Web Syllabus(講義概要)
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科目名:生命薬学演習
英文名:Seminar on Pharmaceutical Life Sciences
科目概要:修士_薬科専_薬科コ, 修士課程1年・修士課程2年, 通年, 必修, 4単位

科目責任者:奥脇 暢 (生化学・教授 ※)
担当者:奥脇 暢 (生化学・教授 ※), 柴垣 芳夫 (生化学・講師), 飯田 直幸 (生化学・講師), 齋藤 祥子 (生化学・助教), 岡田 信彦 (微生物学・教授), 羽田 健 (微生物学・講師), 三木 剛志 (微生物学・講師), 伊藤 雅洋 (微生物学・助教), 須藤 直樹 (微生物学・助教), 小山 信裕 (微生物薬品製造学・講師), 大手 聡 (微生物薬品製造学・講師), 小林 啓介 (微生物薬品製造学・講師), 坂本 光 (放射性同位元素研究室・講師), 髙瀬 ひろか (放射性同位元素研究室・助教), 長井 賢一郎 (医薬研究施設・講師), 佐藤 倫子 (化学系共有機器室・助教)
備考:(分野) 微生物学
(分野) 微生物薬品化学
(分野) 生化学

授業の目的

【微生物学】
 感染微生物学分野における学術論文の内容を客観的に評価するために、病原微生物など関連した文献を収集、整理し、その内容をまとめ、説明できる能力を身につける。
【微生物薬品化学】
 生物活性物質を利用した細胞(微生物も含む)の有する新しい機能や制御機構の解析に関する最新の原著論文あるいはその周辺の論文を題材として取り上げる。その内容をまとめ、発表し、討論することにより、より深い専門知識を修得する。
【生化学】
 生化学・細胞生物学・分子生物学の知識・技術を駆使しながら、第一線の生命科学研究に参画し、独立した研究者となるため、研究を充分に理解し、必要な実験を立案して遂行することを学ぶ。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻修士課程②③に関連する。

教育内容

微生物学、微生物薬品科学、生化学に関する最先端研究の世界の状況を把握するため、情報収集を行い、自身の研究の方向性を決定する。また、最先端研究成果の内容をまとめて発表し、議論しながら斬新なアイディアを創出する。問題抽出能力を養成するとともに、プレゼンテーションの手法も習得する。

