科目名 | : | 薬品製造化学 |
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英文名 | : | Synthetic Organic Chemistry |
科目概要 | : | 薬・創薬, 4年, 後期, 選択, 1単位 A, B, C, D, S, 水曜日2時限, 1203講義室 |
科目責任者 | : | 長光 亨 (薬品製造化学・教授) |
担当者 | : | 長光 亨(薬品製造化学・教授) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP301-CH04, PL301-CH04〕 |
薬学の基礎の一つである有機化学について、これまでに多くの関連科目を通して十分に学んできた。そこで本講義では、それらの知識を複合的に応用しながら、基礎〜応用レベルの有機化学を演習形式で学習する。その結果、更に有機化学の理解を深め、未知の問題も思考を働かせることにより推論的に解答を得る力を修得する。
科目の位置付け : 化学系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④⑤、生命創薬科学科①④に関連する。
これまでに学んできた基礎〜応用レベルの様々な有機化学の問題を解き、解答を発表(説明)する。その解答について全員で議論を進めた後、最後に正答の解説、および関連する有機化学の重要な知見について講義をする。
これらの問題演習を繰り返すことにより、これまでの有機化学の知識について整理してより深い知識として定着させ、さらに問題解決のための応用力を修得する。
A: 有機化合物の基本的性質および基本骨格の構造と反応を理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
B: 官能基の性質と反応を理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
C: 無機化合物・錯体の構造と性質を理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
D: 医薬品の標的となる生体分子の構造と化学的な性質を理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
E: 生体反応を化学的に理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
F: 医薬品の化学構造と性質及び作用を理解して応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
G: 化学物質の性質と反応を理解して実務問題に応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
H: 生体分子・医薬品を化学的に理解して実務問題に応用し、基礎〜応用レベルの関連問題を解答・説明・議論することができる。
対面講義にて実施する。
随時、基礎〜応用レベルの様々な有機化学の問題を提示するので、問題を解答した後、その解答を発表し、説明してもらう。質疑応答の後、最後に教員によるフィードバック及び補足説明を行う。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | 有機化合物の基本的性質および基本骨格の構造と反応 | 長光 亨 | 9月3日② | 有機化合物の基本的性質および基本骨格の構造と反応について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく(ことがこの科目にとっての予習になります。以下同じ。)。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Aに関連する。 |
2 | 官能基の性質と反応① | 長光 亨 | 9月10日② | 官能基の性質と反応について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Bに関連する。 |
3 | 官能基の性質と反応② | 長光 亨 | 9月17日② | 官能基の性質と反応について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Bに関連する。 |
4 | 無機化合物・錯体の構造と性質 | 長光 亨 | 9月24日② | 無機化合物・錯体の構造と性質について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Cに関連する。 |
5 | 医薬品の標的となる生体分子の構造と化学的な性質 | 長光 亨 | 10月1日② | 医薬品の標的となる生体分子の構造と化学的な性質について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Dに関連する。 |
6 | 生体反応の化学的な理解 | 長光 亨 | 10月8日② | 生体反応の化学的な理解について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Eに関連する。 |
7 | 医薬品の化学構造と性質及び作用 | 長光 亨 | 10月15日② | 医薬品の化学構造と性質及び作用について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Fに関連する。 |
8 | 化学物質の性質と反応 | 長光 亨 | 10月22日② | 化学物質の性質と反応について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Gに関連する。 |
9 | 生体分子・医薬品の化学的な理解① | 長光 亨 | 10月29日② | 生体分子・医薬品の化学的な理解について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Hに関連する。 |
10 | 生体分子・医薬品の化学的な理解② | 長光 亨 | 11月12日② | 生体分子・医薬品の化学的な理解について学ぶ。 <予習> これまでに習った有機化学の関連分野について教科書などで復習しておく。 <復習> 講義中に取り組んだ問題をもう一度解き直し、理解する。 <到達目標> Hに関連する。 |
定期試験 | 実施しない。 |
授業 | |
その他 | 授業態度 (100%) で評価する。 正当な理由なき欠席及び遅刻は授業態度点を大幅に減点する。 |
演習形式の本講義では、問題を解答するだけではなく、それを解説する「知識のアウトプット」を経ることで、有機化学をより深く理解することを目標とします。そのため、解答時には教科書を見ても、周りと相談しても構いません。一見初めて見る問題でも、これまで身に付けてきた知識で十分に理解できる、応用できることが分かると思います。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間 (各回予習1時間、復習2時間)】 |
2 | 必要であれば、該当範囲をこれまでに使用した有機化学の教科書等を用いて予習復習するとともに、講義に持参する。分からない点があったら、オフィスアワーなどを最大限利用して、積極的に質問に来ること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教材プリントを配付 | 薬品製造化学教室 | 北里大学薬学部 |
参考書 | (なし) |