科目名 | : | 構造生命科学 |
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英文名 | : | Structural Life Science |
科目概要 | : | 薬・創薬, 3年, 前期, 選択・必修, 1単位 A, B, C, D, S, 月曜日2時限, 1501大講義室 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 志鷹 真由子 (生物分子設計学・教授) |
担当者 | : | 志鷹 真由子 (生物分子設計学・教授), 下山 紘充 (生物分子設計学・助教), 清田 泰臣 (生物分子設計学・助教), 大田 雅照 (非常勤教員 ※) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-PC03, PL301-PC03〕 |
タンパク質の立体構造情報を創薬研究で活用するために、タンパク質の立体構造、タンパク質と薬物の相互作用を学習する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①、生命創薬科学科①に関連する。
生命現象の主役であるタンパク質は、立体構造をとることにより機能を発現しているため、構造情報の理解は創薬において重要である。本講義では、タンパク質の立体構造の基礎、構造情報の創薬への応用などを講義する。
パワーポイントと配付資料を活用しながら、講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | タンパク質の立体構造の基礎 | 志鷹 真由子 | 5月11日 | タンパク質の立体構造の基礎を理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C6-④-3 | |
2 | タンパク質のX 線結晶構造解析① | 清田 泰臣 | 5月18日 | X 線結晶構造解析の原理を理解し、説明できる。 | |
3 | タンパク質のX 線結晶構造解析② | 清田 泰臣 | 5月25日 | X 線結晶構造解析をタンパク質に応用する場合の原理・技術を理解し、説明できる。 | |
4 | タンパク質のフォールディング | 下山 紘充 | 6月1日 | タンパク質の折れ畳み過程や自由度について理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C1-⑥-1、Adv-C1-⑥-2 | |
5 | タンパク質のダイナミクス | 下山 紘充 | 6月8日 | タンパク質のダイナミクス・相互作用について理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C1-⑥-1、Adv-C1-⑥-2 | |
6 | 分子シミュレーション | 下山 紘充 | 6月15日 | タンパク質の分子シミュレーションの基礎を理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C1-⑥-1、Adv-C1-⑥-2 | |
7 | 構造バイオインフォマティクス① | 志鷹 真由子 | 6月22日 | アミノ酸配列、立体構造、機能の関係を理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C6-④-1、Adv-C6-⑤-2 | |
8 | タンパク質と薬物の相互作用① | 大田 雅照 志鷹 真由子 | 6月29日 | タンパク質と薬物間に働く相互作用として重要な水素結合について理解し、説明できる。 | |
9 | タンパク質と薬物の相互作用② | 大田 雅照 志鷹 真由子 | 7月6日 | タンパク質と薬物間に働く相互作用として重要なエントロピー的な相互作用について理解し、説明できる。 | |
10 | ※休講 | 志鷹 真由子 | 7月13日 | ||
11 | 構造バイオインフォマティクス② | 志鷹 真由子 | 7月20日 | アミノ酸配列、立体構造、機能の関係を理解し、説明できる。 ※SBO Adv-C6-④-3、Adv-C6-⑤-2 |
C6 | 2 | 3 | 1 | アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。 |
C6 | 2 | 4 | 1 | タンパク質の構造(一次、二次、三次、四次構造)と性質を説明できる。 |
C1 | 1 | 3 | 1 | 電磁波の性質および物質との相互作用を説明できる。 |
C1 | 1 | 3 | 5 | 光の散乱および干渉について説明できる。 |
C1 | 1 | 3 | 6 | 結晶構造と回折現象について概説できる。 |
C2 | 4 | 4 | 1 | X線結晶解析の原理および応用例を概説できる。 |
C2 | 4 | 4 | 2 | 粉末X線回折測定法の原理と利用法について概説できる。 |
C1 | 1 | 3 | 1 | 電磁波の性質および物質との相互作用を説明できる。 |
C1 | 1 | 3 | 5 | 光の散乱および干渉について説明できる。 |
C1 | 1 | 3 | 6 | 結晶構造と回折現象について概説できる。 |
C2 | 4 | 4 | 1 | X線結晶解析の原理および応用例を概説できる。 |
C2 | 4 | 4 | 2 | 粉末X線回折測定法の原理と利用法について概説できる。 |
C1 | 1 | 2 | 1 | ファンデルワールス力について説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 2 | 静電相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 3 | 双極子間相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 4 | 分散力について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 5 | 水素結合について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 6 | 電荷移動相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 7 | 疎水性相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 1 | ファンデルワールス力について説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 2 | 静電相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 3 | 双極子間相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 4 | 分散力について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 5 | 水素結合について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 6 | 電荷移動相互作用について例を挙げて説明できる。 |
C1 | 1 | 2 | 7 | 疎水性相互作用について例を挙げて説明できる。 |
定期試験 | 定期試験の成績により評価します(100%)。 |
授業 | |
その他 |
積極的な態度で講義に臨んでください。
わからない点があれば、質問に来てください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 講義資料を用いて前回までの講義内容の理解を深め、次回の講義に備えてください。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 創薬研究の経験を活かし、タンパク質と薬物の相互作用について講義を実施する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料 | ||
参考書 | タンパク質の立体構造入門 | 藤博幸 編 | 講談社 |
参考書 | タンパク質のX線結晶解析法 | J.ドレント 著 竹中章朗、勝部幸輝、笹田義夫、岩槻壮市 訳 | 丸善出版 |