科目名 | : | 薬理・薬物学特論 |
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英文名 | : | Special Lecture on Pharmacology and Pharmacognosy |
科目概要 | : | 修士_薬科専_薬科コ, 修士課程1年・修士課程2年, 前期, 必修, 2単位 水曜日2時限, 1203講義室 |
科目責任者 | : | 田辺 光男 (薬理学・教授) |
担当者 | : | 田辺 光男 (薬理学・教授), 小林 義典 (生薬学・教授 ※), 中原 努 (分子薬理学・教授), 古平 栄一 (薬用植物園・准教授 ※), 白畑 辰弥 (生薬学・准教授), 内藤 康仁 (薬理学・講師), 岩井 孝志 (薬理学・講師), 渡辺 俊 (薬理学・助教), 石川 寛 (薬用植物園・助教), 森田 茜 (分子薬理学・助教), 川島 紘一郎 (客員教授), 伊藤 直樹 (漢方臨床研究室※), 池田 里衣子 (非常勤教員), 山崎 大樹 (非常勤教員) |
備考 | : |
薬理学及び薬物学に関する幅広い知識と興味を持って医薬品の研究・開発に参画できるようになるために、様々な研究領域で活躍する研究者の講義を受講し、最先端の知識を身に付ける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻修士課程②⑤に関連する。
学部で習得した知識を発展させ、①中枢神経系の生理・病態生理と中枢疾患の薬物治療、②眼疾患・網膜や末梢の循環調節、③漢方の基礎から治療効果、を主なテーマに、生理学的知識と薬物学的知識を深める講義を行う。
スライドを利用した講義形式により授業を行い、毎回講義内容のレポートをまとめて次週に提出する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 非神経性コリン作動系の発現と生理機能調節への関与 | 川島 紘一郎 | 5月13日 | 非神経性アセチルコリンの存在と生理的意義を説明できる。 |
2 | 失明リスクの高い眼疾患の病態と治療法 | 中原 努 | 5月20日 | 失明リスクの高い眼疾患の病態と治療法について説明できる。 |
3 | 網膜循環調節機構 | 中原 努 | 5月27日 | 網膜循環調節の特徴を末梢循環調節と比較しながら説明できる。 |
4 | 脳の神経回路の再生機構の基礎 | 池田 里衣子 | 6月3日 | 傷ついた脳の神経回路が再生しにくいメカニズムについて説明できる。 |
5 | 過剰な血管新生を伴う眼疾患の病態と治療法 | 森田 茜 | 6月10日 | 過剰な血管新生を伴う眼疾患の病態とその治療法について説明できる。 |
6 | 神経薬理学のための神経生理学の基礎 | 田辺 光男 | 6月17日 | 神経細胞などの興奮性膜の性質を説明できる。 |
7 | 医薬品の心臓安全性評価法とヒトiPS心筋細胞の創薬応用 | 山崎 大樹 | 6月24日 | 医薬品の研究開発段階での非臨床試験における心臓への安全性評価について説明できる。 |
8 | 脂質分子の機能と疼痛における役割 | 渡辺 俊 | 7月1日 | 疼痛の発生や慢性疼痛の維持機構に関わる脂質分子の機能について説明できる。 |
9 | ストレス応答と抗うつ・抗不安薬 | 岩井 孝志 | 7月8日 | ストレスに対する中枢応答や抗うつ・抗不安薬の研究方法について説明できる。 |
10 | プロテインキナーゼ阻害薬の新しい可能性 | 内藤 康仁 | 7月15日 | 臨床薬としてのプロテインキナーゼ阻害薬の作用メカニズムと新規阻害薬の可能性を説明できる。 |
11 | 漢方における薬物の作用 | 小林 義典 | 7月22日 | 西洋薬とはベクトルの異なる漢方薬について、その開発の歴史、用薬・配合の理論を説明できる。 |
12 | 生薬の生産と品質管理 | 古平 栄一 | 7月29日 | 輸入価格の高騰にともない国産化が期待される生薬について、その生産・加工(修治)、性状と指標成分に基づく品質管理の実際について説明できる。 |
13 | 生薬の基原植物(遺伝子情報の利用) ※3202講義室で実施 | 石川 寛 | 8月5日 | 生薬の基原植物の鑑別における遺伝子情報の活用方法について理解し、実例をあげて説明できる。また漢方とテーラーメイド医療について説明できる。 |
14 | 天然有機化合物の単離、合成並びに生物活性 ※3202講義室で実施 | 白畑 辰弥 | 8月12日 | 天然有機化合物を単離し、それらを誘導化して種々の化合物へと変換して生物活性を測定し構造活性相関について議論する一連の流れを説明できる。 |
15 | 漢方方剤の抗うつ様効果とその作用機序 ※3202講義室で実施 | 伊藤 直樹 | 8月19日 | 漢方方剤の薬効の科学的解析の手法を理解し、またその研究結果に基づいて、西洋薬との違いを説明できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 受講態度、レポートの内容、質問をするなどの積極性を重視する。出席前提のレポート提出で採点します(100%)。20分以上の遅刻は欠席とみなします。 |
様々な病態と薬物の作用との関係をわかりやすく説明します。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】 |
2 | 受講前にシラバスに目を通し、講義内容を把握して、関連領域の基礎知識について学習しておく。また、担当者の最近の原著論文を調べて読んでおく。受講後に講義内容をレポートにまとめる。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |