Web Syllabus(講義概要)
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科目名:生化学Ⅲ
英文名:Biochemistry Ⅲ
科目概要:薬・創薬, 2年, 後期, 必修, 1単位
A, B, C, D, S, 水曜日1時限, 2202大講義室
科目責任者:奥脇 暢 (生化学・教授 ※)
担当者:奥脇 暢 (生化学・教授 ※)
備考:健康食品管理士養成講座対応科目 
実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す)
〔科目ナンバリング:PP301-BI02, PL301-BI02〕

授業の目的

遺伝情報のながれを理解すると共に、遺伝子工学的手法の原理とその医学・薬学領域への応用について学習する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①、生命創薬科学科①に関連する。

教育内容

生命活動の基礎を理解するため生物のセントラルドグマについて講義する。

教育方法

指定した教科書に沿って講義を行う。パワーポイントと配布資料を用いて講義を進める。

講義内容

No.講義項目担当者開講日到達目標・学習方法・内容SBO
1染色体と遺伝子 奥脇 暢
9月9日遺伝子の本体として DNA が認識されるに至った経緯を説明できる。
ヒトゲノムについて説明できる。
2DNA 代謝− I奥脇 暢
9月16日DNA 複製の素過程とその制御について順を追って概要を説明することができる。
3DNA 代謝−Ⅱ奥脇 暢
9月23日DNA 修復についてタイプ別に説明することができる。
DNA の組換えがどのようなときに起こるのか説明できる。
4遺伝子情報の発現Ⅰ:転写とRNA プロセシング−I奥脇 暢
9月30日原核細胞と真核細胞における転写反応について、違いを挙げて説明することができる。
5遺伝子情報の発現Ⅰ:転写とRNA プロセシング−Ⅱ奥脇 暢
10月7日RNA のプロセシング、(mRNA のキャッピング、スプライシング、ポリ(A)鎖付加)について例を挙げて説明できる。
6遺伝子情報の発現Ⅱ:タンパク質合成奥脇 暢
10月14日タンパク質生合成の機構について順を追って説明できる。
タンパク質生合成と遺伝暗号の関係について説明できる。
7バイオテクノロジー奥脇 暢
10月21日バイオテクノロジーの原理とその応用について説明できる。
8遺伝子発現調節奥脇 暢
10月28日遺伝子発現調節の原理について例を挙げて説明できる。
9シグナル伝達I奥脇 暢
11月4日受容体とその性質について説明できる。
10シグナル伝達Ⅱ奥脇 暢
11月11日細胞内シグナル伝達機構、細胞周期について説明できる。
No. 1
講義項目
染色体と遺伝子
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-09-09
到達目標・学習方法・内容
遺伝子の本体として DNA が認識されるに至った経緯を説明できる。
ヒトゲノムについて説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6412DNA、遺伝子、染色体、ゲノムとは何かを説明できる。
C6421染色体の構造(ヌクレオソーム、クロマチン、セントロメア、テロメアなど)を説明できる。
C6422遺伝子の構造(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
No. 2
講義項目
DNA 代謝− I
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-09-16
到達目標・学習方法・内容
DNA 複製の素過程とその制御について順を追って概要を説明することができる。
SBO
C6421染色体の構造(ヌクレオソーム、クロマチン、セントロメア、テロメアなど)を説明できる。
C6431DNAの複製の過程について説明できる。
No. 3
講義項目
DNA 代謝−Ⅱ
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-09-23
到達目標・学習方法・内容
DNA 修復についてタイプ別に説明することができる。
DNA の組換えがどのようなときに起こるのか説明できる。
SBO
C6451DNAの変異と修復について説明できる。
No. 4
講義項目
遺伝子情報の発現Ⅰ:転写とRNA プロセシング−I
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-09-30
到達目標・学習方法・内容
原核細胞と真核細胞における転写反応について、違いを挙げて説明することができる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6422遺伝子の構造(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
C6423RNAの種類(hnRNA、mRNA、rRNA、tRNAなど)と機能について説明できる。
C6441DNAからRNAへの転写の過程について説明できる。
C6443転写因子による転写制御について説明できる。
No. 5
講義項目
遺伝子情報の発現Ⅰ:転写とRNA プロセシング−Ⅱ
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-10-07
到達目標・学習方法・内容
