科目名 | : | 薬と仕事Ⅱ |
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英文名 | : | Career Development as Pharmacy Profession Ⅱ |
科目概要 | : | 薬, 2年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, 火曜日1時限, 2202大講義室 2201大講義室 |
科目責任者 | : | 平山 武司 (薬物治療学Ⅲ・教授 ※) |
担当者 | : | 平山 武司 (薬物治療学Ⅲ・教授 ※), 吉山 友二 (地域医療薬学・特任教授 ※), 川野 千尋 (薬物治療学Ⅰ・助教 ※), 飛田 夕紀 (薬物治療学Ⅲ・助教 ※), 鳥井 晋三 (医学部 ※), 間宮 清 (非常勤教員 ※), 箱田 美知恵 (北里大学病院※) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-CP02〕 |
生命(いのち)に関わる職種に就くことを自覚するために、薬害や医療に関するリスクマネジメントなどの問題を通して、薬剤師の役割を考え、医療人としての高い倫理観を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①②④に関連する。
多種多様な立場から医療倫理、薬剤師業務、医療に関するリスクマネジメント、薬害を講義する。
パワーポイントと配布資料、視聴覚メディアを活用しながら、講義形式ですすめる。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 医療倫理 -医療と薬剤師に関わる倫理- | 平山 武司 | 5月12日 | 薬の危険性に関心を持つことができる。 医療倫理の重要性を説明できる。 | |
2 | リスクマネジメント(1) -医師の役割- 2020-05-19(火)1時限目から 2020-05-18(月)2時限目へ変更 | 鳥井 晋三 | 5月18日 | 医療事故防止に向けた医師の役割を説明できる。 医療事故防止に向けた医療関係者間の連携の必要性を説明できる。 | |
3 | リスクマネジメント(2) -看護師の役割- | 箱田 美知恵 | 5月26日 | 医療事故防止に向けた看護師の役割を説明できる。 医療事故防止に向けた医療関係者間の連携の必要性を説明できる。 | |
4 | 薬害(1) -薬害の概要・歴史- | 飛田 夕紀 | 6月2日 | 薬害の歴史を説明できる。 薬害防止に向けた国(行政)の役割を説明できる。 薬害防止に向けた関係職種間の連携の必要性を説明できる。 薬害の患者団体とその活動内容を説明できる。 | |
5 | 薬害(2) -薬害被害者の体験、思い- | 間宮 清 | 6月9日 | 薬害被害者の被害者心理を感じとる。 薬害被害者が医療関係者に望むことを聞き、自らの役割を考える。 | |
6 | 薬害(3) -薬害被害者が医療関係者に望むこと- | 間宮 清 | 6月16日 | 薬害被害者の被害者心理を感じとることができる。 薬害被害者が医療関係者に望むことを聞き、自らの役割を考えることができる。 | |
7 | 薬害(4) -薬剤師の役割- | 吉山 友二 | 6月23日 | 薬害防止に向けた薬剤師の役割を説明できる。 薬害防止に向けた関係職種間の連携の必要性を説明できる。 | |
8 | 薬剤師の業務(1) -薬局薬剤師- | 吉山 友二 | 6月30日 | 薬局・薬剤師が行っている主な業務について列挙できる。 | |
9 | 薬剤師の業務(2) -病院薬剤師- | 川野 千尋 | 7月7日 | 病院薬剤師が行っている主な業務について列挙できる。 病院で働く医療関係系者の主な役割について列挙できる。 | |
10 | リスクマネジメント(3) -薬剤師の役割- | 平山 武司 | 7月14日 | 医療事故防止に向けた薬剤師の役割を説明できる。 医療事故防止に向けた医療関係者間の連携の必要性を説明できる。 医療訴訟の現状を把握し、医療人としての心構えを述べることができる。 |
A | 2 | 1 | 1 | 生命の尊厳について、自らの言葉で説明できる。 |
A | 2 | 1 | 3 | 生と死に関わる倫理的問題について討議し、自らの考えを述べる。 |
A | 2 | 2 | 1 | 医療倫理に関する規範(ジュネーブ宣言等)について概説できる。 |
A | 2 | 2 | 2 | 薬剤師が遵守すべき倫理規範(薬剤師綱領、薬剤師倫理規定等)について説明できる。 |
A | 2 | 2 | 3 | 医療の進歩に伴う倫理的問題について説明できる。 |
A | 2 | 3 | 2 | 患者の基本的権利の内容(リスボン宣言等)について説明できる。 |
A | 2 | 4 | 1 | 臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言等)について説明できる。 |
A | 1 | 3 | 1 | 医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。 |
A | 1 | 3 | 4 | 医薬品が関わる代表的な医療過誤やインシデントの事例を列挙し、その原因と防止策を説明できる。 |
A | 4 | 0 | 2 | 多職種連携協働に関わる薬剤師、各職種及び行政の役割について説明できる。 |
A | 4 | 0 | 3 | チーム医療に関わる薬剤師、各職種、患者・家族の役割について説明できる。 |
A | 4 | 0 | 5 | チームワークと情報共有の重要性を理解し、チームの一員としての役割を積極的に果たすように努める。 |
A | 1 | 2 | 2 | 薬剤師の活動分野(医療機関、薬局、製薬企業、衛生行政等)と社会における役割について説明できる。 |
A | 1 | 3 | 1 | 医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。 |
