科目名 | : | 臨床試験総論 |
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英文名 | : | Principles and Practice of Clinical Research |
科目概要 | : | 薬・創薬, 4年, 後期, 選択, 1単位 A, B, C, D, S, 木曜日2時限, 2301大講義室 |
科目責任者 | : | 成川 衛 (医薬開発学・教授) |
担当者 | : | 成川 衛※(医薬開発学・教授)、道前 洋史(臨床統計学・講師)、牛渡 愛(臨床統計学・助教) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-IM04, PL301-IM04〕 |
臨床試験に携わる能力をつけるために、臨床研究・臨床試験に関して必要な規制、試験デザイン、実施及び評価項目、その他関連する基礎的事項を修得する。
科目の位置付け:法規・制度系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科①④⑤、生命創薬科学科①②③に関連する。
臨床研究・臨床試験に関連する規制、並びに臨床試験のデザイン、実施及びデータの評価、その他関連する基礎的事項を理解し、将来、臨床試験に携わる、あるいは得られたデータを解釈し医療に応用する際に役立つ知識を修得する。
A: 医療の進歩に果たす臨床試験・臨床研究の役割を理解し、関連する様々な倫理的課題について主体的に判断し、行動できる。
B: 臨床試験等で得られるデータの信頼性確保の重要性を理解し、行動できる。
C: 医療に関連するデータの収集及び評価における統計手法の基本的な考え方を理解し、データを正しく取扱い、解釈できる。
パワーポイントと配布資料を用いて講義形式ですすめる。レポートへのフィードバックを適宜含める。対面講義にて実施する。(収録動画の配信なし)
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | イントロダクション、臨床試験概要 | 成川 衛 | 9月4日② | 臨床試験の概要について学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
2 | 倫理原則、施設審査委員会 | 成川 衛 | 9月11日② | 倫理原則(ヘルシンキ宣言、GCPなど)、施設審査委員会(IRB)の内容、機能・役割、手続きについて学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Aに関連する。 |
3 | 臨床試験におけるデータ管理 | 成川 衛 | 9月18日② | 臨床試験におけるデータの管理、品質保証と監査などについて学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】A、Bに関連する。 |
4 | 小規模臨床試験 | 道前 洋史 | 9月25日② | 臨床試験における探索的指向と実践的指向、プラセボ反応などについて学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
5 | 大規模臨床試験 | 道前 洋史 | 10月2日② | 大規模臨床試験における仮説の設定、統計学的検討、共変量とサブグループなどについて学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
6 | 生物統計学 | 道前 洋史 | 10月9日② | ランダム化、仮説検定とサンプルサイズなど、生物統計学の基本的事項について学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
7 | 研究デザインと実施 | 牛渡 愛 | 10月16日② | ケースコントロール研究、コホート研究など、研究デザインの基本的事項について学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
8 | メタアナリシス | 牛渡 愛 | 10月23日② | メタアナリシスの基本的手法について学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
9 | 生存時間解析 | 牛渡 愛 | 10月30日② | 生存時間解析の基本的事項について学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】Cに関連する。 |
10 | 研究プロトコルの作成 | 成川 衛 | 11月6日② | 研究プロトコル作成にあたっての基本的考え方、手続きについて学ぶ。 (予習)配布資料に目を通しておく。 (復習)授業で配布されるプリントを復習する。 【到達目標】A、B、Cに関連する。 |
定期試験 | レポート(60%) |
授業 | 課題(40%)欠席、遅刻、早退、態度不良は減点する。 |
その他 |
臨床試験を行うために必要な考え方を学習します。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 配布資料を熟読して講義に出席すること。また、授業で配布されるプリントを復習すること。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) 行政機関での実務経験(行政施策の立案・実施、医薬品の審査)を踏まえて臨床試験に関する講義を行っている。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料 | ||
参考書 | NIH 臨床研究の基本と実際 | 井村裕夫 | 丸善出版 |