科目名 | : | 薬学英語Ⅱ |
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英文名 | : | Practical & Professional English for Pharmacists |
科目概要 | : | 薬・創薬, 3年, 後期, 選択, 1単位 A, B, C, D, S, 水曜日2時限, 3201講義室 |
科目責任者 | : | 井原 久美子 (非常勤教員) |
担当者 | : | 井原 久美子※(非常勤教員) |
備考 | : | 実務経験のある教員による授業科目(担当者に付されている※印は実務経験のある教員を表す) 〔科目ナンバリング:PP301-LA03, PL301-LA03〕 |
医学・薬学、ヘルスサイエンスの分野は世界中の人々の健康を守るため、日々進化している。薬の専門家として日本語の情報だけでは到底世界の動きに対応できないのは明らかである。そこで本講義では、世界の情報に対応する力と共に、グローバルな視野や舞台で活躍するために必要な英語の知識と技能を修得することを目的として実施する。
科目の位置付け:語学系
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー):薬学科②④、生命創薬科学科①④に関連する。
・講義の始めに、TOEICなどを題材にした"Warm-up Game"や洋楽から始め、楽しく日本語から英語の世界へ!
・英語に多く触れ、親しみながら、実用的な専門知識も身につけていく講義とする。
・英語技能的には「読む」「聞く」だけでなく、「書く」「話す」ことも多く取り入れる。
・基礎編として、最新の医学・薬学系の英語文書を読み、正確に意味をつかむトレーニングをする。
世界のリアルタイムの時事、論文や医薬情報を扱う。FDAやwebsiteから映像(ビデオ)やpodcastも活用する。
・実践編として、病院・薬局・ビジネスシーンで有用な英会話(コミュニケーション)の方法を修得する。
英語の文書から得た知識を「発信」できる能力の基礎を築くことを目的に、レポーティング、さらにプレゼンテーション演習を行う。
・本講義は学生主体型であり、グループでプレゼンテーション、ディスカッションしながら意見を取り入れ、アウトプット、まとめることにより理解を深めていく(アクティブ・ラーニング)。
A:英語医薬専門用語の習得:海外の添付文書、医薬情報、サイエンス分野で使われる専門用語を知り、正しく理解することができる。
B:英語文書の読解:世界の最新医薬情報にアクセスし、正しい読解方法を習得することができる。
C:英語でコミュニケーション:薬局や病院、ドラッグストアなどにおける服薬指導や患者対応を英語で実践することができる。
D:英語で情報の発信:自分で調査し知り得た知見を英語でプレゼンテーションやレポートなどにまとめ、グループに発表(説明)することができる。
・対面講義として実施する。
・PowerPointで要点を講義し、グループでのディスカッション(討議会)で理解を深める講義とする。
・講義で生じた疑問点について速やかにコメントし、講義の中で解答を検討する。
・グループで課題を発表し、ミニ討議会を実施させる。
・討議中において、理解を深めるために、随時コメントする。
・レポート、プレゼン資料はPowerPointやGoogleslideなどを活用してクラスに紹介する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | Introduction 英語でコミュニケーション-1 | 井原 久美子 | 9月3日② | 講義の概要について知る。 薬局などにおける英会話(服薬指導)を学ぶ。実際の医薬品を参照し、ラベルや添付文書で使用される専門用語を学ぶ。 【予習】なし 【復習】本時で扱った表現の意味を確認、音読しておく。 【到達目標】A、C に関連する |
2 | 英語でコミュニケーション-2 | 井原 久美子 | 9月10日② | 薬局などにおける英会話(服薬指導)を学ぶ。 実際の医薬品を参照し、ラベルや添付文書で使用される専門用語を学ぶ。 【予習】配布のダイアログ、医薬品のラベルを読み、表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現の意味を確認、音読しておく。 【到達目標】A、C に関連する |
3 | 英語でコミュニケーション-3 | 井原 久美子 | 9月17日② | 薬局などにおける英会話(服薬指導)を学ぶ。 実際の医薬品を参照し、ラベルや添付文書で使用される専門用語を学ぶ。 【予習】配布のダイアログ、医薬品のラベルを読み、表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現の意味を確認、音読しておく。 【到達目標】A、C に関連する |
4 | 英語でコミュニケーション:グループ Drug Information-1(イントロ) | 井原 久美子 | 9月24日② | 【英語でコミュニケーション】 調べた医薬品情報をグループ発表する。この情報をもとに英語で一連のコミュニケーションを実践する。 【Drug Information】 英語の医薬情報の内容を正しく理解することを学ぶ。グループディスカッションを通じ、重要な部分を読み取り、その内容を学ぶ。 【予習】コミュニケーションの準備。医薬情報については、本時で扱う文書の表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現を調べ、理解しておく。指定の関連動画を視聴し、実用されている英語に馴染んでおく。 【到達目標】A、B、C、D に関連する |
5 | Drug Information-2 | 井原 久美子 | 10月1日② | 英語の医薬情報の内容を正しく理解することを学ぶ。グループディスカッションを通じ、重要な部分を読み取り、その内容を学ぶ。 【予習】本時で扱う専門用語・表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現を調べ、次週のディスカッションに備えて理解しておく。指定の関連動画も視聴し、実用されている英語に馴染んでおく。 【到達目標】A、B、D に関連する |
6 | Drug Information-3 | 井原 久美子 | 10月8日② | 英語の医薬情報の内容を正しく理解することを学ぶ。グループディスカッションを通じ、重要な部分を読み取り、その内容をまとめる。(課題レポート予定) 【予習】本時で扱う専門用語・表現を調べておく。 【復習】次週使用の教材の指定箇所を調べておく。指定の関連動画を視聴し、実用されている英語に馴染んでおく。 【到達目標】A、B、D に関連する |
7 | Latest Information Around the World-1 (英語で発信するための基礎) | 井原 久美子 | 10月15日② | 医薬学に関する世界の最新情報・文書について、正確に理解し、さらに発信のためにまとめることを学ぶ。 【予習】本時で扱う専門用語・表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現を確認、必要な情報にアクセスする。自分のテーマを探索し、プレゼンテーションを作成する準備。 【到達目標】A、B、D に関連する |
8 | Latest Information Around the World-2 (英語で発信するための基礎) | 井原 久美子 | 10月22日② | 医薬学に関する世界の最新情報・文書について、正確に理解し、さらに発信のために形にまとめることを学ぶ。また英語のプレゼンテーションの方法を学ぶ。疑問点の解決。 【予習】本時で扱う専門用語・表現を調べておく。 【復習】本時で扱った表現を確認、必要な情報にアクセスする。各自のテーマを探索、英語資料を選びプレゼンテーションを作成する。 【到達目標】A、B、D に関連する |
9 | Latest Information Around the World-3 (英語で発信するための基礎) プレゼンテーションⅠ | 井原 久美子 | 10月29日② | 医薬学に関する世界の最新情報・文書について、正確に理解し、さらに発信のためにまとめることを学ぶ。疑問点の解決。 英語のプレゼンテーションの方法を学ぶ。 【予習】各自のテーマに関する資料の用語・表現を調べ、プレゼンテーションを作成する。 【復習】プレゼンテーションを完成させる。 【到達目標】A、B、D に関連する |
10 | プレゼンテーションⅡ 講義のまとめ | 井原 久美子 | 11月12日② | プレゼンテーション 講義のまとめ 【予習】プレゼンテーションを完成させる。 【復習】なし 【到達目標】A、B、D に関連する |
定期試験 | なし |
授業 | 英語でコミュニケーション(30%) プレゼンテーション(40%) レポート(20%) 受講姿勢(10%) |
その他 | レポート:不定期に講義範囲から出題する。記述方式。【期限厳守】 グループワークや発表などの多いアクティブな講義のため、活発な受講姿勢が望まれる。 講義中の質問・疑問は大歓迎であり、その都度、講義内で確認していく。 (注)学生の理解度により、進捗の度合いについては修正されることがある。 |
英語は卒業後どの分野に進もうとも、必要不可欠になっています。必要な英語能力を学生時に培うことで、就職活動にも役立つのはもちろん、卒業後、薬剤師や研究者、留学、ビジネスなど様々な道や可能性が大きく開かれます!
この講義では、「英語を勉強する」のではなく、実際に薬の専門家として社会で「どのように英語を使っているのか」を知り、実践していきます。
英語の得意・不得意を問いません。最大限サポートします。
この経験が社会できっと役立つことでしょう!
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | ①「予習前提」で講義を行う。指定の文書や箇所を読み、不明点は辞書などで調べ、理解しておくこと。 ②プリント教材のため、バインダーやファイルを用意し、必ず「全ての資料を毎回持参」すること。 ③講義でわからなかった点は、講義中あるいは終了後に自由に講師に質問し、解決するようにすること。 |
3 | 【実務経験のある教員による授業】(※印の付された担当者) ・日本での病院勤務経験を踏まえ、チーム医療の一員としての薬剤師の役割のなかで、情報管理など特に英語が関わる場面を取り上げ、概説する。 ・製薬企業勤務経験を踏まえ、新薬開発事業で必要かつ有用な英語の使い方を概説する。 ・米国でのドラッグストアおよび病院薬剤部勤務経験を踏まえ、実際に業務で使用される英語の資料や文書、また日々多用される英会話を紹介し、講義で活用する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリント配付 | ||
参考書 | 辞書、ノートPC持参を推奨します。 |