科目名 | : | 社会薬学実習 |
---|---|---|
英文名 | : | Practice of Social Pharmacy |
科目概要 | : | 薬・創薬, 2年, 前期, 必修・選択, 1単位 A, B, C, D, S, 集中3・4・5限 |
科目責任者 | : | 清野 正子 (公衆衛生学・教授) |
担当者 | : | 清野 正子 (公衆衛生学・教授), 田辺 光男 (薬理学・教授), 鈴木 幸男 (生体制御学・教授 ※), 西端 芳彦 (非常勤教員), 飯田 直幸 (生化学・講師), 熊谷 剛 (臨床薬学研究部門・講師), 有馬 志保 (薬品製造化学・助教), 大城 有香 (公衆衛生学・助教), 深町 伸子 (社会薬学部門・助教), 山本 大介 (社会薬学部門・講師), 米田 吉位 (非常勤教員), 原田 久 (非常勤教員) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP304-is02, PL304-is02〕 |
薬剤師の任務である国民の健康で文化的な生活の維持向上に寄与するために、社会を構成する全ての層に対して、また自らの職業的部面のみならず様々な生活部面において、どのような支援ができるのかを考え、実践的に身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①②③④、生命創薬科学科①②③④に関連する。
喫煙による健康被害と公衆衛生、専門医による禁煙指導、薬害肝炎、在宅医の視点による在宅医療、災害時の医療と薬学・薬剤師について説明する。初期救命救急(心肺蘇生とAED)、服薬不自由体験実習、介護おむつ実習を体験する。
パワーポイントと講義資料を用いた講義形式で行う。一部、体験実習も行う。
No. | 実習項目 | 担当者 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
---|---|---|---|---|
1 | 実習ガイダンス | 清野 正子 田辺 光男 西端 芳彦 飯田 直幸 熊谷 剛 有馬 志保 大城 有香 深町 伸子 山本 大介 | 社会薬学実習の概略が説明できる。 | |
2 | 講演・討議:喫煙による健康被害と公衆衛生、専門医による禁煙指導 | 原田 久 鈴木 幸男 | 地域保健における禁煙指導について説明できる。 | |
3 | 講演・討議:薬害肝炎 | 清野 正子 山本 大介 | 薬害肝炎の原因と社会的背景及びその後の対応について概説できる。被害者や家族の苦痛を理解し、薬害を回避するための手段について討議する。 | |
4 | 講演・討議:在宅医の視点による在宅医療 | 米田 吉位 | 在宅医療及び居宅介護の役割について理解し、患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。 | |
5 | 講演・討議:災害時の医療と薬学 | 山本 大介 | 災害に関する基本的事項について概説できる。災害時医療について概説できる。災害時における薬剤師の役割について説明できる。 | |
6 | 体験実習:初期救命救急(心肺蘇生とAED) | 熊谷 剛 飯田 直幸 有馬 志保 | 一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)を説明し、シミュレータを用いて実施できる。 | |
7 | 体験実習:服薬不自由実習 | 山本 大介 清野 正子 大城 有香 | 服薬が不自由な状態にある患者や生活者の心身の状態に配慮した行動ができる。 | |
8 | 体験実習:介護おむつ実習 | 大城 有香 山本 大介 | 排泄ケアの必要性について概説できる。介護おむつが必要な人々に対して適切な選択の支援ができる。 | |
9 | 総合実習1:SGD | 清野 正子 田辺 光男 西端 芳彦 飯田 直幸 熊谷 剛 有馬 志保 大城 有香 深町 伸子 山本 大介 | 社会薬学実習を通して、問題点を抽出し、学んだこと、ヒトとして医療従事者として目指す方向について、考えをまとめる。 | |
10 | 総合実習2:プレゼンテーション | 清野 正子 田辺 光男 西端 芳彦 飯田 直幸 熊谷 剛 有馬 志保 大城 有香 深町 伸子 山本 大介 | 社会薬学実習を通して、問題点を抽出し、学んだこと、ヒトとして医療従事者として目指す方向について発表し、討議する。 |
A | 1 | 2 | 1 | 患者・生活者のために薬剤師が果たすべき役割を自覚する。 |
B | 3 | 1 | 1 | 日本の社会保障制度の枠組みと特徴について説明できる。 |
