科目名 | : | 臨床統計学特別講義 |
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英文名 | : | Special Lecture on Biostatistics |
科目概要 | : | 博士後期_薬科専_臨統コ, 博士後期課程, 通年, 必修, 2単位 |
科目責任者 | : | 竹内 正弘 (臨床統計学・教授) |
担当者 | : | 竹内 正弘 (臨床統計学・教授), 道前 洋史 (臨床統計学・講師) |
備考 | : |
臨床統計学の専門家として独立できるために、臨床試験データを適正に解析・評価できる能力を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻博士後期課程②③④に関連する。
臨床試験で特に必要とされる統計解析方法を講義する。
パワーポイントと配布資料を用いて講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 確率と期待値 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月15日 | 確率、確率変数、期待値について説明できる。 |
2 | 大数の法則と中心極限定理 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月15日 | 確率論の極限定理(大数の法則と中心極限定理)の証明を理解できる。 |
3 | 推定量の性質 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月22日 | 最小二乗法、最尤法、モーメント法など推定量の構成法を説明できる。推定量の十分性、不偏性の性質を理解する。 |
4 | 区間と仮説検定 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月22日 | 信頼区間の構成方法を説明できる。仮説検定の枠組み、ネイマン・ピアソンの補題、一様最強力検定を理解する。代表的な仮説検定を理解する。 |
5 | 検定 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月29日 | Wald検定、スコア検定、尤度比検定を理解する。 |
6 | 多群比較、多重性の調整 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 5月29日 | 分散分析、多重性の調整について説明できる。 |
7 | ノンパラメトリック検定 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月5日 | ブートストラップ法、並べ替え検定、順位和検定について理解する。 |
8 | 一般化線形モデル | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月5日 | 線形モデルを拡張した一般化線形モデルを理解できる。 |
9 | 一般化線形混合モデル | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月12日 | 一般化線形モデルを拡張した一般化線形混合モデルを理解できる。 |
10 | カプランマイヤー法 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月12日 | 生存時間データ、カプランマイヤー推定量について説明できる。 |
11 | Cox比例ハザードモデル | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月19日 | Cox比例ハザードモデル、ハザード比、共変量調整について説明できる。 |
12 | ログランク検定 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月19日 | 生存時間解析におけるログランク検定の枠組みについて理解する。 |
13 | 経時データ解析 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月26日 | 混合効果モデルを用いた経時データ解析について理解する。 |
14 | 症例数設計 | 竹内 正弘 道前 洋史 | 6月26日 | 臨床試験デザインに必要な症例数設計の原理を学び、症例数設計ができる。 |
15 | 演習・まとめ | 竹内 正弘 道前 洋史 | 7月3日 | 統計ソフトを用いた演習と講義のまとめを行う。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 博士論文を評価する(100%)。 |
臨床試験データを適正に解析し、その結果を的確に説明するために必要な知識を身に付けます。統計ソフトを用いた演習も併せて行い、理解を深めること。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】 |
2 | 配付資料を熟読して講義に出席すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |