科目名 | : | 分析科学Ⅲ |
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英文名 | : | Analytical Sciences Ⅲ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 3年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, S, 火曜日1時限, 1501大講義室 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 加藤 くみ子 (分析化学・教授 ※) |
担当者 | : | 加藤 くみ子 (分析化学・教授 ※), 片根 真澄 (医薬研究施設・准教授), 宮本 哲也 (分析化学・講師) |
備考 | : | 臨床検査技師養成科目 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-PC03, PL301-PC03〕 |
日本薬局方収載の医薬品や生体関連物質の定性・定量結果及び各種物理学的画像診断の結果を適切に解釈できるようになるために、生物学的分析法、遺伝子分析法、画像診断法、臨床分析法について、原理、特徴及び操作法を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①、生命創薬科学科①に関連する。
臨床分析の分野で用いられる主な分析法(免疫化学的測定法、酵素的分析法、遺伝子分析法、画像診断法、ドライケミストリーなど)の基本原理や操作法を講義する。また、臨床分析の準備に重要な、試料の前処理法や臨床分析における精度管理等を講義する。
パワーポイントや配布資料等を用いて講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 生物学的分析法 :免疫化学的測定法 | 加藤 くみ子 | 5月12日 | 免疫反応を用いた分析法の原理や特徴、種類や操作法を説明できる。 | |
2 | 生物学的分析法 :免疫化学的測定法 | 加藤 くみ子 | 5月19日 | 免疫反応を用いた分析法の検出法とその特徴を説明できる。 | |
3 | 生物学的分析法 :酵素的分析法 | 宮本 哲也 | 5月26日 | 酵素を用いた分析法の原理と特徴、酵素を用いた分析法の具体例を説明できる。 | |
4 | 生物学的分析法 :遺伝子分析法 | 宮本 哲也 | 6月2日 | 遺伝子分析法の代表的な例を挙げその原理と特徴を説明できる。 | |
5 | 生物学的分析法 :顕微分析法 | 加藤 くみ子 | 6月9日 | 顕微分析法の原理と特徴を説明できる。 | |
6 | 画像診断法 :超音波診断法・MRI | 加藤 くみ子 | 6月16日 | 超音波診断法の原理と特徴を説明できる。 Magnetic Resonance Imaging(MRI)の原理と特徴を説明できる。 | |
7 | 画像診断法 :物理学的診断法 | 加藤 くみ子 | 6月23日 | その他の物理学的診断法の原理と特徴を概説できる。 | |
8 | 臨床分析法(1) :前処理法 | 宮本 哲也 | 6月30日 | 臨床分析の内容と特徴を説明できる。 分析目的に即した試料の前処理法を説明できる。 | |
9 | 臨床分析法(2) :分析法バリデーション・標準物質・精度管理 | 片根 真澄 | 7月7日 | 分析法バリデーションについて説明できる。 臨床分析における標準物質と精度管理の意義を説明できる。 | |
10 | 臨床分析法(3) :センサー・ドライケミストリー | 片根 真澄 | 7月14日 | 代表的なセンサーの原理、操作法及び応用例を説明できる。 ドライケミストリーの原理、操作法及び応用例を説明できる。 |
C2 | 6 | 2 | 2 | 免疫化学的測定法の原理を説明できる。 |
C2 | 6 | 2 | 2 | 免疫化学的測定法の原理を説明できる。 |
C2 | 6 | 2 | 3 | 酵素を用いた代表的な分析法の原理を説明できる。 |
C2 | 6 | 2 | 3 | 酵素を用いた代表的な分析法の原理を説明できる。 |
C6 | 4 | 6 | 1 | 遺伝子工学技術(遺伝子クローニング、cDNAクローニング、PCR、組換えタンパク質発現法など)を概説できる。 |
C6 | 4 | 6 | 1 | 遺伝子工学技術(遺伝子クローニング、cDNAクローニング、PCR、組換えタンパク質発現法など)を概説できる。 |
C2 | 6 | 2 | 5 | 代表的な画像診断技術(X線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。 |
C2 | 6 | 2 | 5 | 代表的な画像診断技術(X線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。 |
C2 | 6 | 1 | 1 | 分析目的に即した試料の前処理法を説明できる。 |
C2 | 1 | 1 | 3 | 分析法のバリデーションについて説明できる。 |
C2 | 6 | 1 | 2 | 臨床分析における精度管理および標準物質の意義を説明できる。 |
C2 | 6 | 2 | 1 | 臨床分析で用いられる代表的な分析法を列挙できる。 |
C2 | 6 | 2 | 4 | 代表的なドライケミストリーについて概説できる。 |
定期試験 | 定期試験 (100%) |
授業 | |
その他 |
「分析科学 Ⅲ」は、分析法のなかでも特に臨床現場で用いられる分析法を取り上げている。本科目では、それぞれの方法の原理をしっかり理解したうえで、それぞれの特徴を勉強してほしい。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 1)教科書の該当箇所を事前に良く読んで理解しておくこと。 2)前学期までの関連科目(分析科学I, II)の内容を良く復習しておくこと。 3)受講後は教科書、配布資料を利用して受講内容を復習し、理解を深めておくこと。 |
3 | 授業においては、プリント等を配布する。 |
4 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 企業での医薬品分析や国立研究所での日本薬局方試験法原案作成の経験を踏まえ、各種分析法の原理や応用事例の解説を行う。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | パートナー分析化学 Ⅰ、Ⅱ | 山口ら | 南江堂 |
参考書 | 基礎薬学分析化学Ⅰ、Ⅱ | 中村ら | 廣川書店 |
参考書 | 物理系薬学 Ⅱ、Ⅲ | 佐治ら | 東京化学同人 |
参考書 | コアカリ対応分析化学 | 前田ら | 丸善 |
参考書 | 第17改正日本薬局方解説書 | 廣川書店 |