A | 1 | 3 | 6 | 代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)について、その原因と社会的背景及びその後の対応を説明できる。 |
A | 1 | 3 | 1 | 医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。 |
A | 1 | 3 | 5 | 重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 3 | 6 | 代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)について、その原因と社会的背景及びその後の対応を説明できる。 |
B | 2 | 2 | 10 | 健康被害救済制度について説明できる。 |
A | 1 | 3 | 5 | 重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 3 | 6 | 代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)について、その原因と社会的背景及びその後の対応を説明できる。 |
A | 1 | 3 | 7 | 代表的な薬害について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 3 | 5 | 重篤な副作用の例について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 3 | 6 | 代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)について、その原因と社会的背景及びその後の対応を説明できる。 |
A | 1 | 3 | 7 | 代表的な薬害について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 3 | 1 | 医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。 |
A | 1 | 3 | 3 | 医療に関するリスクマネジメントにおける薬剤師の責任と義務を説明できる。 |
A | 1 | 2 | 2 | 薬剤師の活動分野(医療機関、薬局、製薬企業、衛生行政等)と社会における役割について説明できる。 |
B | 4 | 1 | 1 | 地域における薬局の機能と業務について説明できる。 |
B | 4 | 1 | 2 | 医薬分業の意義と動向を説明できる。 |
F | 1 | 3 | 1 | 前)病院・薬局における薬剤師業務全体の流れを概説できる。 |
A | 1 | 2 | 2 | 薬剤師の活動分野(医療機関、薬局、製薬企業、衛生行政等)と社会における役割について説明できる。 |
B | 4 | 1 | 2 | 医薬分業の意義と動向を説明できる。 |
F | 1 | 3 | 1 | 前)病院・薬局における薬剤師業務全体の流れを概説できる。 |
F | 1 | 3 | 3 | 前)病院薬剤部門を構成する各セクションの業務を列挙し、その内容と関連を概説できる。 |
F | 1 | 3 | 4 | 前)病院に所属する医療スタッフの職種名を列挙し、その業務内容を相互に関連づけて説明できる。 |
F | 1 | 3 | 6 | 病院における薬剤部門の位置づけと業務の流れについて他部門と関連付けて説明できる。 |
A | 1 | 2 | 2 | 薬剤師の活動分野(医療機関、薬局、製薬企業、衛生行政等)と社会における役割について説明できる。 |
A | 1 | 3 | 1 | 医薬品のリスクを認識し、患者を守る責任と義務を自覚する。 |
A | 1 | 3 | 2 | WHOによる患者安全の考え方について概説できる。 |
A | 1 | 3 | 3 | 医療に関するリスクマネジメントにおける薬剤師の責任と義務を説明できる。 |
A | 1 | 3 | 4 | 医薬品が関わる代表的な医療過誤やインシデントの事例を列挙し、その原因と防止策を説明できる。 |
A | 4 | 0 | 2 | 多職種連携協働に関わる薬剤師、各職種及び行政の役割について説明できる。 |
A | 4 | 0 | 3 | チーム医療に関わる薬剤師、各職種、患者・家族の役割について説明できる。 |
A | 4 | 0 | 5 | チームワークと情報共有の重要性を理解し、チームの一員としての役割を積極的に果たすように努める。 |
定期試験 | 定期試験(70%) |
授業 | レポート、受講態度等(30%) |
その他 | 欠席は減点の対象となる。 |
積極的な姿勢で受講し、社会に求められている薬剤師の役割や倫理観について理解してください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 薬害・医療事故・医療訴訟に関する情報をインターネットや書籍等から予習し、受講後は配布資料を中心に復習し、理解を深めておくこと。 (参考) ・日本薬剤師会(http://www.nichiyaku.or.jp) ・医薬品医療機器総合機構(PMDA)(http://www.info.pmda.go.jp) ・全国薬害被害者団体連絡協議会(http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai) |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) ・北里大学病院及び北里大学東病院などで実臨床において経験した薬剤師業務、リスクマネジメント業務の内容を含めた授業を行う。 ・講師本人が経験した薬害被害、薬害被害患者団体活動を含めた授業を行う。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配付資料 | ||
参考書 | (なし) |