科目名 | : | 薬物治療学Ⅰ |
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英文名 | : | Pharmacotherapy Ⅰ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 3年, 前期, 必修・選択, 1単位 A, B, C, D, S, 月曜日1時限, 1501大講義室 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 厚田 幸一郎 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※) |
担当者 | : | 厚田 幸一郎 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※), 久保田 理恵 (臨床薬学教育部門・教授 ※), 岩澤 真紀子 (医薬品情報学・准教授 ※), 青木 学一 (薬物治療学Ⅳ・講師 ※), 安藤 航 (薬物治療学Ⅳ・助教 ※), 中野 雅 (北里研究所病院 ※), 小松 敏彰 (北里大学病院 ※) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-CP03, PL301-CP03〕 |
各疾病に対する薬物療法の妥当性を適切に評価するために、疾病の発生機序や病態に基づいた薬物療法の基礎的知識を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①④、生命創薬科学科①に関連する。
医療機関勤務経験のある講師により、心臓・血管系疾患、消化器系疾患、腎・泌尿生殖器系疾患を講義する。
パワーポイントと配布資料、視聴覚メディアを活用しながら、講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 心臓・血管系疾患(1) | 岩澤 真紀子 | 5月11日 | ・以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む)。 | |
2 | 消化器系疾患(1) 2020-05‐18(月)1時限から2020-05-19(火)2時限に変更 | 中野 雅 | 5月19日 | ・以下の上部消化器疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)、消化性潰瘍、胃炎。・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 | |
3 | 消化器系疾患(2) 2020-05-25(月)1時限から2020-05-26(火)2時限に変更 | 中野 雅 | 5月26日 | ・機能性消化管障害(過敏性腸症候群を含む)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作体液の組成とその電解質の過不足を判断して補正できる。 ・便秘・下痢について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・悪心・嘔吐について、治療薬及び関連薬物(催吐薬)の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・痔について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。(・以下の消化器感染症について、病態(病態生理、症状等)及び薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる病原性大腸菌感染症、食中毒、ヘリコバクター・ピロリ感染症、赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフス、偽膜性大腸炎) | |
4 | 心臓・血管系疾患(2) | 小松 敏彰 | 6月1日 | ・以下の不整脈及び関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群 | |
5 | 心臓・血管系疾患(3) | 小松 敏彰 | 6月8日 | ・急性及び慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 | |
6 | 心臓・血管系疾患(4) | 小松 敏彰 | 6月15日 | ・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。・以下の疾患について概説できる。閉塞性動脈硬化症(ASO)、心原性ショック、弁膜症、先天性心疾患。 | |
7 | 消化器系疾患(3) | 安藤 航 | 6月22日 | ・肝疾患(肝炎・、肝硬変(ウイルス性を含む)、薬剤性肝障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・膵炎について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・胆道疾患(胆石症、胆道炎)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 (・以下の消化器感染症について、病態(病態生理、症状等)及び薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる急性虫垂炎、胆のう炎、胆管炎)。 | |
8 | 腎・泌尿生殖器系疾患(1) | 青木 学一 | 6月29日 | ・利尿薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び臨床適用を説明できる。 ・急性及び慢性腎不全、慢性腎臓病(CKD)、について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 | |
9 | 腎・泌尿生殖器系疾患(2) | 久保田 理恵 | 7月6日 | ・過活動膀胱及び低活動膀胱について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。・以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。腎盂腎炎、膀胱炎、尿路感染症、尿路結石。 ・以下の生殖器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫・妊娠・分娩・避妊に関連して用いられる薬物について、薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・以下の生殖器系疾患について説明できる。異常妊娠、異常分娩、不妊症。 | |
10 | 腎・泌尿生殖器系疾患(3) | 青木 学一 | 7月13日 | ・ネフローゼ症候群について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 ・以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)及び病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。糸球体腎炎(重複)、糖尿病性腎症(重複)、薬剤性腎症(重複)。 | |
