科目名 | : | 医療薬学英語 |
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英文名 | : | English for Pharmacy Professions |
科目概要 | : | 薬, 5年・6年, 前期, 選択, 1単位 A, B, C, D, 金曜日3・4限, 3114セミナー室 |
科目責任者 | : | 井原 久美子 (非常勤教員) |
担当者 | : | 井原 久美子※(非常勤教員) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-LA05〕 |
医学薬学、ヘルスサイエンスの世界は日々進化しており、日本語の情報だけではもはや対応できないことは明らかである。いま薬剤師および薬の専門家として、世界の動向に正確に対応する力、グローバルな視野・舞台で専門性を発揮する力が求められており、本講義は、そのような実社会で必要とされる英語力を培うための実用的な知識と技能を修得する。
科目の位置付け:語学系専門科目
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー):薬学科②④に関連する。
英語で書かれた世界の最新の医学・薬学・ヘルスケア関連情報の正しい理解のための基礎を説明する。
社会で役立つ実用的な英語力を身につけるために、グループディスカッション、英語によるプレゼンテーション、病院や薬局等での英会話(コミュニケーション)など、学生主体のアクティブな実践演習を行う。
病院・薬局実習を終えた学生、実習が始まる学生にも対応し、リアル社会と直結した課題テーマを取り扱う。
毎回講義の冒頭にはwarm-up gameや洋楽で、楽しく日本語の世界から英語の世界へ!
A:英語医薬専門用語の習得:海外の添付文書や医薬情報、サイエンス分野で多用される表現を知り、正しく理解することができる。
B:英語文書の読解:世界の最新医薬情報にアクセスし、正しい読解方法を習得することができる。
C:英語でコミュニケーション:薬局や病院、ドラッグストアなどの現場における服薬指導や患者対応を英語で実践することができる。
D:英語で情報の発信:自分で調査し知り得た知見を英語でプレゼンテーションやレポートなどにまとめ、グループに発表(説明)することができる。
・学生主体の対面講義として実施する。
・PowerPointで要点を講義し、グループでのディスカッション(討議会)で理解を深める講義とする。
・講義で生じた疑問点について速やかにコメントし、講義の中で解答を検討する。
・グループで課題を発表し、ミニ討議会を実施させる。
・討議中において、理解を深めるために、随時コメントする。
・レポート、プレゼン資料はPowerPointやGoogleSlideなどを活用してクラスに紹介する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | Introduction Pharmacy Communication-1 | 井原 久美子 | 5月30日③④ | ①講義の概要を学ぶ ②【Pharmacy Communication】薬剤師と患者との会話ダイアログを理解し、用語やphraseを学ぶ。 【予習】なし 【復習】本時で扱ったphraseを調べ、音読、実践しておく。 【到達目標】A、B、C に関連する。 |
2 | Pharmacy Communication-2 | 井原 久美子 | 5月30日③④ | 【Pharmacy Communication】薬剤師と患者との会話ダイアログを理解し、ロールプレイ形式で実践し学ぶ。 【予習】なし 【復習】本時で扱ったphraseを調べ、音読、実践しておく。 【到達目標】A、B、C に関連する。 |
3 | Pharmacy Communication-3 | 井原 久美子 | 6月6日③④ | 【Pharmacy Communication】薬剤師と患者との会話ダイアログを理解し、ロールプレイ形式で実践し学ぶ。 【予習】身近な医薬品を選び、内容を調べておく(海外薬or日本薬)。 【復習】本時で扱ったphraseを確認し、服薬指導の流れを理解しながら実践しておく。 【到達目標】A、B、C に関連する。 |
4 | Pharmacy Communication-4 Drug Information -1 | 井原 久美子 | 6月6日③④ | ①【Pharmacy Communication】総括として、実際の医薬品を使用して服薬指導を実践し、重要なphraseやー連の流れを学ぶ。 【予習】医薬品を選び、内容を調べてくる。 【復習】本時で扱ったphraseを確認し、服薬指導の流れを様々なシーンで応用してみる。 ②【Drug Information】医薬品の添付文書などの重要文書の読解を学ぶ。 【到達目標】A、B、C 、Dに関連する。 |
5 | Drug Information -2 | 井原 久美子 | 6月13日③④ | 【Drug Information】医薬品の重要な英文書の読解を学ぶ。正確に理解し、要約することを学ぶ。最後に相手に英語で情報提供する方法を学ぶ。 【予習】文書の専門用語・表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現、意味を理解し、単語のミニクイズに備える。 【到達目標】A、B、Dに関連する。 |