F | 5 | 2 | 1 | 前)地域保健における薬剤師の役割と代表的な活動(薬物乱用防止、自殺防止、感染予防、アンチドーピング活動等)について説明できる。 |
F | 5 | 3 | 4 | 前)代表的な生活習慣の改善に対するアドバイスができる。 |
A | 1 | 3 | 6 | 代表的な薬害の例(サリドマイド、スモン、非加熱血液製剤、ソリブジン等)について、その原因と社会的背景及びその後の対応を説明できる。 |
A | 1 | 3 | 7 | 代表的な薬害について、患者や家族の苦痛を理解し、これらを回避するための手段を討議する。 |
A | 1 | 1 | 1 | 常に患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。 |
A | 1 | 1 | 4 | 患者・患者家族・生活者が求める医療人について、自らの考えを述べる。 |
A | 3 | 2 | 2 | 患者・家族・生活者の心身の状態や多様な価値観に配慮して行動する。 |
B | 4 | 2 | 2 | 在宅医療及び居宅介護における薬局と薬剤師の役割について説明できる。 |
F | 5 | 1 | 1 | 前)在宅医療・介護の目的、仕組み、支援の内容を具体的に説明できる。 |
F | 5 | 1 | 2 | 前)在宅医療・介護を受ける患者の特色と背景を説明できる。 |
F | 5 | 1 | 3 | 前)在宅医療・介護に関わる薬剤師の役割とその重要性について説明できる。 |
B | 4 | 1 | 5 | 災害時の薬局の役割について説明できる。 |
B | 4 | 2 | 4 | 地域の保健、医療、福祉において利用可能な社会資源について概説できる。 |
F | 5 | 4 | 1 | 前)災害時医療について概説できる。 |
F | 5 | 4 | 2 | 災害時における地域の医薬品供給体制・医療救護体制について説明できる。 |
F | 5 | 4 | 3 | 災害時における病院・薬局と薬剤師の役割について討議する。 |
F | 1 | 1 | 3 | 一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)を説明し、シミュレータを用いて実施できる。 |
F | 5 | 3 | 9 | 疾病の予防および健康管理についてのアドバイスを体験する。 |
F | 5 | 4 | 2 | 災害時における地域の医薬品供給体制・医療救護体制について説明できる。 |
A | 1 | 1 | 1 | 常に患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。 |
A | 3 | 2 | 2 | 患者・家族・生活者の心身の状態や多様な価値観に配慮して行動する。 |
A | 1 | 1 | 1 | 常に患者・生活者の視点に立ち、医療の担い手としてふさわしい態度で行動する。 |
A | 2 | 3 | 1 | 患者の価値観、人間性に配慮することの重要性を認識する。 |
A | 3 | 2 | 2 | 患者・家族・生活者の心身の状態や多様な価値観に配慮して行動する。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | レポート(100%)により評価する。欠席、遅刻、早退、態度不良は減点する。なお、総合得点の60%以上を合格とする。 |
この実習は、「薬剤師として求められる基本的な資質」に掲げられる(薬剤師としての心構え)、(患者・生活者本位の視点)を醸成するための初期的取組です。この実習では、私達が提供する話題や訓練を通じて、自分自身で自分を育成することが重要です。したがって、レポートを書くことはもとより、よりよい成果を求めて、チームで行動する、討議する態度も身につけていけるよう、実習担当者ともども協力しましょう。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】 |
2 | 実習資料に沿って、事前に調査を行い、ノートを作る。講演・実技内容について再リサーチを行い、レポートに反映する。 |
3 | その他 日程は追って通知します。 社会的事情などの変化に鑑みて、部分的に実施内容が変更になる場合があります。その場合は実施前に通知します。 |
4 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 実臨床に当たっている医師が自身の専門分野に関する講義をする。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 科目開始前に指示する | ||
参考書 | 項目に応じてその都度紹介する |