11 | 予備日 |
E2 | 3 | 1 | 4 | 以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む) |
E2 | 4 | 2 | 1 | 以下の上部消化器疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)、消化性潰瘍、胃炎 |
E2 | 4 | 2 | 2 | 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 6 | 機能性消化管障害(過敏性腸症候群を含む)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 7 | 便秘・下痢について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 8 | 悪心・嘔吐について、治療薬および関連薬物(催吐薬)の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 9 | 痔について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 7 | 3 | 2 | 以下の消化器感染症について、病態(病態生理、症状等)および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 急性虫垂炎、胆囊炎、胆管炎、病原性大腸菌感染症、食中毒、ヘリコバクター・ピロリ感染症、赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフス、偽膜性大腸炎 |
E2 | 3 | 1 | 1 | 以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群 |
E2 | 3 | 1 | 2 | 急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 1 | 3 | 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 1 | 5 | 以下の疾患について概説できる。 閉塞性動脈硬化症(ASO)、心原性ショック、弁膜症、先天性心疾患 |
E2 | 4 | 2 | 3 | 肝疾患(肝炎、肝硬変(ウイルス性を含む)、薬剤性肝障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 4 | 膵炎について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 4 | 2 | 5 | 胆道疾患(胆石症、胆道炎)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 7 | 3 | 2 | 以下の消化器感染症について、病態(病態生理、症状等)および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 急性虫垂炎、胆囊炎、胆管炎、病原性大腸菌感染症、食中毒、ヘリコバクター・ピロリ感染症、赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフス、偽膜性大腸炎 |
E2 | 3 | 3 | 1 | 利尿薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。 |
E2 | 3 | 3 | 2 | 急性および慢性腎不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 3 | 5 | 以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 慢性腎臓病(CKD)、糸球体腎炎(重複)、糖尿病性腎症(重複)、薬剤性腎症(重複)、腎盂腎炎(重複)、膀胱炎(重複)、尿路感染症(重複)、尿路結石 |
E2 | 3 | 3 | 4 | 過活動膀胱および低活動膀胱について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 3 | 5 | 以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 慢性腎臓病(CKD)、糸球体腎炎(重複)、糖尿病性腎症(重複)、薬剤性腎症(重複)、腎盂腎炎(重複)、膀胱炎(重複)、尿路感染症(重複)、尿路結石 |
E2 | 3 | 3 | 6 | 以下の生殖器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫 |
E2 | 3 | 3 | 7 | 妊娠・分娩・避妊に関連して用いられる薬物について、薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 3 | 8 | 以下の生殖器系疾患について説明できる。 異常妊娠、異常分娩、不妊症 |
E2 | 3 | 3 | 3 | ネフローゼ症候群について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
E2 | 3 | 3 | 5 | 以下の泌尿器系疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 慢性腎臓病(CKD)、糸球体腎炎(重複)、糖尿病性腎症(重複)、薬剤性腎症(重複)、腎盂腎炎(重複)、膀胱炎(重複)、尿路感染症(重複)、尿路結石 |
定期試験 | 定期試験(100%)で評価する。 |
授業 | |
その他 | 受講態度に応じて減点することがある。 |
この科目では、病気の発症機序や病態、薬物の薬理作用等、それぞれ別々に学んできたことを統合して考え、適切な薬物療法を行っていくための知識を身に付けます。今まで学んできた内容を復習しておくと学習効果が上がります。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 事前にシラバスを読んで講義内容を把握するとともに、必要に応じて関連分野(生理学、解剖学、薬理学など)を復習し、講義に望むこと。 受講後は、配布資料、教科書、参考書等を利用して復習し、理解を深めておくこと。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 医療現場で得た知識と経験を踏まえて授業を行っている。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布プリント | ||
教科書 | 病気と薬物療法(循環器疾患・救急/血液疾患) | 厚田幸一郎(監修) | オーム社 |
参考書 | 病気と薬物療法(泌尿器・生殖器疾患/感覚器疾患) | 厚田幸一郎(監修) | オーム社 |