科目名 | : | 健康科学 |
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英文名 | : | Health Science |
科目概要 | : | 薬・創薬, 2年, 前期, 選択, 1単位 A, B, S1, S2, 木曜日2時限, 1203講義室 C, D, S3, S4, 木曜日1時限, 1203講義室 |
科目責任者 | : | 清野 正子 (公衆衛生学・教授) |
担当者 | : | 清野 正子 (公衆衛生学・教授), 髙根沢 康一 (公衆衛生学・准教授), 浦口 晋平 (公衆衛生学・講師), 山本 大介 (社会薬学部門・講師), 内田 尚宏 (北里大学健康管理センター) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP301-hs02, PL301-hs02〕 |
薬学の見地から健康と疾病、環境と健康に関する基本的知識を修得し、健康科学について多角的なアプローチから理解するとともに説明できる。
健康と疾病、社会環境と疾病構造、疾病予防と健康寿命、生活習慣病の予防、認知症にかかわる疾患、身のまわりの環境化学物質と生体防御、地球環境と持続可能性、環境化学物質と環境問題、環境要因とメンタルヘルス、血液事業と国際保健について説明する。
パワーポイントと講義資料を用いた講義形式で行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 | SBO |
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1 | 健康と疾病1 | 清野 正子 | 5月14日 | 「健康と疾病」について説明できる。 | |
2 | 健康と疾病2 | 清野 正子 | 5月21日 | 「社会環境と疾病構造」について説明できる。 | |
3 | 健康と疾病3 | 清野 正子 | 5月28日 | 「疾病予防と健康寿命」について説明できる。 | |
4 | 健康と疾病4 | 髙根沢 康一 | 6月4日 | 「生活習慣病の予防」について説明できる。 | |
5 | 健康と疾病5 | 髙根沢 康一 | 6月11日 | 「認知症にかかわる疾患」について説明できる。 | |
6 | 環境と健康1 | 内田 尚宏 | 6月18日 | 「環境要因とメンタルヘルス」について説明できる。 | |
7 | 環境と健康2 | 清野 正子 | 6月25日 | 「身のまわりの環境化学物質と生体防御」について説明できる。 | |
8 | 環境と健康3 | 浦口 晋平 | 7月2日 | 「地球環境と持続可能性」について説明できる。 | |
9 | 環境と健康4 | 浦口 晋平 | 7月9日 | 「環境化学物質と環境問題」について説明できる。 | |
10 | 環境と健康5 | 山本 大介 | 7月16日 | 「血液事業と国際保健」について説明できる。 |
D1 | 1 | 1 | 1 | 健康と疾病の概念の変遷と、その理由を説明できる。 |
D1 | 1 | 1 | 1 | 健康と疾病の概念の変遷と、その理由を説明できる。 |
D1 | 1 | 3 | 1 | 疾病の予防における疫学の役割を説明できる。 |
D1 | 2 | 1 | 1 | 疾病の予防について、一次、二次、三次予防という言葉を用いて説明できる。 |
D1 | 2 | 1 | 2 | 健康増進政策(健康日本21など)について概説できる。 |
D1 | 2 | 3 | 1 | 生活習慣病の種類とその動向について説明できる。 |
D1 | 2 | 3 | 2 | 生活習慣病の代表的なリスク要因を列挙し、その予防法について説明できる。 |
D1 | 2 | 3 | 3 | 食生活や喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて討議する。 |
E2 | 1 | 3 | 10 | 認知症(Alzheimer(アルツハイマー)型認知症、脳血管性認知症等)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 |
A | 3 | 1 | 4 | 対人関係に影響を及ぼす心理的要因について概説できる。 |
A | 3 | 1 | 5 | 相手の心理状態とその変化に配慮し、対応する。 |
D2 | 1 | 1 | 3 | 重金属、PCB、ダイオキシンなどの代表的な有害化学物質や農薬の急性毒性、慢性毒性の特徴について説明できる。 |
D2 | 1 | 1 | 4 | 重金属や活性酸素による障害を防ぐための生体防御因子について具体例を挙げて説明できる。 |
D2 | 2 | 1 | 2 | 生態系の構成員を列挙し、その特徴と相互関係を説明できる。 |
D2 | 2 | 1 | 3 | 化学物質の環境内動態(生物濃縮など)について例を挙げて説明できる。 |
D2 | 2 | 1 | 1 | 地球規模の環境問題の成因、人に与える影響について説明できる。 |
D2 | 2 | 1 | 4 | 地球環境の保全に関する国際的な取り組みについて説明できる。 |
D2 | 2 | 2 | 3 | 環境汚染(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染など)を防止するための法規制について説明できる。 |
B | 2 | 2 | 9 | 生物由来製品の取扱いと血液供給体制に係る法規範について説明できる。 |
定期試験 | |
授業 | 授業回数10回 |
その他 | 毎回の講義レポート(10%×10回)にて評価する。総合得点の60%以上を合格とする。なお、欠席は減点する。 |
本講義は、予防医学を範疇とする病気にならないための科学を身につける公衆衛生学Ⅰ、Ⅱの導入としての意味合いをもちます。医療従事者のみならず、ヒトとして身につけておくと、人のためにも自分のためにも生涯において役に立つ学問です。教科書・配布プリント・授業をうまく利用して、理解を深めることを期待します。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 教科書や事前配布するプリントを予習しておくこと。特に、配布プリントは必ず復習するように。また、新聞等で関連記事を読む習慣をつけておくと講義の理解が深まります。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料 | ||
参考書 | 衛生薬学 基礎・予防・臨床 | 今井浩孝、小椋康光 | 南江堂 |