教育方法

最先端の科学論文を題材として内容を発表、議論を行う。

講義内容

No.講義項目担当者到達目標・学習方法・内容
1【微生物学】
特定の研究テーマに対する文献の検索法、原著論文の読み方、内容のまとめ方及びプレゼンテーション法について個別に指導する。その成果を研究室セミナーで発表する。
岡田 信彦
羽田 健
三木 剛志
坂本 光
伊藤 雅洋
長井 賢一郎
髙瀬 ひろか
佐藤 倫子
須藤 直樹
研究テーマに関連した原著論文を収集し、その内容を理解し、説明できる。
2【微生物薬品化学】
各自与えられた研究テーマに関連して次のような内容の原著論文を検索する。
(1) 微生物資源の有用性や多様性
(2) 有用生物活性物質の探索戦略、化学構造の解析
(3) 生物活性物質の活性発現の責任分子や作用機構の解明
(4) 生物活性物質を利用した細胞の有する新しい機能や制御機構解析
(5) 生活習慣病(たとえば脂質異常症や肥満など)や感染症の発症の分子機構や予防治療の戦略
取り上げた原著論文を中心に必要に応じて関連する論文についても熟読理解することにより、その内容をまとめ、発表し、討論する。個々においてはより深い専門知識を求められるが、全体としては細胞生物学や生化学のみならず微生物学、生物有機化学や分子生物学などバランスのとれた知識の修得が期待される。
小山 信裕
大手 聡
小林 啓介
目的とする原著論文を検索し、その内容や実験技術を理解し、実験結果や関連する資料を理解されやすくまとめ、討論できるようになる。さらに、その研究が各自の研究にフィードバックできる知識と研究の進め方の論理性や妥当性を判断できるようになる。
3【生化学】
細胞生物学の基本、特に細胞の増殖及び分化を制御する細胞内シグナル伝達系について詳しく指導する。主な話題は、細胞増殖制御の仕組み、細胞周期、細胞膜上及び細胞質から核へのシグナル伝達系に関するものである。これらの問題を酵素化学的な観点並びに遺伝子機能の観点の両面から理解できるように指導し、併せて生化学及び分子生物学一般の知識・技術も修得する。学生は、これらの内容に関連した文献資料を読み、相互に討論することによって科学論文の読解力、要約力及び発表能力を向上させるとともに研究における着想力を養う。教員は、討論に参加しそれを支援する。また、学外セミナー、シンポジウム、学会(日本生化学会、日本分子生物学会、日本ウイルス学会、日本薬学会等)等に積極的に参加し、討論する機会を与える。
奥脇 暢
柴垣 芳夫
飯田 直幸
齋藤 祥子
関連科学論文を読破し、その内容を要約して発表できる。論文にある内容を自分の研究に当てはめて批判し、教員や学生同士との討論を通じて新たな実験を計画することができる。
No. 1
講義項目
【微生物学】
特定の研究テーマに対する文献の検索法、原著論文の読み方、内容のまとめ方及びプレゼンテーション法について個別に指導する。その成果を研究室セミナーで発表する。
担当者
岡田 信彦
羽田 健
三木 剛志
坂本 光
伊藤 雅洋
長井 賢一郎
髙瀬 ひろか
佐藤 倫子
須藤 直樹
到達目標・学習方法・内容
研究テーマに関連した原著論文を収集し、その内容を理解し、説明できる。
No. 2
講義項目
【微生物薬品化学】
各自与えられた研究テーマに関連して次のような内容の原著論文を検索する。
(1) 微生物資源の有用性や多様性
(2) 有用生物活性物質の探索戦略、化学構造の解析
(3) 生物活性物質の活性発現の責任分子や作用機構の解明
(4) 生物活性物質を利用した細胞の有する新しい機能や制御機構解析
(5) 生活習慣病(たとえば脂質異常症や肥満など)や感染症の発症の分子機構や予防治療の戦略
取り上げた原著論文を中心に必要に応じて関連する論文についても熟読理解することにより、その内容をまとめ、発表し、討論する。個々においてはより深い専門知識を求められるが、全体としては細胞生物学や生化学のみならず微生物学、生物有機化学や分子生物学などバランスのとれた知識の修得が期待される。
担当者
小山 信裕
大手 聡
小林 啓介
到達目標・学習方法・内容
目的とする原著論文を検索し、その内容や実験技術を理解し、実験結果や関連する資料を理解されやすくまとめ、討論できるようになる。さらに、その研究が各自の研究にフィードバックできる知識と研究の進め方の論理性や妥当性を判断できるようになる。
No. 3
講義項目
【生化学】
細胞生物学の基本、特に細胞の増殖及び分化を制御する細胞内シグナル伝達系について詳しく指導する。主な話題は、細胞増殖制御の仕組み、細胞周期、細胞膜上及び細胞質から核へのシグナル伝達系に関するものである。これらの問題を酵素化学的な観点並びに遺伝子機能の観点の両面から理解できるように指導し、併せて生化学及び分子生物学一般の知識・技術も修得する。学生は、これらの内容に関連した文献資料を読み、相互に討論することによって科学論文の読解力、要約力及び発表能力を向上させるとともに研究における着想力を養う。教員は、討論に参加しそれを支援する。また、学外セミナー、シンポジウム、学会(日本生化学会、日本分子生物学会、日本ウイルス学会、日本薬学会等)等に積極的に参加し、討論する機会を与える。
担当者
奥脇 暢
柴垣 芳夫
飯田 直幸
齋藤 祥子
到達目標・学習方法・内容
関連科学論文を読破し、その内容を要約して発表できる。論文にある内容を自分の研究に当てはめて批判し、教員や学生同士との討論を通じて新たな実験を計画することができる。

評価方法

定期試験 
授業 
その他【微生物学】
 セミナー発表時における適切な論文の選択・収集(10%)、発表内容の理解度(30%)、説明のわかりやすさ(10%)、質疑応答(50%)の内容にて評価する。
【微生物薬品化学】
 各自の研究と関連する原著論文を理解し(20%)、内容をまとめ発表し(30%)、質疑応答(50%)を受ける。この過程を統合して各自の理解度を評価する。
【生化学】
 セミナーや討論における理解度(50%)、実験の進め方や実験結果の解釈(50%)をみて評価する。

学生へのメッセージ

生命薬学演習は、研究関連分野における原著論文を選択・収集し、内容を理解した上でわかりやすくプレゼンテーションすることを主眼とした科目となっています。したがって、英語の読解力だけでなく、研究分野における専門用語を熟知し、技術論や方法論、データの解釈等しっかりと読みこなせることが必要となります。さらに、質疑応答に対しては、周辺の知識も必要となります。関連論文もしっかりと読んでおきましょう。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:120時間】
2(予習)ディスカッションに積極的に参加するために、その内容に関連する基礎知識を整理し、理解しておく。
(復習)ディスカッションの内容を復習し、不足していた知識や背景を整理する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし) 
参考書(なし) 
教科書
署名
(なし)
著者・編者
 
発行所
参考書
署名
(なし)
著者・編者
 
発行所