科目名 | : | 医用工学概論実習 |
---|---|---|
英文名 | : | Practice in Medical Engineering |
科目概要 | : | 薬, 6年, 前期, 自由, 1単位 A, B, C, D, 土曜日1・2・3・4・5限, 3301講義室 |
科目責任者 | : | 鈴木 雄介 (生体制御学・教授) |
担当者 | : | 鈴木 雄介※(生体制御学・教授)、喜来 望(学習支援室・講師)、村山 章※(北里研究所病院) |
備考 | : | 臨床検査技師養成科目 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP304-CP06〕 |
生体の特性、患者の心理に配慮して、より侵襲性の少ない生体情報収集の方法としての電子工学的検査法について、測定原理を理解し、機器の原理と構成に合わせた測定方法を実施できるような知的、手技的基盤を習得する。また、信頼性の高いデータを得るためのバックグラウンドを構築する。
科目の位置付け:臨床薬学系専門科目。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④に関連する。
医用工学の基礎を学習する。また、検査機器の構造と基本原理及び使用方法について学習する。
A:臨床検査技師に必要な医用工学の基礎的な知識について習得する。
B:医療現場で使用される機器の原理や使用法について理解し、説明できる。
配布資料や実際の機器を用いながら演習及び実習を行う。
次回の実習で、レポートの中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。
対面で実施する。(収録動画等配信なし)
No. | 実習項目 | 担当者 | 授業内容・方法 |
---|---|---|---|
1 | 医用電子工学の意義 | 喜来 望 | 生体の一般的特性(電気的、電磁的、熱的、光学的他)を列挙し、医用工学の適用の合理性について学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
2 | 医用電子技術① 電磁気の基礎 | 喜来 望 | 電磁気の工学的基礎となる事項を列挙し、項目間の関連も含めて学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
3 | 医用電子技術② 直流回路 | 喜来 望 | 電気の流れを確保する「回路」の意味と回路における「抵抗」の意義を概説できる。回路では、直流回路の意味を学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
4 | 医用電子技術③ 交流回路 | 喜来 望 | 通常の商用電流回路である交流回路の特性について学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
5 | 能動素子① | 喜来 望 | 能動素子の目的と種類について学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
6 | 能動素子② | 喜来 望 | 各種の能動素子を列挙し、それぞれの特徴について相互の異なる点も含めて学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
7 | 能動素子③ | 喜来 望 | 異なる能動素子を組み合わせて作られる集積回路の種類と特性を学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
8 | 増幅回路① | 喜来 望 | 生体信号の増幅を行う原理と回路構成について学ぶ。 特に定量的増幅に必要とされる各種のファクターについて学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
9 | 増幅回路② | 喜来 望 | 原理の異なる増幅のしくみについて学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
10 | その他の回路 | 喜来 望 | 変調、復調、アイソレーションなどに用いられる回路の目的と特性について学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
11 | 生体情報の変換① | 村山 章 喜来 望 | 生体情報の導出、その際に考慮すべき事項、生体情報の変換の一般的しくみについて学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】A、Bに関連する。 |
12 | 生体情報の変換② | 村山 章 喜来 望 | 各種の変換素子を列挙し、その特性を学ぶ。また、各種変換素子のME 機器への利用について学ぶ。 【予習】 ・事前に配布した資料に目を通す。 【復習】 ・実習内容を整理して復習する。 【到達目標】A、Bに関連する。 |
定期試験 | 実施しない。 |
授業 | |
その他 | レポート(80%)、小テスト(20%)にて評価する。欠席は減点の対象となる。 |
医用工学の基礎を理解すると共に、病院内で使用されている機器を観察し、その原理・役割などを学びます。薬学部ではなかなか触れる機会がないと思いますので、担当の先生に積極的に質問してください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:15 時間】 |
2 | 学習内容のキーワードを提示するので、調査し、ノートを作成する。 区切りごとに練習問題を課すので、解析し、ノートを作成する。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 北里大学北里研究所病院の検査室で日々検査業務に関わっている教員が、実臨床の経験を踏まえて講義を行っている。 |
4 | その他:学習状況により、項目や内容を変更する場合がある。その場合は事前に通知する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 適宜講義資料配布 | ||
参考書 | 最新臨床検査学講座 医用工学概論 | 嶋津秀明、中島章夫 | 医歯薬出版 |
参考書 | 最新臨床検査学講座 検査機器総論 | 三村邦裕、山藤賢 | 医歯薬出版 |