(なし)
著者・編者
 
発行所