6 | Drug Information -3 | 井原 久美子 | 6月13日③④ | 【Drug Information】医薬品の重要な英文書の取り扱いを学ぶ。正確に理解し、要約することを学ぶ。さらに相手に英語で情報提供する方法を学ぶ。 【予習】文書の専門用語・表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現、意味を理解し、指定されたレポートを提出する。 【到達目標】A、B、Dに関連する。 |
7 | Research Project and Presentation -1 | 井原 久美子 | 6月20日③④ | 【Research Project】最新の社会問題、医薬品や症例について、配布の英文資料を用いて正しい読解、理解、要約について学ぶ。 【Presentation】英語によるプレゼンテーションの方法を学ぶ。 【予習】本時で使用の配布資料を確認、指定箇所を要約しておく。自身のリサーチのトピックを模索しておく。 【復習】自身のリサーチトピックを決定する。 【到達目標】A、B、Dに関連する。 |
8 | Research Project and Presentation-2 | 井原 久美子 | 6月20日③④ | 【Research Project】最新の社会問題、医薬品や症例について、配布の英文資料を用いて正しい読解、理解、要約について学ぶ。 また、リサーチするトピックを決定する。 【Presentation】英語によるプレゼンテーションの方法を学ぶ。 【予習】本時で使用の資料を確認、指定箇所を要約しておく。自身のリサーチのトピックを決め、検索しておく。 【復習】本時で扱った内容を活用し、自身のリサーチ、プレゼン資料作成を完成させる。 【到達目標】A、B、Dに関連する。 |
9 | Research Project and Presentation-3 | 井原 久美子 | 6月27日③④ | 【Research Project】最新の社会問題、医薬品や症例について、英文資料を用いて正しい読解、理解、要約について学ぶ。 学生個々のリサーチ進捗について、疑問点などを検討し、解決する。 【Presentation】英語によるプレゼンテーションの方法を学ぶ。 【予習】リサーチ、プレゼン資料の完成と確認。 【復習】個々のリサーチ、プレゼン作成を完成させる。 【到達目標】A、B、Dに関連する。 |
10 | Research Project and Presentation- FINAL & Review | 井原 久美子 | 6月27日③④ | 【Research Project and Presentation】 プレゼンテーションの開催 講義の総まとめ 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
定期試験 | なし |
授業 | プロジェクト・プレゼンテーション(50%) 課題レポート(40%) 受講姿勢(10%) ※課題レポート:講義で学んだ内容から出題する。記述方式。【提出期限の厳守】 |
その他 | 机上の読み書きを中心とする講義ではなく、聞く、話す、発表するなどアクティブな講義となっている。従って、学生一人一人の活発な受講姿勢が望まれる。 (注)学生の理解度により、進捗の度合いについては修正されることがある。 |
英語は、卒業後どのキャリアに進もうとも必ず必要になっています。この講義は、 「英語を勉強する」講義ではなく、実社会・世界で通用する英語をどのように使っていくかを楽しく学べるように作っています。
「社会でそのまま通用する」英語を修得するために、リアルタイムの英語に触れ、世界でリードする医薬情報を入手したり、課題の制作やディスカッションなど、学生主体のアクティブな、実践的授業です。
英語の得意・不得意を問いません。最大限サポートします。
ここでの経験が社会できっと役立つことでしょう!
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | ①必ず前の講義中で指定された箇所をよく読み、わからない箇所は辞書などで調べ、理解しておくこと。それでも不明な点は講師に聞くこと。 ②プリント資料は、必ずバインダーやファイルを用意し、毎回の講義には、「資料すべてを持参」すること。 ③質問があるときは、そのままにせず、講義中、あるいは終了後などに自由に講師に聞きに来ること。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) ・日本での病院勤務経験を踏まえ、チーム医療の一員としての薬剤師の役割のなかで、情報管理など特に英語が関わる場面を取り上げ、概説する。 ・製薬企業勤務経験を踏まえ、新薬開発事業で必要かつ有用な英語の使い方を概説する。 ・米国でのドラッグストアおよび病院薬剤部勤務経験を踏まえ、実際に業務で使用される英語の資料や文書、また日々多用される英会話を紹介し、講義で活用する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリント配布 | ||
参考書 | 辞書、ノートPC持ち込みを推奨します。 |