Web Syllabus(講義概要)
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科目名:臨床検査学Ⅱ
英文名:Medical TechnologyⅡ
科目概要:薬, 6年, 前期, 選択, 1単位
A, B, C, D, 金曜日1・2限, 3302講義室
科目責任者:喜来 望 (学習支援室・講師)
担当者:喜来 望(学習支援室・講師)
備考:〔科目ナンバリング:PP301-CP06〕

授業の目的(科目のねらい)

チーム医療の観点から、臨床検査業務と薬剤師業務の連結点、相互協力すべき事項などについて理解できるようになるために、臨床検査の意義と目的を周知し、患者の心理・生理状態に対する医療的配慮の在り方を学び、薬剤師業務に活用できるようになる。
科目の位置付け:発展科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科③④⑤に関連する。

教育内容

臨床検査技師の資格取得に必要な臨床化学検査学的内容を中心に、病態・疾患の原因と経過などを把握するための検査方法について学ぶ。また、代謝系や内分泌系を構成する器官の構造や機能について復習する。代謝系や内分泌系が人体における重要な調節系の一つとしてどのように生体機能を調節しているかについて学ぶ。

学習の到達目標

A:医療現場で実施される各種検査方法及び代表的な疾患について実施される検査とその意義について理解し、説明できる。
B:内分泌器官(ホルモン産生器官)の構造と産生されるホルモン及びその作用と特徴について理解し、説明できる。
C:疾患の発症メカニズムを生体の恒常性と関連付けた上で、異常反応としての病態を理解し、説明できる。
D:代謝・内分泌系及び電解質異常の発症メカニズムを生体の恒常性と関連付けた上で、異常反応としての病態を説明する。
E:臨床検査の異常値の発現メカニズムを、身体の正常反応と病的変化に結び付け、臨床的意義を説明するとともに、臨床検査値の測定メカニズムと関連させる。

教育方法

配布資料を用いながら講義形式ですすめる。
次回の授業で、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。
対面授業(収録動画等配信なし)にて実施する。

