科目名 | : | 公衆衛生学実習 |
---|---|---|
英文名 | : | Practice of Public Health |
科目概要 | : | 薬・創薬, 3年, 後期, 必修, 1単位 A, B, C, D, S, 集中3・4・5限 |
科目責任者 | : | 清野 正子 (公衆衛生学・教授) |
担当者 | : | 清野 正子(公衆衛生学・教授)、髙根沢 康一(公衆衛生学・准教授)、浦口 晋平(公衆衛生学・特任准教授)、中村 亮介(公衆衛生学・助教)、大城 有香(公衆衛生学・助教) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP304-hs03, PL304-hs03〕 |
公衆衛生の向上、よりよい生活環境の保全・維持に貢献するために、公衆衛生学Ⅰに対応して、有害性の高い物質や汚染の指標となる物質等の測定原理を理解し、実際に測定して、結果を評価する技術及び考え方を身につける。
科目の位置付け:衛生薬学系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④⑤、生命創薬科学科①③に関連する。
水質試験、空気試験、食品汚染物質試験の各試験法の意義と概略を説明する。また、各試験法の実技を実施する。
A: 水質試験の意義と概略を説明できる。また、水質試験法の実技を実施できる。
B: 空気試験の意義と概略を説明できる。また、空気試験法の実技を実施できる。
C: 食品汚染物質試験の意義と概略を説明できる。また、食品汚染物質試験法の実技を実施できる。
講義資料を用いた講義形式、各試験法実技、レポート作成。実習時間内に受けた質問はその都度解説する。口頭試問により実習内容の理解を定着する。
対面授業、オンデマンド併用。
No. | 実習項目 | 担当者 | 授業内容・方法 |
---|---|---|---|
1 | 実習項目の解説 | 清野 正子 髙根沢 康一 浦口 晋平 中村 亮介 大城 有香 | 水質試験、空気試験、食品汚染物質試験の各試験法の意義と概略について学ぶ。 【予習】事前にシラバスに目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習項目について理解を深める。 【到達目標】A, B, Cに関連する。 |
2 | 水質試験 | 浦口 晋平 大城 有香 清野 正子 | 水道水及び未知検体中の残留塩素をDPD 法により測定する技術について学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】Aに関連する。 |
3 | 水質試験 | 浦口 晋平 大城 有香 清野 正子 | 水道水・ミネラル水の硬度を測定する技術について学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】Aに関連する。 |
4 | 水質試験 | 浦口 晋平 大城 有香 清野 正子 | 溶存酸素(DO)及び生物化学的酸素要求量(BOD)の測定法について学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】Aに関連する。 |
5 | 空気試験 | 髙根沢 康一 中村 亮介 | 室内空気試験としての気圧の測定、気温・気湿、カタ冷却力、気動、熱輻射及び感覚温度の測定法について学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】Bに関連する。 |
6 | 空気試験 | 髙根沢 康一 中村 亮介 | 大気汚染物質試験としての窒素酸化物の測定法について学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】Bに関連する。 |
7 | 食品汚染物試験及び水質試験 | 髙根沢 康一 中村 亮介 | 毛髪中の総水銀を定量する方法について説明できる。水道水中の塩化物イオンを硝酸銀滴定法(モール法)により測定する技術を学ぶ。 【予習】事前に配布プリント、必携・衛生試験法 第3版に目を通しておくこと。 【復習】配布プリント、必携・衛生試験法 第3版を再度チェックし、実習操作とその意義について理解を深める。 【到達目標】A, Cに関連する。 |
8 | 評価 | 清野 正子 髙根沢 康一 浦口 晋平 中村 亮介 大城 有香 | 上記実習項目に関する試験 【到達目標】A, B, Cに関連する。 |
定期試験 | |
授業 | |
その他 | 実習態度(10%)、レポート(10%)、口答試問(10%)、マークシート方式の試験(70%)により評価する。ただし、レポート提出は必須とする。 欠席、遅刻、早退、態度不良は減点する。 |
3年前期の公衆衛生学Ⅰと連動している。公衆衛生学Ⅰで学んだ内容を基礎知識としたうえで、公衆衛生学実習で各項目の測定法の実技を行うことで、学習効果が向上する。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:10時間】 |
2 | 公衆衛生学Ⅰの配布プリント、必携・衛生試験法(金原出版)、動画により予習をしてくること、実習中の口頭試問で答えられなかった所を重点的に復習すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 必携・衛生試験法 第4版 | 日本薬学会 | 金原出版 |
教科書 | 配布プリント | 公衆衛生学教室 | |
教科書 | 衛生薬学 基礎・予防・臨床 | 今井浩孝、小椋康光 | 南江堂 |
参考書 | 衛生試験法注解2020 | 日本薬学会 | 金原出版 |