科目名 | : | 生理学Ⅱ |
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英文名 | : | Physiology Ⅱ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 2年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, S, 火曜日2時限, 2201大講義室 |
科目責任者 | : | 中原 努 (分子薬理学・教授) |
担当者 | : | 中原 努(分子薬理学・教授)、柏原 俊英(分子薬理学・准教授)、森田 茜(分子薬理学・助教)、比留間 弘美(非常勤教員)、片倉 隆(非常勤教員) |
備考 | : | 健康食品管理士養成講座対応科目 〔科目ナンバリング:PP301-PH02, PL301-PH02〕 |
循環器系、消化器系、呼吸器系、泌尿器系、感覚器系を構成する器官の構造や機能、血液の成分や機能を理解し、それぞれに関連する病態を学ぶ基盤を形成する。循環器系、消化器系、呼吸器系、泌尿器系においては、薬物動態への関与を学ぶ基盤も形成する。
科目の位置付け:生物・生理系専門科目
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー):薬学科④、生命創薬科学科①に関連する。
医療薬学・臨床薬学の学修に必要な生理学知識と考え方を身に付けるために、人体内に備わる様々な生命現象のメカニズムを学ぶ。
A: 心臓・血管系の構造や機能、心臓の興奮と心電図、循環調節機序、血液の組成と各成分の機能について説明できる。
B: 腎臓と尿路を構成する器官の構造、尿生成の仕組みと体液の恒常生維持機構、排尿の仕組みとその調節機構について説明できる。
C: 消化器と主要な付属機関(肝臓・胆のう・膵臓)の構造や機能を説明できる。
D: 呼吸器系を構成する器官の構造や機能、呼吸の仕組みとその調節機構、酸素・二酸化炭素の運搬と酸・塩基平衡について説明できる。
E: 感覚器系を構成する器官の構造や機能、5つの特殊感覚(視覚、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚)について説明できる。
パワーポイント、プリント、板書を活用しながら講義形式で進める(オムニバス方式)。質問を随時、受け付け、その都度あるいは次回の授業で解説し、疑問点を解消できるように指導する。対面授業として実施する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | 循環系(1)~循環器系の構造と機能~ | 柏原 俊英 | 4月8日② | 心臓の構造と生理的特性、心機能の調節と異常並びに血液、血管とリンパ管について学ぶ。 【予習】教科書の「15. 循環系の機能1~2」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Aに関連する。 |
2 | 循環系(2)~心筋の電気的性質~ | 片倉 隆 | 4月15日② | 心臓の刺激伝導系並びに心電図について学ぶ。 【予習】教科書の「15. 循環系の機能1~2、特に2C」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Aに関連する。 |
3 | 循環系(3)~循環調節~ | 森田 茜 | 4月22日② | 循環調節の仕組み、局所循環並びに脳脊髄液循環について学ぶ。 【予習】教科書の「15. 循環系の機能3~5」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Aに関連する。 |
4 | 尿と生成と排泄 | 中原 努 | 5月13日② | 腎臓の構造、糸球体及び尿細管の機能並びに排尿機序について学ぶ。 【予習】教科書の「17. 尿の生成と排泄」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Bに関連する。 |
5 | 消化器 | 中原 努 | 5月20日② | 消化器系、肝臓と胆道系の形態と機能について学ぶ。 【予習】教科書の「13. 消化器系の機能」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
6 | 呼吸(1)~呼吸器系の構造と機能~ | 比留間 弘美 | 5月27日② | 呼吸器系の形態と機能、換気並びにガス交換について学ぶ。 【予習】教科書の「16. 呼吸の生理1~5」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Dに関連する。 |
7 | 呼吸(2)~ガス交換~ | 比留間 弘美 | 6月3日② | 血液による酸素及び二酸化炭素の運搬並びに呼吸の調節と異常について学ぶ。 【予習】教科書の「16. 呼吸の生理6~12」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Dに関連する。 |
8 | 感覚器(1)~視覚と聴覚~ | 片倉 隆 | 6月10日② | 感覚の一般的性質、視覚並びに聴覚について学ぶ。 【予習】教科書の「6. さまざまな感覚1~2」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
9 | 感覚器(2)~嗅覚、味覚並びに触覚~ | 片倉 隆 | 6月17日② | 前庭感覚、嗅覚と味覚、体性感覚並びに内臓感覚について学ぶ。 【予習】教科書の「6. さまざまな感覚3~7」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
10 | 体温 | 片倉 隆 | 6月24日② | 体温の変動、熱の産生と放散並びに体温調節機構について学ぶ。 【予習】教科書の「19. 体温とその調節」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
定期試験 | 定期試験の成績で評価する(100%)。 |
授業 | |
その他 |
本講義を通じて薬理学・薬物治療学の講義を理解するために必要な基礎知識を修得してください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | (予習)シラバスに目を通して講義内容を把握して、教科書を読み、わからない部分を整理しておく。 |
3 | (復習)講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。わからない部分は担当教員に質問する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | シンプル生理学 | 貴邑 冨久子、 根来 英雄 | 南江堂 |
参考書 | グラフィカル機能形態学 | 馬場 広子 | 京都廣川書店 |