科目名 | : | 生命創薬科学特別演習 |
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英文名 | : | Special Seminar on Pharmaceutical Life Sciences |
科目概要 | : | 創薬, 4年, 通年, 必修, 2単位 |
科目責任者 | : | 各教室教員 |
担当者 | : | 各教室教員、創薬物理化学教室、医薬品化学教室、薬品製造化学教室、分析化学教室、生命薬化学教室、公衆衛生学教室、薬剤学教室、微生物学教室、薬理学教室、分子薬理学教室、生化学教室、生物分子設計学教室、微生物薬品製造学教室、生薬学教室、衛生化学教室、臨床統計学教室、医薬開発学教室、漢方臨床研究室、スキンサイエンス共同研究講座 |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PL502-is04〕 |
特定の専門分野における研究・開発に関する学術論文の読解と発表を通じて、3 年次までに履修した薬学及び生命創薬科学科の専門科目で得た知識を応用する能力を養い、総合的な問題解決能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の生命創薬科学科①②③④⑤に関連する。
必要な学術論文を収集し、読み、理解し、さらに解説する技術を説明する。
A: 学術論文を収集して読解し、論理的・批判的に解釈・考察できる。
B: 論理的な思考法等を学び、それに基づいた質問や意見を述べることができる。
C: 学術論文中の研究に関して課題を発見し、問題解決に向けて意見を述べることができる。
D: 学術論文の要約を作成して発表し、内容を科学的に正確に表現し、他のメンバーに対して分かりやすく論理的にプレゼンテーションすることができる。
各研究室で研究テーマに関する学術論文を読み、その内容を発表する。討議内容に対する見解や誤解についてはその場でコメントを行う。
対面授業として実施する。(収録動画等配信なし)
No. | 講義項目 | 担当者 | 授業内容・方法 |
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1 | 各教室共通事項 | 各教室教員 | 各研究室で研究テーマに関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
2 | 創薬物理化学 | 創薬物理化学教室 | タンパク質の立体構造解析、合理的医薬分子設計、インシリコスクリーニング及びコンピュータシミュレーションに関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
3 | 医薬品化学 | 医薬品化学教室 | 分子構造の化学的構築法に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
4 | 薬品製造化学 | 薬品製造化学教室 | 有用な生物活性を有する天然有機化合物の合成に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
5 | 生命薬化学 | 生命薬化学教室 | 有機合成化学、及び/または創薬化学に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
6 | 分析化学 | 分析化学教室 | 医薬品や生体物質の分析・解析に関して、背景となる文献を調査しその内容を理解することで、科学的・論理的な思考方法を学ぶ。また、その内容を発表することで、プレゼンテーション方法も学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
7 | 公衆衛生学 | 公衆衛生学教室 | メチル水銀をはじめとする有害金属や環境科学物質の生体影響に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
8 | 薬剤学 | 薬剤学教室 | 生物薬剤学・薬物動態学に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
9 | 微生物学 | 微生物学教室 | 常在細菌(腸内細菌、膣内細菌)および、病原微生物の感染機構に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に準備した論文を読んで、内容をまとめておく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
10 | 薬理学 | 薬理学教室 | 中枢神経系疾患や神経薬理に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】関連論文を調べて理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
11 | 分子薬理学 | 分子薬理学教室 | 血管生物学や眼疾患に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知された論文を読み、不明点を挙げ、周辺知識を整理しておく。1つの論文は深く読み込み、パワーポイントで作成した資料をもとにプレゼンテーションできるようになる。 【復習】発表内容と質疑応答を振り返り整理する。関連論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
12 | 生化学 | 生化学教室 | がんや感染症、分子生物学について学術論文を調査しまとめ、具体的な研究計画を組み立てる方法を学ぶ。実験結果に関する考察能力を高め、問題解決方法を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
13 | 生物分子設計学 | 生物分子設計学教室 | コンピュータを用いた創薬科学・生命科学研究に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
14 | 微生物薬品製造学 | 微生物薬品製造学教室 | 創薬という観点から社会問題となっている疾患について学術論文を調査し、その内容をまとめ、その内容を論理的・批判的思考を加え発表する。その疾患を克服しうる標的や戦略を考案し、具体的な実験方法を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
15 | 生薬学 | 生薬学教室 | 有用な薬用植物やそれに含有される生物活性成分の分析や単離、合成、活性評価、品質評価に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
16 | 衛生化学 | 衛生化学教室 | 脂質酸化、酸化ストレス、細胞死のメカニズムの解析や疾患との関連などに関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
17 | 臨床統計学 | 臨床統計学教室 | 統計理論、臨床試験デザイン、臨床試験のデータ解析、機械学習等に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
18 | 医薬開発学 | 医薬開発学教室 | 臨床試験や薬事行政施策を含む医薬品開発に関する学術論文を読み、その内容を発表する。これにより、学術論文の読解方法、論文の内容や問題点等を分かりやすく伝えるための発表方法、そして適切なプレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
19 | 漢方薬理学 | 漢方臨床研究室 | 漢方薬の薬理学的な研究に関する学術論文を読み、新しい実験方法については総説等で調べ、論文の背景や考察に関連した重要な引用文献も読むことで、理解を深める。また、論理的・批判的思考能力を涵養し、プレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
20 | スキンサイエンス | スキンサイエンス共同研究講座 | 化粧品科学及び関連する皮膚生理学、薬理学、分子生物学、脳科学、コロイド界面科学に関する学術論文を読み、その内容を理解するとともに、論理的・批判的思考能力を涵養し、プレゼンテーション方法等を学ぶ。 【予習】事前に通知した論文を読んでおく。 【復習】発表の質疑応答を踏まえ、関連した論文を読み、理解を深める。 【到達目標】A、B、C、Dに関連する。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 配属された研究室において、文献ゼミ等における参加態度、発表内容等で評価する(100%)。 |
本特別演習では、各研究室の研究テーマに関する学術論文を読み、その内容を発表することで、学術論文を読解する能力、論理的・批判的思考能力、プレゼンテーション能力等を修得することを目標とします。いずれの能力も研究を遂行するために必須なものですので、しっかりと身につけてください。この一年は、将来の進路のための準備をする大切な年となりますので、有意義な一年になることを期待しています。
1 | 【授業時間外に必要な学習時間:60時間】 |
2 | ゼミで取り上げられる予定の文献を予め読み、ゼミ後には再度見直して理解に努めること。 詳細は各研究室の指示に従うこと。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |