科目名 | : | ケミカルバイオロジー論 |
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英文名 | : | Chemical Biology |
科目概要 | : | 薬・創薬, 5年・6年・4年, 前期, 選択, 1単位 A, B, C, D, S, 火曜日3・4・5限, 3302講義室 |
科目責任者 | : | 大城 太一 (微生物薬品製造学・教授) |
担当者 | : | 大城 太一(微生物薬品製造学・教授)、大手 聡(微生物薬品製造学・講師)、小林 啓介(微生物薬品製造学・講師)、茂野 聡(微生物薬品製造学・助教)、エリザ・アイマン・アジザ・ヌル(微生物薬品製造学・嘱託助教) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP301-BI05, PP301-BI05, PL301-BI04〕 |
生物活性を示す低中分子化合物の生体機能 (細胞機能) の制御や医薬 (創薬) と密接に関係していることを理解し、「低中分子化合物が、生体内(細胞内)でどのようなメカニズムで作用 (制御) するのか」について研究されてきたプロセス (手法) を科学的に関連づけて考えることにより、ケミカルバイオロジーに関する基本的知識を習得する。
この科目の位置付け:発展科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④⑤⑥、生命創薬科学科①③④⑤に関連する。
生物活性を示す低中分子化合物が、どのように生体機能 (細胞機能) を制御しているのか解明した研究プロセス (手法) について講義する。
A:生物活性を示す低中分子化合物が、どのように生体機能 (細胞機能) を制御しているか説明できる。
B:生物活性を示す低中分子化合物の作用メカニズム解析が、どのように創薬へとつながっているか説明できる。
パワーポイントと配布資料を用いて講義を進める。適宜課題を与え(指定された日時までに提出)、提出日後の講義で解説を配布するとともに、課題の中の特徴的な見解や誤解について解説を行なう。対面授業として実施する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | ケミカルバイオロジーとは | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月10日③ | ケミカルバイオロジー研究方法(アッセイ方法、スクリーニング方法、標的タンパク質同定方法)の基礎を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
2 | ケミカルバイオロジー研究法 | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月10日④ | 代表的機能性低分子化合物を取り上げ、ケミカルバイオロジー研究を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
3 | ケミカルバイオロジー調査研究 Ⅰ | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月10日⑤ | 最近のケミカルバイオロジー研究を検索し、各自興味のある論文を選択し、最新のケミカルバイオロジーに関する知見を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
4 | 抗細菌薬のケミカルバイオロジー I ※教室変更:3202講義室 | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月17日③ | 細菌に作用する低分子化合物のケミカルバイオロジーについて学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
5 | 抗細菌薬のケミカルバイオロジーⅡ ※教室変更:3202講義室 | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月17日④ | 細菌に作用する低分子化合物のケミカルバイオロジーについて学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
6 | ケミカルバイオロジー調査研究 Ⅱ ※教室変更:3202講義室 | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月17日⑤ | 各自選択した抗細菌薬に関するケミカルバイオロジー研究に関する論文を読み、その内容を理解し、最新のケミカルバイオロジーに関する知見を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
7 | 脂質代謝阻害剤のケミカルバイオロジーⅠ | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月24日③ | スタチンを代表とする医薬品となっている低分子化合物のケミカルバイオロジーについて学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
8 | ケミカルバイオロジー調査研究 Ⅲ | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 6月24日④ | 各自選択した脂質代謝阻害剤に関するケミカルバイオロジー研究に関する論文を読み、その内容を理解し、最新のケミカルバイオロジーに関する知見を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
9 | 休講 | 6月24日⑤ | ||
10 | 抗がん剤のケミカルバイオロジーⅡ | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 7月1日③ | 微生物由来の抗がん剤のケミカルバイオロジーについて学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
11 | ケミカルバイオロジー調査研究 Ⅳ | 大城 太一 大手 聡 小林 啓介 茂野 聡 エリザ・アイマン・アジザ・ヌル | 7月1日④ | 各自選択した抗がん剤に関するケミカルバイオロジー研究に関する論文を読み、その内容を理解し、最新のケミカルバイオロジーに関する知見を学ぶ。 [予習] 化学療法学IとIIで配布した資料を読んでおく。 [復習] 配布した資料を整理する。 [到達目標] A、Bに関連する。 |
12 | 予備日 | 7月1日⑤ |
定期試験 | |
授業 | 各講義毎のレポート(60%)と各自の発表内容(40%)により評価する。 欠席は減点する。 |
その他 |
代表的な化合物(医薬品や研究試薬など)を例に取りあげ、生命科学の重要な研究領域であるケミカルバイオロジーについて解説します。どのような研究手法があるのか、また、どのような波及効果があるのかをしっかり学んでほしい。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 予習:生化学、細胞生物学、化学療法学で学習した低中分子化合物について、その基本構造と作用機序について調べておく。 復習:配布されたプリントの内容を、生化学、細胞生物学、化学療法学で使用した教科書と照らし合わせ、理解を深める。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス | 半田 宏 | シュプリンガー・ジャパン |
参考書 | 化学系薬学 III. 自然が生み出す薬物 | 日本薬学会 編 | 東京化学同人 |
参考書 | 化学療法学改訂第2版—病原微生物・がんと戦う | 大村 智 監修 供田 洋・黒田照夫 編集 | 南江堂 |