講義内容

No.講義項目担当者開講日授業内容・方法
1臨床検査概論
糖尿病と検査①
喜来 望
5月9日①臨床検査項目の目的と意義について学ぶ。
臨床検査における分析法の組み立て方について学ぶ。
糖尿病の病態と原因の追究及び経過の把握のために必要な生体情報について学ぶ。
【予習】
・糖尿病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、B、C、Dに関連する。
2糖尿病と検査②喜来 望
5月9日②糖尿病判定基準の概要を知り、その根拠について学ぶ。また最近の新しい検査法について学ぶ。
【予習】
・前回の講義の内容も踏まえて糖尿病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
3電解質検査喜来 望
5月16日①電解質検査の意義と目的について学ぶ。主要な電解質検査の方法上の要点を学ぶ。
【予習】
・電解質について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
4タンパク質検査①喜来 望
5月16日②血液中のタンパク質の検出・測定の目的及び意義、特に肝疾患との関連について学ぶ。
【予習】
・タンパク質について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
5タンパク質検査②
肝臓病と検査
喜来 望
5月23日①肝疾患の病態把握に必要なタンパク質検査の概要を列挙し、予後判断における意義について学ぶ。
肝疾患の病態把握に必要な検査を総覧し、個々のデータの意義及びそれらを総合して得られる情報について学ぶ。
【予習】
・肝臓病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、C、D、Eに関連する。
6酵素検査喜来 望
5月23日②酵素活性測定の意義について学ぶ。特定の酵素活性と疾患の関係及び基本的な酵素活性測定法の概要について学ぶ。
【予習】
・酵素について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
7腎臓病検査喜来 望
5月30日①腎臓疾患の原因・経過・予後などの判断に必要な生体情報について学ぶ。腎疾患に関わる主な臨床検査を列挙し、その意義について学ぶ。
【予習】
・腎臓病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
8含窒素化合物検査喜来 望
5月30日②窒素化合物検査が特異的に示す腎疾患との連関について学ぶ。また検査法の概要について学ぶ。
【予習】
・含窒素化合物について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
9ホルモン検査喜来 望
6月6日①血液中のホルモン活性が生体機能にどのような意義を有するのかについて学ぶ。また主なホルモン活性の測定法及び異常値が示す危険性について学ぶ。
【予習】
・ホルモンについて、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、B、C、D、Eに関連する。
10演習・試験喜来 望
6月6日②本講義で学習してきた内容について、演習を行い、問題解決能力を身につける。まとめの試験を実施する。
【予習】
・前回までの講義内容を見直す。
【復習】
・自分で整理した講義内容をもう一度復習する。
【到達目標】A、B、C、D、Eに関連する。
No. 1
講義項目
臨床検査概論
糖尿病と検査①
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-09
授業内容・方法
臨床検査項目の目的と意義について学ぶ。
臨床検査における分析法の組み立て方について学ぶ。
糖尿病の病態と原因の追究及び経過の把握のために必要な生体情報について学ぶ。
【予習】
・糖尿病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、B、C、Dに関連する。
No. 2
講義項目
糖尿病と検査②
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-09
授業内容・方法
糖尿病判定基準の概要を知り、その根拠について学ぶ。また最近の新しい検査法について学ぶ。
【予習】
・前回の講義の内容も踏まえて糖尿病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 3
講義項目
電解質検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-16
授業内容・方法
電解質検査の意義と目的について学ぶ。主要な電解質検査の方法上の要点を学ぶ。
【予習】
・電解質について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 4
講義項目
タンパク質検査①
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-16
授業内容・方法
血液中のタンパク質の検出・測定の目的及び意義、特に肝疾患との関連について学ぶ。
【予習】
・タンパク質について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 5
講義項目
タンパク質検査②
肝臓病と検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-23
授業内容・方法
肝疾患の病態把握に必要なタンパク質検査の概要を列挙し、予後判断における意義について学ぶ。
肝疾患の病態把握に必要な検査を総覧し、個々のデータの意義及びそれらを総合して得られる情報について学ぶ。
【予習】
・肝臓病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、C、D、Eに関連する。
No. 6
講義項目
酵素検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-23
授業内容・方法
酵素活性測定の意義について学ぶ。特定の酵素活性と疾患の関係及び基本的な酵素活性測定法の概要について学ぶ。
【予習】
・酵素について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 7
講義項目
腎臓病検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-30
授業内容・方法
腎臓疾患の原因・経過・予後などの判断に必要な生体情報について学ぶ。腎疾患に関わる主な臨床検査を列挙し、その意義について学ぶ。
【予習】
・腎臓病について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 8
講義項目
含窒素化合物検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-05-30
授業内容・方法
窒素化合物検査が特異的に示す腎疾患との連関について学ぶ。また検査法の概要について学ぶ。
【予習】
・含窒素化合物について、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、Eに関連する。
No. 9
講義項目
ホルモン検査
担当者
喜来 望
開講日
2025-06-06
授業内容・方法
血液中のホルモン活性が生体機能にどのような意義を有するのかについて学ぶ。また主なホルモン活性の測定法及び異常値が示す危険性について学ぶ。
【予習】
・ホルモンについて、これまで学習してきた内容をまとめる。
【復習】
・講義内容を整理して復習する。
【到達目標】A、B、C、D、Eに関連する。
No. 10
講義項目
演習・試験
担当者
喜来 望
開講日
2025-06-06
授業内容・方法
本講義で学習してきた内容について、演習を行い、問題解決能力を身につける。まとめの試験を実施する。
【予習】
・前回までの講義内容を見直す。
【復習】
・自分で整理した講義内容をもう一度復習する。
【到達目標】A、B、C、D、Eに関連する。

評価方法と基準

定期試験実施しない。
授業授業回数9回+演習・試験。
その他講義中小テスト、及びレポート(70%)
演習その他(30%)
欠席については減点を行う。

学生へのメッセージ

3年次に学習した「臨床検査学Ⅰ」のアドバンス科目で、主に「検査方法と原理」にターゲットを絞り、適正な診断・経過の把握に益する精度の高いデータの取得について学習します。研究等で用いる実験手技が、実際にどのような局面で活用されているかを理解する良いチャンスです。

準備学習(予習・復習)・その他

1【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
2(予習)次回講義内容に関係するキーワード、症例などを提示するので、調査の上、ノートを作成する。
3(復習)臨床検査技師国家試験の該当する過去の問題を解き、その問題を解析して理解を深める。まとめノートを作成する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜講義資料配布  
参考書薬学生のための臨床化学 改訂第4版藤田芳一、眞野成康南江堂
参考書薬剤師のための基礎からの検査値の読み方上硲俊法、森嶋祥之じほう
参考書最新臨床検査学講座 臨床化学検査学浦山修、戸塚実、奥村伸生、松下誠医歯薬出版
参考書読んで上達!病気がわかる検査値ガイド 改訂第3版斉藤 嘉禎金原出版
教科書
署名
適宜講義資料配布
著者・編者
 
発行所
 
参考書
署名
薬学生のための臨床化学 改訂第4版
著者・編者
藤田芳一、眞野成康
発行所
南江堂
参考書
署名
薬剤師のための基礎からの検査値の読み方
著者・編者
上硲俊法、森嶋祥之
発行所
じほう
参考書
署名
最新臨床検査学講座 臨床化学検査学
著者・編者
浦山修、戸塚実、奥村伸生、松下誠
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
読んで上達!病気がわかる検査値ガイド 改訂第3版
著者・編者
斉藤 嘉禎
発行所
金原出版