科目名 | : | 英語CⅡ |
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英文名 | : | English CⅡ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 2年, 後期, 必修, 1単位 A上級, S1上級, B上級, S2上級, 木曜日2時限, 3301講義室 C上級, S3上級, D上級, S4上級, 木曜日1時限, 3301講義室 |
科目責任者 | : | |
担当者 | : | 宮瀬 順子(非常勤教員) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP201-LA02, PL201-LA02〕 |
医療、薬学関連の英文の読み物を教材として用いることでそれらの分野に対する関心を深める。また、筆者の支視点、論点を正しく理解するために、構文の分析力、語彙の知識を確実にし、加えてパラグラフごとの要点を常に意識して英文を読みこなす技術を修得する。学生を指名して教員からの質問に答えてもらうことで、英語の読解の際の間違いやすい点に気づかせる。
科目の位置付け:語学系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④、生命創薬科学科①に関連する。
テキストの中のchapterのうち3つをとりあげ講義する。プリントを用いて、やや難度の高い長文にもチャレンジしてみる。
A: 英文全体にざっと目を通して、どんな内容についての文かごく大まかに内容を掴める。
B:各パラグラフでどのような内容を述べているかを大まかに掴める。
C:どのような流れで話題が進んでいるかを掴める。
D:使われている単語に関して、話題、文脈において適切な意味を判断できる。さらに、それらの類義語を言える。
E: フレーズ、動詞句に注目し、その意味を理解できる。それらに関して、日本語から英語にできる。
F:英文の構造を文法的に分析でき、適切に和訳をほどこせる。
G:医療関連の単語の知識を増やす。
対面で行う(収録動画の配信なし)。基本的には講義形式であるが、語学なので、学生を指名して答えてもらいながら修正点を指摘するかたちで進める。テキストはパラグラフの内容によって、要点をまとめる部分、きちんとした和訳をしてみる部分とに分けて取り組む。文脈から意味を類推したり、論旨の展開に必要なtransitional expressions, signal words にも常に注目させる。音声教材(CD)を用いて正しい発音、イントネーションも身に着けさせる。プリント教材では特に、単語、表現の言い換えを解説する。課題を課す場合は、授業中に回収し、ただちに解答を教員が示す、あるいは次回の授業で特徴的な誤解等にコメントしながら解答を示す。
No. | 講義項目 | 担当者 | 授業内容・方法 |
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1 | Unit 7 Helicobacter pylori and the New Drugs for Peptic Ulcers | 宮瀬 順子 | ピロリ菌に関して学ぶ。英文を読んで理解し、この話題に関連する単語、表現を英語で言えるようにする。第一回授業以前に予習として、Unit 7 のPre-Reading Taskに取り組み、次に本文の注釈に目を通し、そののち本文を必ず音読すること。大まかな内容をとれるかどうかを確認する。意味の解らない単語やフレーズは、辞書を活用して調べておく。複雑な構文の文は文法の知識を用いて構造を考えてみる。授業後に、復習として自分の解釈に誤りがあった部分について正解を確認しておくこと。次回とりあげるUnit9 のPre-reading Task, 本文の音読、本文前半の単語やフレーズの意味調べを予習として行うこと。 到達目標:A~G |
2 | Unit 7 Helicobacter pylori and the New Drugs for Peptic Ulcers / Unit 9 Respiratory Disease: Asthma from Past to Present | 宮瀬 順子 | Unit 7 の練習問題を行い、この話題への理解を深め、語彙等の知識を確実にする。 呼吸器の病気に関して学ぶ。英文を読んで理解し、この話題に関する単語、表現を英語で言えるようにする。Unit 9 前半部分に関しての復習として、自分の解釈に誤りがあった部分について正解を確認しておくこと。後半の予習として、本文の音読、単語、フレーズの意味調べをしておくこと。次週の単語試験のための準備をしておくこと。 到達目標:A~G |
3 | Unit 9 Respiratory Disease: Asthma from Past to Present 『薬学英語基本用語用例集』 | 宮瀬 順子 | Unit 9 の練習問題を行い、この話題への理解を深め、語彙等の知識を確実にする。 『薬学英語基本用語用例集』「薬事関連用語」から、医薬品の名称に関する英語語彙を修得する。Unit 9 後半の復習として、自分の解釈に誤りがあった部分について正解を確認しておくこと。Unit 14 の予習として、Pre-Reading Taskに取り組み、本文の注釈に目を通し、のちに本文の音読をする。本文前半の内容のわからない部分に関して、単語、フレーズの意味を調べ、英文の構文を考えておく。 到達目標:A~G |
4 | Unit 14 Drugs that Are Applied on Your Skin | 宮瀬 順子 | 外用薬に関して学ぶ。英文を読んで理解し、この話題に関する単語、表現を英語で言えるようにする。Unit 14 前半の復習として、自分の解釈に誤りがあった部分について正解を確認しておくこと。次回の範囲、本文後半の予習として、単語、フレーズの意味調べを行うこと。配布されたプリント教材についても予習をしておく。まず音読し、全体の意味、話題の展開のしかたなどが理解できるかを確かめる。のちに単語、フレーズの意味を調べること。 到達目標:A~G |
5 | Unit 14 Drugs that Are Applied on Your Skin プリント教材 | 宮瀬 順子 | Unit 14 の練習問題を行い、この話題への理解を深め、語彙等の知識を確実にする。雑誌等にある医療関連記事を読んで内容を理解し、その話題に関する英語語彙を修得する。後期授業で取り上げた範囲に関して、教科書を読みなおし、意味が理解できていない部分はないかを確認しておくこと。さらに単語やフレーズに関しては日本語から英語にできるようにしておくこと。 到達目標:A~G |
6 | 後期期末テスト | 宮瀬 順子 | 後期に学習した事柄を復習する。 |
定期試験 | 期末テスト (80%) |
授業 | 『薬学英語基本用語用例集』単語テスト (20%) |
その他 | 授業欠席は減点する。 |
後期は特定の病気(消化器系と呼吸器系)の治療について、また、前期に学んだ投与経路のうちの外用薬(皮膚経由の薬剤)について読んでいきます。英語の学習として語彙や表現を積極的に覚えることと同時に、テキストでの学習を糸口にして、日々の生活の中で自身の健康のみならず周囲の人々の健康について真剣に考える態度を身に着けて欲しいと思います。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 The Wonders of Medicineに関しては、次回の授業で扱う範囲に関して、self-study CD を聞きながら、単語やフレーズの発音、意味のチェックを必ずしておくこと。(プリント教材は音声がないので自分で音読をし、テキストの準備学習と同様に単語、フレーズの意味を調べておくこと。)また授業後には、学習した部分をよく読み返し(音読が望ましい)、構文、論旨の展開がしっかり理解されているかを確認すること。 |
2 | 『薬学英語基本用語用例集』に関しては、小テストの範囲の単語によく目を通し、各語の意味を日本語で書けるように、次にそれらを日本語から英語にできるようにしてテストに臨むこと。例文は、自分で音読しながら、日本語から英語にできるようにしておくこと。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | The Wonders of Medicine ( Third Edition ) | 瀬谷幸男、他 | 南雲堂 |
教科書 | 薬学英語基本用語用例集 | 瀬谷、高津、西村、平井他 | 南雲堂 |
参考書 | (なし) |