1 | 毒とは何か、中毒の定義と考え方、急性中毒と特徴的な症状、鑑別法、合併症 | 福本 真理子
| 9月11日 | 毒や中毒の定義、毒性の尺度、中毒の種類について説明できる。 日本における急性中毒の現状と代表的な原因物質や、トキシドローム、特徴的な中毒症状、合併症、診断方法について説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 1 | 代表的な有害化学物質の吸収、分布、代謝、排泄の基本的なプロセスについて説明できる。 | D2 | 1 | 2 | 3 | 毒性試験の結果を評価するのに必要な量-反応関係、閾値、無毒性量(NOAEL)などについて概説できる。 | E1 | 4 | 0 | 1 | 薬物の主作用と副作用、毒性との関連について説明できる。 | E1 | 4 | 0 | 2 | 薬物の副作用と有害事象の違いについて説明できる。 |
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2 | 急性中毒の診断における薬毒物分析の役割
| 福本 真理子
| 9月18日 | 中毒医療における薬毒物分析の重要性に説明できる。分析すべき急性中毒の原因物質15品目、臨床検体の取り扱い方、主な簡易検査法、定量分析法、平成26年度診療報酬改定「急性薬毒物中毒加算」について説明できる。 | |
D1 | 3 | 3 | 3 | 化学物質(重金属、残留農薬など)やカビによる食品汚染の具体例を挙げ、ヒトの健康に及ぼす影響を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 1 | 代表的な有害化学物質の吸収、分布、代謝、排泄の基本的なプロセスについて説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 |
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3 | 科学捜査に有用な分析的アプローチ(公開講義) | 石澤 不二雄
| 9月25日 | 科学捜査や法医学領域で必要とされている薬学的知識、分析技術について列挙できる。科捜研で活かせる薬学の専門性について説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 3 | 重金属、PCB、ダイオキシンなどの代表的な有害化学物質や農薬の急性毒性、慢性毒性の特徴について説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 4 | 重金属や活性酸素による障害を防ぐための生体防御因子について具体例を挙げて説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 |
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4 | 医薬品による急性中毒と標準治療・解毒薬
| 福本 真理子
| 10月2日 | 頻度の高い急性中毒起因薬物や一般用医薬品による中毒の毒性、中毒症状、鑑別法、治療法を説明できる。急性中毒に対する標準的な治療法、代表的な解毒薬について列挙できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 1 | 代表的な有害化学物質の吸収、分布、代謝、排泄の基本的なプロセスについて説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 |
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5 | 生活の中で起こる急性中毒、伴侶動物、家畜動物の中毒とその対策 | 福本 真理子
| 10月9日 | タバコなど家庭用品、生活化学物質の誤用、インターネットを介して入手した医薬品や健康食品、NBCテロによる中毒とその対策について説明できる。ヒトと動物との中毒メカニズムの違い、伴侶動物(ペット)に多い中毒とその予防、家畜動物の中毒を説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 2 | 1 | 個々の化学物質の使用目的に鑑み、適正使用とリスクコミュニケーションについて討議する。 | D2 | 2 | 5 | 2 | 室内環境と健康との関係について説明できる。 |
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6 | 毒物や化学物質混入事例に学ぶ | 福本 真理子
| 10月16日 | シアン化合物、アジ化ナトリウム、メタノールなどの代表的な毒物や、ジエチレングリコール、メラミンなどの毒物の混入事件の概要、原因物質の毒性、中毒症状、分析法、治療法を説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 5 | 薬物の乱用による健康への影響について説明し、討議する。 | D2 | 1 | 2 | 2 | 化学物質の毒性を評価するための主な試験法を列挙し、概説できる。 |
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7 | 休講 | | 10月23日 | | |
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8 | 自然毒・食品による急性中毒とその対策 | 福本 真理子
| 10月30日 | 有毒動植物の誤食、食品の微量有毒成分、食品に混入した有毒物質による中毒とその対策を列挙できる。アルカロイドをはじめとする代表的な毒性成分の毒性と鑑別法について説明できる。魚介類の誤食による中毒とその対策を列挙できる。 | |
D1 | 3 | 3 | 2 | 食中毒の原因となる代表的な自然毒を列挙し、その原因物質、作用機構、症状の特徴を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 1 | 代表的な有害化学物質の吸収、分布、代謝、排泄の基本的なプロセスについて説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 |
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9 | 休講 | | 11月6日 | | |
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10 | 金属・元素物質による中毒とその対策 | 福本 真理子
| 11月13日 | ヒ素、タリウム、鉛、鉄などの金属や元素物質による急性、慢性毒性、中毒症状、分析法、キレート剤による治療法を説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 3 | 重金属、PCB、ダイオキシンなどの代表的な有害化学物質や農薬の急性毒性、慢性毒性の特徴について説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 |
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11 | 農薬による急性中毒、化学生物兵器テロとその対策 | 福本 真理子
| 11月20日 | 代表的な農薬による中毒の毒性、中毒症状、鑑別法、治療法を説明できる。化学生物兵器の種類と毒性、治療法を説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 3 | 重金属、PCB、ダイオキシンなどの代表的な有害化学物質や農薬の急性毒性、慢性毒性の特徴について説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 |
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12 | 有毒ガスによる急性中毒とその対策
| 福本 真理子
| 11月27日 | 一酸化炭素、硫化水素、ヘリウムなどの有害ガスによる中毒の毒性、中毒症状、鑑別方法、治療法を説明できる。 | |
D2 | 1 | 1 | 1 | 代表的な有害化学物質の吸収、分布、代謝、排泄の基本的なプロセスについて説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 2 | 4 | 1 | 主な大気汚染物質を列挙し、その推移と発生源、健康影響について説明できる。 |
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13 | 中毒医療における薬毒物分析(トライエージDOA等の演習を含む)と解毒薬の調整 ※4時限目に実施
| 福本 真理子
| 12月4日 | 薬毒物スクリーニングキットの使い方や、活性炭や代表的な解毒薬の調製方法を説明できる。乱用薬物用検査キットの実習、解毒薬、活性炭の試飲を行う。 | |
D2 | 1 | 1 | 6 | 代表的な中毒原因物質の解毒処置法を説明できる。 | D2 | 1 | 1 | 7 | 代表的な中毒原因物質(乱用薬物を含む)の試験法を列挙し、概説できる。 | E2 | 11 | 1 | 2 | 過剰量の医薬品による副作用への対応(解毒薬を含む)を討議する。 |
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