Web Syllabus(講義概要)
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科目名:病院・薬局実習事前実習
英文名:Pharmacy Practice Experience
科目概要:薬, 4年, 通年, 必修, 4単位
A, B, C, D, 集中3・4・5限
科目責任者:田辺 光男 (薬理学・教授)
担当者:田辺 光男 (薬理学・教授), 尾鳥 勝也 (薬物治療学Ⅰ・教授 ※), 久保田 理恵 (臨床薬学教育部門・教授 ※), 平山 武司 (薬物治療学Ⅲ・教授 ※), 鈴木 雄介 (生体制御学・教授※), 根岸 健一 (地域医療薬学・教授※), 前田 和哉 (薬剤学・教授), 小林 昌宏 (薬物動態学・准教授 ※), 菅原 充広 (薬物治療学Ⅳ・准教授 ※), 奈良輪 知也 (薬剤学・講師), 毛利 順一 (薬物治療学Ⅰ・講師 ※), 井上 岳 (薬物治療学Ⅲ・講師 ※), 川上 美好 (地域医療薬学・准教授 ※), 向井 潤一 (臨床薬学教育部門・講師 ※), 岩澤 真紀子 (医薬品情報学・准教授 ※), 青木 学一 (薬物治療学Ⅳ・講師 ※), 熊谷 剛 (臨床薬学研究部門・講師), 前田 実花 (臨床薬剤疫学・講師※), 朝倉 崇徳 (生体制御学・講師※), 髙野 修平 (薬剤学・助教), 春日井 公美 (薬物治療学Ⅰ・助教 ※), 東山 倫子 (薬物治療学Ⅰ・助教 ※), 川野 千尋 (薬物治療学Ⅰ・助教 ※), 飛田 夕紀 (薬物治療学Ⅲ・助教 ※), 井口 智恵 (薬物治療学Ⅲ・助教 ※), 藤尾 千裕 (薬物治療学Ⅲ・助教 ※), 宮下 博幸 (薬物治療学Ⅲ・助教※), 塩見 めぐみ (薬物治療学Ⅳ・助教 ※), 安藤 航 (薬物治療学Ⅳ・助教 ※), 吉野 裕梨佳 (臨床薬学教育部門・助教 ※), 山田 路子 (臨床薬学教育部門・助教 ※), 友田 吉則 (薬物動態学・助教 ※), 岡村 央 (臨床薬学教育部門・助教※), 小林 義和 (生体制御学・助教※), 婦川 貴博 (医療安全管理学・助教※), 李 大葵 (薬品製造化学・助教), 森 大輝 (地域医療薬学・助教), 苫米地 隆人 (薬剤学・助教), 山本 悠樹 (薬物治療学Ⅰ・助教※), 齋藤 美希 (地域医療薬学・助教※), 長崎 郁美 (薬物治療学Ⅰ・助教※), 事前実習担当者
備考:NR養成講座対応科目 
臨床検査技師養成科目 
実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す)
〔科目ナンバリング:PP304-CP04〕

授業の目的(科目のねらい)

患者・生活者本位の視点に立ち、薬剤師として病院や薬局などの臨床現場で活躍するために、病院実習や保険薬局実習に先立って、薬物療法の実践と、チーム医療・地域保健医療への参画に必要となる基本的な知識・技能・態度を修得する。
科目の位置付け:臨床薬学系専門科目。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①②③④⑤に関連する。

教育内容

病院実習・保険薬局実習に先立ち、病院や薬局での薬剤師の職能を理解し、技能を修得するために必要な医薬品情報、処方監査、処方箋調剤、注射剤の調製、患者応対と服薬指導などの項目を実習する。

学習の到達目標

A:医療の担い手として、必要な知識・技能の修得に努め、職業観を養うことができる。
B:患者・生活者の心理、立場、環境や状態に配慮し、適切なコミュニケーションを図ることができる。
C:医薬品情報の情報源の特徴、位置づけを理解し、適切に使用し活用できる。
D:薬物治療を個別最適化するために必要な患者情報(種々のモニタリング項目、身体所見の観察・測定を含む)を抽出し、考慮すべき事項を説明できる。
E:治療薬物モニタリング(TDM)において、患者の血中薬物濃度や薬物動態パラメータに基づいて、適切な薬物投与計画を立案できる。
F:調剤の流れに従って、患者背景に基づいた処方監査・解析を行い、必要に応じて疑義照会・処方提案を実践し、処方された散剤、水剤、注射剤など医薬品の製剤学的特性に応じた基本的な調剤、調剤監査、服薬指導を行うことができる。
G:要指導医薬品や一般用医薬品の選択に必要な基本的事項を把握し、医薬品を適切に提供できる。
H:感染症の標準予防策を理解し、医療現場や地域における感染制御、感染拡大防止に努めることができる。

教育方法

実習、演習、PBL(問題解決型学習)、ディスカッション、プレゼンテーション等の方法を、実習項目毎に組み合わせて実施する。対面授業にて実施する。
課題のフィードバック方法:実習内の課題については、実習中に全体に向けてフィードバックを行う。

実習内容

No.実習項目担当者授業内容・方法
1医薬品情報事前実習担当者
インターネット等を利用して代表的な医薬品情報の収集について学ぶ。
医療用医薬品添付文書と医薬品インタビューフォームの使い分けについて学ぶ。
目的(効能効果、副作用、相互作用、薬剤鑑別、妊婦への投与、中毒など)に合った適切な情報源を選択して必要な情報を検索し、得られた情報を整理・加工することについて学ぶ。
医学・薬学文献データベース検索(PubMed、医中誌等)におけるキーワード、シソーラスの重要性を理解し、適切に検索することについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、Cに関連する。
2自己注射・外用薬の手技指導事前実習担当者
安全かつ清潔に配慮して自己注射の取扱い方法について学ぶ。
安全かつ清潔に配慮してSMBG機器の取扱い方法について学ぶ。
清潔に配慮して点眼剤の取扱い方法について学ぶ。
代表的な坐剤、吸入剤の取扱い方法について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
3調剤と調剤薬監査事前実習担当者
処方箋に基づく、適切な散剤調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な水剤調剤について学ぶ。(ラベル・薬札作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な計数調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な軟膏剤調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づいて調剤された薬の監査について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
4注射剤の調製事前実習担当者
衛生的な手洗いの実施について学ぶ。
無菌調製を行う際の適切な必要装備(手袋・マスク・キャップ・ガウン)の装着・脱着の実施について学ぶ。
代表的な注射剤の配合変化のある組合せとその理由について学ぶ。
清潔に配慮したTPN調製の実施について学ぶ。
安全かつ清潔に配慮した抗がん剤調製の実施について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題について取組む。
【復習】デモ動画を参考にしながら、実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】F、Hに関連する。
5処方監査と疑義照会事前実習担当者
患者情報と医薬品情報に基づく、処方の妥当性、適切性の判断について学ぶ。
模擬医師に対して適切なコミュニケーションのもと疑義照会し、照会内容を記録することについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
6保険薬局での患者応対と服薬指導事前実習担当者
模擬患者および様々な情報源から薬物療法に必要な情報を収集することについて学ぶ。
模擬患者に対する、適切な服薬説明について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、D、Fに関連する。
7病棟での患者情報収集と患者応対事前実習担当者
患者情報を収集し、問題点を把握することについて学ぶ。
入院時初回面談の実施について学ぶ。
薬物治療上の問題点を評価し、薬学的管理の立案を行い医師に情報提供することについて学ぶ。
服薬指導の実施について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、D、Fに関連する。
8フィジカルアセスメント事前実習担当者
代表的なフィジカルアセスメントの項目について、生理的意義や異常所見について学ぶ。聴診器などを用いてバイタルサインを取得することについて学ぶ。
得られたバイタルサインから病態の簡単な評価をすることについて学ぶ。またその内容を、薬物治療の提案や副作用の管理などに活用することについて学ぶ。
基本的な注射方法の種類を説明し、静脈注射や採血の体験を通して手技や注意点について学ぶ。
救命救急処置が必要な病態を理解し、一次救命処置から二次救命処置の概要について学ぶ。
アナフィラキシーショックなど緊急性の高い病態に対し、薬剤師として適切な対応を学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】D、Fに関連する。
9TDM事前実習担当者
代表的なTDM対象薬の初期投与設計と血中濃度に基づいた投与設計について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Eに関連する。
10薬局での来局者応対と一般用医薬品・要指導医薬品の情報提供事前実習担当者
症候にあった適切な対応を選択するために、模擬来局者から必要な情報を収集することについて学ぶ。
模擬来局者に対して、一般用医薬品等の薬物療法を有効かつ安全に使用するための取り扱いについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、Gに関連する。
11在宅患者への応対と服薬指導事前実習担当者
在宅患者の身体状況や生活環境等の必要な情報を適切な手順で聞き取ることについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Bに関連する。
12保険薬局での患者・来局者応対と服薬指導<応用編>事前実習担当者
患者・来局者の背景にあわせた薬物療法の適切な評価と薬学的管理の立案について学ぶ。
模擬患者・来局者に対して、その背景にあわせた応対(情報の収集と提供)について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、Dに関連する。
13ワクチン調製と投与事前実習担当者
予防接種及びワクチンに関する基礎的知識を理解し、薬剤師が果たすべき役割について学ぶ。
ワクチンの薬理学的特性を理解し、ワクチンの保存・調製・投与を安全に行うための手順について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、Hに関連する。
14総合実習事前実習担当者
大学内で行った事前実習を振り返り,改めて調剤および服薬指導など薬剤師の基本的業務について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、B、C、D、E、F、G、Hに関連する。
No. 1
実習項目
医薬品情報
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
インターネット等を利用して代表的な医薬品情報の収集について学ぶ。
医療用医薬品添付文書と医薬品インタビューフォームの使い分けについて学ぶ。
目的(効能効果、副作用、相互作用、薬剤鑑別、妊婦への投与、中毒など)に合った適切な情報源を選択して必要な情報を検索し、得られた情報を整理・加工することについて学ぶ。
医学・薬学文献データベース検索(PubMed、医中誌等)におけるキーワード、シソーラスの重要性を理解し、適切に検索することについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、Cに関連する。
No. 2
実習項目
自己注射・外用薬の手技指導
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
安全かつ清潔に配慮して自己注射の取扱い方法について学ぶ。
安全かつ清潔に配慮してSMBG機器の取扱い方法について学ぶ。
清潔に配慮して点眼剤の取扱い方法について学ぶ。
代表的な坐剤、吸入剤の取扱い方法について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
No. 3
実習項目
調剤と調剤薬監査
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
処方箋に基づく、適切な散剤調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な水剤調剤について学ぶ。(ラベル・薬札作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な計数調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づく、適切な軟膏剤調剤について学ぶ。(薬袋作成~清掃・片付け)
処方箋に基づいて調剤された薬の監査について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
No. 4
実習項目
注射剤の調製
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
衛生的な手洗いの実施について学ぶ。
無菌調製を行う際の適切な必要装備(手袋・マスク・キャップ・ガウン)の装着・脱着の実施について学ぶ。
代表的な注射剤の配合変化のある組合せとその理由について学ぶ。
清潔に配慮したTPN調製の実施について学ぶ。
安全かつ清潔に配慮した抗がん剤調製の実施について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題について取組む。
【復習】デモ動画を参考にしながら、実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】F、Hに関連する。
No. 5
実習項目
処方監査と疑義照会
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
患者情報と医薬品情報に基づく、処方の妥当性、適切性の判断について学ぶ。
模擬医師に対して適切なコミュニケーションのもと疑義照会し、照会内容を記録することについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Fに関連する。
No. 6
実習項目
保険薬局での患者応対と服薬指導
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
模擬患者および様々な情報源から薬物療法に必要な情報を収集することについて学ぶ。
模擬患者に対する、適切な服薬説明について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、D、Fに関連する。
No. 7
実習項目
病棟での患者情報収集と患者応対
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
患者情報を収集し、問題点を把握することについて学ぶ。
入院時初回面談の実施について学ぶ。
薬物治療上の問題点を評価し、薬学的管理の立案を行い医師に情報提供することについて学ぶ。
服薬指導の実施について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、D、Fに関連する。
No. 8
実習項目
フィジカルアセスメント
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
代表的なフィジカルアセスメントの項目について、生理的意義や異常所見について学ぶ。聴診器などを用いてバイタルサインを取得することについて学ぶ。
得られたバイタルサインから病態の簡単な評価をすることについて学ぶ。またその内容を、薬物治療の提案や副作用の管理などに活用することについて学ぶ。
基本的な注射方法の種類を説明し、静脈注射や採血の体験を通して手技や注意点について学ぶ。
救命救急処置が必要な病態を理解し、一次救命処置から二次救命処置の概要について学ぶ。
アナフィラキシーショックなど緊急性の高い病態に対し、薬剤師として適切な対応を学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】D、Fに関連する。
No. 9
実習項目
TDM
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
代表的なTDM対象薬の初期投与設計と血中濃度に基づいた投与設計について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Eに関連する。
No. 10
実習項目
薬局での来局者応対と一般用医薬品・要指導医薬品の情報提供
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
症候にあった適切な対応を選択するために、模擬来局者から必要な情報を収集することについて学ぶ。
模擬来局者に対して、一般用医薬品等の薬物療法を有効かつ安全に使用するための取り扱いについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、Gに関連する。
No. 11
実習項目
在宅患者への応対と服薬指導
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
在宅患者の身体状況や生活環境等の必要な情報を適切な手順で聞き取ることについて学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】Bに関連する。
No. 12
実習項目
保険薬局での患者・来局者応対と服薬指導<応用編>
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
患者・来局者の背景にあわせた薬物療法の適切な評価と薬学的管理の立案について学ぶ。
模擬患者・来局者に対して、その背景にあわせた応対(情報の収集と提供)について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】B、Dに関連する。
No. 13
実習項目
ワクチン調製と投与
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
予防接種及びワクチンに関する基礎的知識を理解し、薬剤師が果たすべき役割について学ぶ。
ワクチンの薬理学的特性を理解し、ワクチンの保存・調製・投与を安全に行うための手順について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、Hに関連する。
No. 14
実習項目
総合実習
担当者
事前実習担当者
授業内容・方法
大学内で行った事前実習を振り返り,改めて調剤および服薬指導など薬剤師の基本的業務について学ぶ。
【予習】事前にシラバスと実習書に目を通し、予習課題があれば取組む。
【復習】実習内容を踏まえて、薬剤師として必要な知識・技能・態度を修得する。
【到達目標】A、B、C、D、E、F、G、Hに関連する。

評価方法と基準

定期試験 
授業 
その他各実習項目の到達目標に対する技能および態度(20%)、事前実習の全体目標達成度(10%)と客観試験(70%)で評価する。なお、忘れ物、欠席・遅刻・早退、態度不良の場合は回数に応じて減点する。
※ 技能および態度(20%)については、各実習項目での教員によるルーブリック評価、SGD内容などでの評価とする。全体目標達成度(10%)については、総合実習での教員によるルーブリック評価とする。客観的試験(70%)については、前期、後期の実習試験の点数による評価とする。
※ 提出物(ポートフォリオ、実習での課題等)を出さないなど、実習ルールに従わない場合には、単位を与えないことがあるので注意すること。
※ 客観試験(実習試験)の結果は最終判定ではないので注意すること。

学生へのメッセージ

本科目は、5年次の実務実習に先立って、薬剤師職務に必要な基本的知識・技能・態度を修得するために設定された重要な実習科目です。決して薬学共用試験のために行っている訳ではありません。目的を十分に理解し、積極的に実習に臨みましょう。また、挨拶や時間厳守など、実務実習に向けてマナーもしっかりと身につけましょう。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:- 時間】
2・「病院・薬局実習事前実習書」を準備し、事前に該当実習項目を予習した上で実習に臨むこと。
・事前に各実習の自己評価表を確認し、目的意識を持って実習に臨むこと。また、終了後は目標レベルに達成できているかどうかを各自で確認すること。
・必ず、事前にポートフォリオ(学修記録)の内容を確認し、各自の目標を設定した上で実務実習に臨むこと。
・事前実習総合実習について質問がある場合は臨床薬学教育部門に問い合わせること。
3【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者)
実務経験により修得した知識と技能を活かし、薬剤師業務に直接関連する各実習項目において、実務実習で薬物療法の実践、チーム医療や地域医療に参画できるような実践的指導を行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書病院・薬局実習事前実習書事前学習小委員会北里大学薬学部
教科書プリント配布
参考書調剤学総論改訂 14版堀岡正義南山堂
参考書実務実習事前学習のための調剤学 改訂版監修 柴崎正勝ほか,編集 厚田幸一郎ほか廣川書店
参考書実務実習事前学習-病院・薬局実習に行く前に-日本薬学会 編東京化学同人
参考書第十四改訂調剤指針日本薬剤師会 編薬事日報社
参考書図解PubMedの使い方-インターネットで医学文献を探す 第8版大崎泉、成田ナツキ 著、
阿部信一、山下ユミ 監修
日本医学図書館協会
教科書
署名
病院・薬局実習事前実習書
著者・編者
事前学習小委員会
発行所
北里大学薬学部
教科書
署名
プリント配布
著者・編者
発行所
参考書
署名
調剤学総論改訂 14版
著者・編者
堀岡正義
発行所
南山堂
参考書
署名
実務実習事前学習のための調剤学 改訂版
著者・編者
監修 柴崎正勝ほか,編集 厚田幸一郎ほか
発行所
廣川書店
参考書
署名
実務実習事前学習-病院・薬局実習に行く前に-
著者・編者
日本薬学会 編
発行所
東京化学同人
参考書
署名
第十四改訂調剤指針
著者・編者
日本薬剤師会 編
発行所
薬事日報社
参考書
署名
図解PubMedの使い方-インターネットで医学文献を探す 第8版
著者・編者
大崎泉、成田ナツキ 著、
阿部信一、山下ユミ 監修
発行所
日本医学図書館協会