科目名 | : | 微生物薬品化学特別講義 |
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英文名 | : | Special Lecture on Microbial Chemistry |
科目概要 | : | 博士後期_薬科専_薬科コ, 博士後期課程, 通年, 必修, 2単位 |
科目責任者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授) |
担当者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授), 小山 信裕 (微生物薬品製造学・講師), 大手 聡 (微生物薬品製造学・講師), 小林 啓介 (微生物薬品製造学・講師) |
備考 | : |
様々な疾患に対して、微生物由来の生物活性天然物に関する特別講義を通し、独立した研究者としての研究能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻博士後期課程②③④に関連する。
本特別講義では、感染症や生活習慣病に関する創薬研究のほか、微生物代謝産物の探索に用いられる最新の手法について講義する。
パワーポイントと配布資料を用いて講義を進める。グループディスカッションを交える場合もある。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 生物資源からの有用機能分子の開発 | 小山 信裕 | 5月11日 | 生物資源(微生物や海洋生物など)からどのような機能分子や創薬リード分子が得られてきたのか理解し、実例を挙げて説明できる。 |
2 | ゲノムマイニングによる微生物代謝産物の発見 | 小山 信裕 | 5月18日 | 微生物ゲノム解析により多数の二次代謝産物をコードする遺伝子の存在が明らかとなったが、それをどのように利用し応用できるのかを理解し、説明できる。 |
3 | 結核・非結核性抗酸菌症の動向と対策 | 小山 信裕 | 5月25日 | 国内外でのこれら疾患の動向、創薬戦略や創薬の現状を理解し、説明できる。 |
4 | 薬剤耐性(AMR)の動向と対策 | 小山 信裕 | 6月1日 | 国内外でのAMRの動向、創薬戦略や創薬の現状を理解し、説明できる。 |
5 | 微生物由来の抗酸菌症治療薬の開拓 | 小山 信裕 | 6月8日 | 臨床で問題となっている抗酸菌症の病態や治療薬のほか、最近の研究動向(探索研究や作用機序研究)についても理解し、説明ができる。 |
6 | 薬剤耐性(AMR)菌に関する創薬研究 | 小山 信裕 | 6月15日 | 薬剤耐性(AMR)菌の現況や新薬開発の動向について理解し、説明ができる。 |
7 | 微生物代謝産物のメタボロミクス研究 | 小山 信裕 | 6月22日 | 包括的な機器分析手法や微生物代謝産物のケミカルスペースについて理解し、説明ができる。 |
8 | 微生物の中に眠る未利用機能性物質に関する研究 | 小山 信裕 | 6月29日 | 微生物の休眠遺伝子の活性化を利用した物質生産技術やその応用例について理解し、説明ができる。 |
9 | 天然物のケミカルバイオロジー研究 | 小山 信裕 | 9月7日 | ケミカルバイオロジー研究の解析手法のみならず先駆的な成果について理解し、説明ができる。 |
10 | 微生物の新規分離法に関する研究 | 小山 信裕 | 9月14日 | 自然環境からの微生物の新しい分離技術やその応用例について理解し、説明できる。 |
11 | ヒトマイクロバイオームと創薬研究 | 小山 信裕 | 9月28日 | ヒトマイクロバイオームを利用した創薬研究について理解し、説明できる。 |
12 | 真菌症の予防治療薬に関する研究 | 小山 信裕 | 10月5日 | 抗真菌薬の現状や問題点について理解し、説明できる。 |
13 | 最新のがん研究 | 小林 啓介 | 10月12日 | 社会問題となっている悪性腫瘍に対する抗がん剤研究を理解し、説明できる。 |
14 | 骨系統疾患とその治療薬について | 大手 聡 | 10月19日 | 最近の骨系統疾患とその治療薬および作用機序について理解し、説明できる。 |
15 | 最新のオートファジー研究 | 小林 啓介 | 11月16日 | オートファジーの分子機構、生理的意義および疾患との関連性のほか、創薬研究の動向について理解し、説明できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | レポート(100%) |
本特別講義では微生物薬品化学の研究分野に限定せず関連する研究分野さらには広く社会で問題になっている疾患や治療について研究分野を対象に外部講師も積極的に招待し、最先端の研究成果を学習する。微生物資源化合物から基礎研究や創薬研究の面でどのようなアプローチ方法があるのかまでを考えて欲しいと思います。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】 |
2 | 予習:重要疾患について文献調査し、収集し、理解しておく。講義内容(特に外部講師からの研究成果)によっては、創薬という観点で疾患治療の解決案(治療薬開発のスクリーニング等)を提案する。 復習:疾患治療薬開発方法(スクリーニング方法)について情報を収集する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |