科目名 | : | 初級太極拳演習(養生法演習) |
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英文名 | : | Taijiquan for Beginners |
科目概要 | : | 薬, 2年, 後期, 自由, 1単位 A, B, C, D, 金曜日5時限, 3201講義室 |
科目責任者 | : | 小林 義典 (生薬学・教授 ※) |
担当者 | : | 小林 義典 (生薬学・教授 ※) |
備考 | : | 漢方医薬学履修プログラム対応科目 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP302-is02〕 |
養生法及び漢方における「陰陽」「心身一如」「気血水」の概念について理解するために、代表的な養生法の1つである「太極拳」の実技を行う。これらの実技を通じて、「太極」の言葉の意味や哲学、その動作の健康効果、武術的要素に関する理解を深め、フレイル、ロコモティブ・シンドローム、メタボリック・シンドロームなどの予防に寄与する「生涯スポーツ」としての太極拳の基礎を修得する。
漢方における「陰陽」「心身一如」「気血水」の概念について理解し、これらを活用する代表的な養生法の1つである「太極拳」の基礎的技能を習得し、簡化二十四式太極拳の前半の套路を表演できる。
実技による演習形式。なお、実技は、「形練習」(一人で形の練習をするもの)を中心に行う。形練習では、規定太極拳「簡化二十四式太極拳」の前半を中心に行う。また、準備運動として「甩手」「站椿功(立禅)」を行う。準備運動では、身体の緊張・歪みや緩み、漢方における気血の流れ等の改善や、陰陽説、漢方の腹証・腹診、また内気功、動功、自律神経の訓練、リラクゼーション、体幹(コア)トレーニングとしての動作等に対する理解を深め、形練習ではこれらを意識しながら実施する。なお、形練習は、日本武術太極拳連盟の指導要領に基づいて、同連盟公認A級指導員が行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 太極拳の基礎(開立歩、起勢) | 小林 義典 | 9月11日 | 安全に太極拳を練習するための注意事項を概説できる。 開立歩、起勢について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、虚領頂勁、含胸抜背について概説できる。 筋肉量・筋質・筋力やバランス能力等を測定する(1回目)。 | |
2 | 太極拳(開立歩、起勢、野馬分鬃) | 小林 義典 | 9月18日 | 開立歩、起勢、野馬分鬃について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、鬆腰鬆跨(ソンヤォ ソンクヮ)、沈肩墜肘について概説できる。 | |
3 | 太極拳(起勢、野馬分鬃、白鶴亮翅、楼膝拗歩) | 小林 義典 | 9月25日 | 起勢、野馬分鬃、白鶴亮翅、楼膝拗歩について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、分虚実について概説できる。 | |
4 | 太極拳(白鶴亮翅、楼膝拗歩、手揮琵琶、倒巻肱) | 小林 義典 | 10月2日 | 白鶴亮翅、楼膝拗歩、手揮琵琶、倒巻肱について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、用意不用力について概説できる。 | |
5 | 太極拳(手揮琵琶、倒巻肱、左攬雀尾) | 小林 義典 | 10月9日 | 手揮琵琶、倒巻肱、左攬雀尾について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、上下相随について概説できる。 | |
6 | 太極拳(左攬雀尾、転身右攬雀尾、単鞭) | 小林 義典 | 10月16日 | 左攬雀尾、転身右攬雀尾、単鞭について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、内外相合について概説できる。 | |
7 | 太極拳(右攬雀尾、単鞭、雲手、単鞭、高探馬) | 小林 義典 | 10月30日 | 右攬雀尾、単鞭、雲手、単鞭、高探馬について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、連綿不断について概説できる。 | |
8 | 二十四式太極拳の前半 | 小林 義典 | 11月13日 | 二十四式太極拳の前半の套路について実技を行う。 楊氏太極拳十要の1つ、動中求静について概説できる。 | |
