科目名 | : | 医薬品化学特別講義 |
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英文名 | : | Special Lecture on Pharmaceutical Technology |
科目概要 | : | 博士後期_薬科専_薬科コ, 博士後期課程, 通年, 必修, 2単位 |
科目責任者 | : | 牧野 一石 (医薬品化学・教授) |
担当者 | : | 牧野 一石 (医薬品化学・教授), 山本 大介 (医薬品化学・講師), 嶋田 修之 (医薬品化学・講師) |
備考 | : |
原子を制御して新たな分子を生み出す分子変換に関する知識は医薬品や農薬などのファインケミカルを生産するために重要である。この授業では、生物活性をもつ有機分子を独自に合成できるための能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻博士後期課程②③④に関連する。
有機合成を行うための最先端の技法を説明する。
パワーポイントでスライドを作成し、プレゼンテーションを行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 有機合成化学の基礎1 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 5月16日 | 代表的な炭素-炭素結合形成反応について列挙し、その反応機構を説明できる。 |
2 | 有機合成化学の基礎2 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 5月23日 | 有機分子への代表的な窒素官能基導入法について列挙し、その反応機構を説明できる |
3 | 有機合成化学の基礎3 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 5月30日 | 有機分子への代表的な酸素官能基導入法について列挙し、その反応機構を説明できる |
4 | 有機立体化学の基礎 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 6月6日 | Zimmerman-Traxler六員環遷移状態モデル、Felkin-Anh付加、Chelationコントロール、1,3-allylic strainについて説明できる。 |
5 | 有機金属化学の基礎1 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 6月13日 | 有機金属錯体化学の基礎となる18電子則、ハプト数、酸化数、形式電荷、供与電子数について説明できる。 |
6 | 有機金属化学の基礎2 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 6月20日 | 配位子交換反応、酸化的付加反応、還元的脱離反応、転位挿入反応、β-脱離反応、トランスメタル化反応、付加環化(メタセシス)反応について説明できる。 |
7 | 有機金属化学の基礎2 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 6月27日 | 鈴木-宮浦カップリング反応、Heck反応、辻-Trostアリル位置換反応、Wacker反応に代表される有機金属錯体による触媒反応及び反応機構について説明できる。 |
8 | 有機金属錯体を用いる生物活性物質の化学合成 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 7月4日 | 有機金属錯体を用いる生物活性物質の化学合成に関する最近の進歩について説明できる。 |
9 | 有機分子触媒の化学 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 7月11日 | 有機分子触媒の最近の進歩について説明できる。 |
10 | ラジカル反応の基礎 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 7月18日 | ラジカル反応の理論と有機合成への応用について説明できる。 |
11 | 糖質化学の基礎 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 7月25日 | 糖質化学の最近の進歩について説明できる。 |
12 | ペプチド化学の基礎 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 9月12日 | ペプチド化学の最近の進歩について説明できる。 |
13 | 酸素分子を反応剤として用いる触媒反応の開発 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 9月19日 | 酸素分子を反応剤として用いる有機金属錯体が触媒する化学反応について説明できる。 |
14 | 有機ホウ素化合物の化学1 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 9月26日 | 有機ホウ素化合物の合成法及び触媒反応への応用について説明できる。 |
15 | 有機ホウ素化合物の化学2 | 牧野 一石 山本 大介 嶋田 修之 | 10月3日 | 生体分子を認識する有機ホウ素化合物の設計と分析法について説明できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 講義への取り組み姿勢(40%)、プレゼンテーション能力(60%)により評価する。 |
討論の時間を確保しますので、積極的な議論への参加を希望します。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】 |
2 | 予習としては国際的な学術雑誌であるJournal of the American Chemical Society,Chemical Reviews, Angewandte Chemie International Edition, Chemical Society Reviews, Accounts of Chemical Researchを通読し、専門分野のみばかりではく、幅広い知識を身に着けることを心掛けること。 復習としては、講義項目に関連するオリジナル論文を通読すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |