科目名 | : | 漢方薬理学特別研究 |
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英文名 | : | Research Work on Kampo Pharmacology |
科目概要 | : | 博士後期_薬科専_薬科コ, 博士後期課程, 通年, 必修, 5単位 |
科目責任者 | : | 日向 須美子 (漢方臨床研究室・准教授) |
担当者 | : | 日向 須美子(漢方臨床研究室・准教授)、伊藤 直樹(漢方臨床研究室・講師)、遠藤 真理(漢方臨床研究室・助教) |
備考 | : |
天然物医薬品である漢方薬の特性と臨床上の課題を考慮した上で研究計画を立案し、適切な研究手法を用いて研究を遂行し、研究成果を学会発表および論文発表できる能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬科学専攻博士後期課程①②③④⑤⑥に関連する。
漢方薬の薬理作用を分子レベルで解明するために必要な東洋医学、漢方薬、薬理学、生理学、細胞生物学等の基本的な知識と学術論文から得られる最先端の知識をもとに、研究結果を正しく理解して考察することで、次の研究へ発展させることができるような教育を行う。
臨床上の課題を検討し、自ら研究テーマを立案し、研究結果について科学的根拠をもとに十分考察し、教員や仲間と議論することで、新しい発見へと導くと共に、その研究成果を臨床応用するためにはどのような課題を解決する必要があるのかについても考えさせる。また、下級生の研究指導を行うことで、指導力やコミュニケーション能力の向上につなげる。研究成果を学会発表することで、専門分野の研究者と議論する機会を増やし、学術論文の執筆へ生かせるようにする。原則、対面授業として実施する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 到達目標・学習方法・内容 |
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1 | 研究課題の対象となる病態モデルマウスの作製と漢方薬の薬効を評価するための適切な薬理学的評価手法の選択もしくは開発を行い、課題を解決する。さらにその作用機序の解明へ発展させる。得られた研究成果を学会発表し、論文投稿へ導く。 | 日向 須美子 伊藤 直樹 遠藤 真理 | 1.臨床上の課題から研究テーマを立案できる。 2.病態モデルマウスとその評価手法を選択、あるいは開発できる。 3.in vivo の結果と関連文献の情報から作用機構を推定し、次の実験計画を立案できる。 4.研究成果をまとめて学会、及び、論文発表できる。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 研究への自主的・積極的な取り組み(30%)、後進の指導内容(10%)、学会発表(20%)、研究成果をまとめた投稿論文の内容 (20%)、及び、論文審査(20%)から総合的に評価する。 |
多種多様な成分の混合物である漢方薬の研究では、様々な分野の研究者の助言や協力により研究が進展することが多いため、広い分野に関心を持ち、周りの助言を真摯に受け止めて、自分の研究に生かせるようになりましょう。
1 | 【授業時間外に必要な学習時間:70時間】 (予習)最新の文献とそれに関連する過去の文献や総説等を読み、参加した学会等で得た情報も勘案して、実験計画を作成する。 (復習)実験結果を詳細に解析し、教員や共同研究者と議論することで、今後の研究の展開を明確化し、研究成果の臨床応用の可能性を探る。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
参考書 | なし |