科目名 | : | 薬学概論 |
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英文名 | : | Introduction to Pharmaceutical Sciences |
科目概要 | : | 創薬, 1年, 前期, 必修, 1単位 S, 月曜日4時限, L2-409 |
科目責任者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授) |
担当者 | : | 岡田 信彦 (微生物学・教授), 藤井 秀明 (生命薬化学・教授), 厚田 幸一郎 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※), 吉山 友二 (地域医療薬学・特任教授 ※), 成川 衛 (医薬開発学・教授 ※), 清野 正子 (公衆衛生学・教授), 伊藤 智夫 (薬剤学・教授), 阿部 章夫 (感染制御科学府), 氏原 淳 (北里研究所病院 ※), 樋口 淳 (非常勤教員※), 供田 洋 (特任教授), 田中 美加 (非常勤教員 ※), 五十嵐 真希 (特別講師※), 神奈川県庁保健福祉局 生活衛生部薬務課 献血・薬物対策グループ (特別講師※) |
備考 | : | 創薬の5/18はL1-61教室 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PL301-is01〕 |
薬学の発展はめざましく、その領域も拡大しつつあるため、薬学部に入学した諸君に、薬学とは何かを把握してもらうのが本講義の目的である。特に、創薬における基礎薬学の重要性、医療人としての薬剤師の役割と社会的責務を認識すること。本講義を通して、薬学という学問領域全般を正しく理解するとともに、薬学を学ぶ意欲が益々高まることが期待される。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の生命創薬科学科①②に関連する。
薬学で学ぶ学問領域、薬学が活躍できる職業、薬学の知識・技術をもつ研究者・技術者が社会から期待される役割など、薬学全般について説明する。
パワーポイントと配付資料を用いて講義形式で行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 北里大学薬学部の紹介 ※生命創薬科学科はL1-61教室で実施 | 藤井 秀明 | 5月18日 | 北里大学と薬学部生命創薬科学科の沿革、薬学という学問の歴史などを理解するとともに、これから学ぶ薬学概論の内容を理解する。 |
2 | 研究倫理 | 氏原 淳 | 5月25日 | 学生の研究者倫理に関する規範意識について学び、説明できる。 |
3 | 微生物資源からの創薬 | 供田 洋 | 6月1日 | 微生物は抗生物質をはじめ、人類に有用な医薬品を創ることについて解説する。この研究分野に北里グループの研究者たちが、いかに貢献してきたかについて理解する。 |
4 | 新薬の探索研究から臨床開発まで | 藤井 秀明 | 6月8日 | 新薬の設計、研究開発、臨床試験及び承認申請までの過程を概説できる。 |
5 | 製薬企業の使命と医薬品流通~くすりが生まれ患者さんに届くまで~ | 樋口 淳 | 6月15日 | 「今ある薬を調製・調合し患者さんにお届けする」事だけでなく「今ない薬を開発・製造し、新たな治療薬を患者さんにお届けする」事も薬剤師の大切な使命。 製薬企業における「患者思考」の事業活動について理解する。 |
6 | 感染症と感染予防 | 阿部 章夫 | 6月22日 | 感染症の歴史と感染予防について説明できる。また、北里大学におる感染症への取組を理解する。 |
7 | 薬学と化粧品開発 | 田中 美加 | 6月29日 | 薬学分野における化粧品研究・開発への関わり合いについて理解する。 |
8 | 薬学と社会 | 清野 正子 | 7月6日 | 薬学領域での公衆衛生分野で期待される役割について理解できる。 |
9 | 薬学と医薬品行政 | 成川 衛 | 7月13日 | 医薬品は生命関連商品であり、薬事法(医薬品医療機器等法)をはじめとして、様々な規制や行政措置の対象となっている。行政と薬学サイエンスとの関わりの重要性について理解する。 |
10 | 薬物乱用防止と薬剤師の役割 | 神奈川県庁保健福祉局 生活衛生部薬務課 献血・薬物対策グループ | 7月20日 | 薬物乱用の現状と行政の対応について理解するとともに、今後、薬剤師として期待される役割について理解する。 |
11 | 社会に貢献する薬剤師① | 吉山 友二 | 7月27日 | 薬局薬剤師の任務と義務について理解し、これからの薬剤師に期待されることを理解する。 |
12 | 社会に貢献する薬剤師② | 厚田 幸一郎 | 8月3日 | 病院薬剤部の任務と義務について理解し、これからの薬剤師に期待されることを理解する。 |
13 | 8月10日 | |||
14 | 薬の歴史 | 伊藤 智夫 | 8月17日 | 人類の歴史における薬の役割を理解し、医薬品の現状と将来を概説できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 毎回70分講義を行い、20分でレポート(要点及び感想)を書き提出してもらう。単位評価はレポートの内容で行う(100%)。欠席やレポート未提出の場合は減点する。 備考 レポート提出先、提出期限については、教学センター事務室一般教育課に講義翌日の午後5時までに提出すること。 |
医療、基礎研究、行政など、広範囲な「薬学」の領域に関わる先生方の講義を聴き、これから諸君が学ぼうとしている「薬学」が、どういう学問なのかを感じ取ってもらいたいと思います。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 予習:各項目における講義内容から、それぞれキーワードを抽出し調べておく。 |
3 | 復習:講義終了後は、講義プリントを参考に、要点をまとめておくこと。また、提出レポートの見直しを行う。 |
4 | 【実務経験のある教員による授業】(※印が付された担当者) 製薬関連企業における創薬研究や医薬品開発などの業務経験を踏まえて、創薬、医薬品開発、品質管理などの業務内容を薬学領域との関連で講義する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料 | ||
参考書 | (なし) |