9 | 総合演習 ※4時限目に実施 | 小林 義典 | 11月20日 | 二十四式太極拳の前半の套路を正しく表演できる。 楊氏太極拳十要について概説できる。 | |
10 | 休講 | 11月27日 | 公務出張のため | ||
11 | 総合演習 ※日程は後日連絡する。 | 小林 義典 | 二十四式太極拳の前半の套路を正しく表演できる。 筋肉量・筋質・筋力やバランス能力等を測定する(2回目)。 | ||
12 | 補講及び期末試験 ※5時限目に実施 | 小林 義典 | 12月4日 | 二十四式太極拳の前半部分の套路について、休講分の補講を行った上で、実技試験を行う。レポート提出(A4判1枚、形式自由)。 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
F | 5 | 3 | 9 | 疾病の予防および健康管理についてのアドバイスを体験する。 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 7 | 要指導医薬品・一般用医薬品と医療用医薬品、サプリメント、保健機能食品等との代表的な相互作用を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
E2 | 9 | 0 | 6 | 主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進における意義を説明できる。 |
E2 | 10 | 1 | 2 | 以下の漢方の基本用語を説明できる。 陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証 |
F | 5 | 3 | 9 | 疾病の予防および健康管理についてのアドバイスを体験する。 |
定期試験 | 実技試験として、二十四式前半套路の表演を行う。 |
授業 | 授業態度、レポート(50%)および実技試験(50%)で評価する。 |
その他 | 無断欠席は減点するが、漢方薬局基礎実習への参加日は、出席扱いとする。 |
本演習では心身をリラックスさせ、気血水の巡りを体感することを重視して行います。本講座を通して、漢方理論・養生法を理解し、体幹をほぐし・鍛えることで、多くの受講生が、冷え性や凝りの改善を実感しています。一週間の疲れをリフレッシュしましょう。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】 |
2 | 運動できる服装で集合すること。運動しやすい服装であれば、特に更衣は必須としない。 |
3 | また、体調に応じて、水分補給、糖分補給(飴玉など)のための準備をすること。 |
4 | 「現代医療における漢方薬」 第2章 漢方医学の基礎 (p.25-32)をよく読んでおくこと。 特に、陰陽論、腹診の部分はしっかり理解しておくこと。 |
5 | 太極拳実技テキストをよく読み、太極拳の基本動作、開立歩(カイリーブー)、起勢(チーシー)、野馬分鬃(イェーマーフェンツォン)、白鶴亮翅(バイホーリャンチィ)、楼膝拗歩(ロウシーアオブー)、手揮琵琶(ショウフイピーパー)、倒巻肱(ダオジェンゴン)、攬雀尾(ランチュエウェイ)、単鞭(ダンビエン)、雲手(ユンショウ)、高探馬(ガオタンマー)の名称・読み方を覚えておくこと。また、八段錦の各段の名称、両手托天理三焦(リャンショウトゥオティエンリーサンジャオ)、左右開弓似射雕(ツオヨウカイゴンスーシェーディァオ)、調理脾胃須単挙(ティヤオリーピーウェイシューダンジュウ)、五労七傷往后瞧(ウーラオチーシャンワンホウチャオ)、揺頭摆尾去心火(ヤオトウバイウェイチューシンフゥオ)、両手攀足固腎腰(リャンショウパンズーグーシェンヤオ)、攅拳怒目増気力(ヅゥアンチュェンヌームーツォンチーリー)、背后七顛百病消(ベイホウチーディェンバイビンシャオ)も覚えておくこと。 |
6 | 白金図書室にて、『二十四式太極拳』DVD閲覧可能。 |
7 | 初回と最終回に、受講者の筋肉量・筋質・筋力やバランス能力を測定する。 |
8 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 東洋医学総合研究所における薬剤師および太極拳指導員(剛柔拳舎)としての東洋医学の実践の経験を踏まえて、養生法としての太極拳の指導を行う。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 太極拳実技テキスト | 公益社団法人 日本武術太極拳連盟 | |
教科書 | 現代医療における漢方薬 | 日本生薬学会監修(小林義典ら 編著) | 南江堂 |
参考書 | 『二十四式太極拳』DVD | 公益社団法人 日本武術太極拳連盟 | |
参考書 |