RNA のプロセシング、(mRNA のキャッピング、スプライシング、ポリ(A)鎖付加)について例を挙げて説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6444RNAのプロセシング(キャップ構造、スプライシング、snRNP、ポリA鎖など)について説明できる。
No. 6
講義項目
遺伝子情報の発現Ⅱ:タンパク質合成
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-10-14
到達目標・学習方法・内容
タンパク質生合成の機構について順を追って説明できる。
タンパク質生合成と遺伝暗号の関係について説明できる。
SBO
C6321タンパク質の翻訳後の成熟過程(細胞小器官間の輸送や翻訳後修飾)について説明できる。
C6322タンパク質の細胞内での分解について説明できる。
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6445RNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる。
No. 7
講義項目
バイオテクノロジー
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-10-21
到達目標・学習方法・内容
バイオテクノロジーの原理とその応用について説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6422遺伝子の構造(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
C6443転写因子による転写制御について説明できる。
C6451DNAの変異と修復について説明できる。
C6461遺伝子工学技術(遺伝子クローニング、cDNAクローニング、PCR、組換えタンパク質発現法など)を概説できる。
No. 8
講義項目
遺伝子発現調節
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-10-28
到達目標・学習方法・内容
遺伝子発現調節の原理について例を挙げて説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6422遺伝子の構造(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
C6423RNAの種類(hnRNA、mRNA、rRNA、tRNAなど)と機能について説明できる。
C6441DNAからRNAへの転写の過程について説明できる。
C6443転写因子による転写制御について説明できる。
No. 9
講義項目
シグナル伝達I
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-11-04
到達目標・学習方法・内容
受容体とその性質について説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6443転写因子による転写制御について説明できる。
C6621細胞膜チャネル内蔵型受容体を介する細胞内情報伝達について説明できる。
C6622細胞膜受容体からGタンパク系を介する細胞内情報伝達について説明できる。
C6631細胞間の接着構造、主な細胞接着分子の種類と特徴を説明できる。
C6632主な細胞外マトリックス分子の種類と特徴を説明できる。
No. 10
講義項目
シグナル伝達Ⅱ
担当者
奥脇 暢
開講日
2020-11-11
到達目標・学習方法・内容
細胞内シグナル伝達機構、細胞周期について説明できる。
SBO
C6411遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6623細胞膜受容体タンパク質などのリン酸化を介する細胞内情報伝達について説明できる。
C6624細胞内情報伝達におけるセカンドメッセンジャーについて説明できる。
C6625細胞内(核内)受容体を介する細胞内情報伝達について説明できる。
C6711細胞周期とその制御機構について説明できる。

評価方法

定期試験期末テスト(90%)と講義中に行う小テスト(10%)によって評価する。
授業理解度の確認のため、不定期に小テストを行う。小テストは次回の講義において解説する。
その他 

学生へのメッセージ

生化学は、生命現象の原理原則を学ぶ科目であると同時に、がんや遺伝病など多くの疾患の原因を理解するためにも必要不可欠な科目です。興味をもって積極的に講義に参加することを望みます。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
2生化学Ⅰ及びⅡの内容をあらかじめ復習しておくこと。また、小テストは前回までの講義の内容から出題するので、配布資料と教科書を十分復習して講義に臨むこと。
3【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者)
国内外の研究機関における研究者としての経験を活かし、最先端生命科学を概説している。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書レーニンジャーの新生化学 (下)第6版D.L.Nelson and M.M.Cox(川嵜敏祐 監修)廣川書店
参考書(なし)  
教科書
署名
レーニンジャーの新生化学 (下)第6版
著者・編者
D.L.Nelson and M.M.Cox(川嵜敏祐 監修)
発行所
廣川書店
参考書
署名
(なし)
著者・編者
 
発行所