科目名 | : | 生命物理化学Ⅰ |
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英文名 | : | Physical Chemistry for Life Sciences Ⅰ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 2年, 前期, 必修, 1単位 A, B, C, D, S, 金曜日5時限, 2201大講義室 |
科目責任者 | : | 志鷹 真由子 (生物分子設計学・教授) |
担当者 | : | 志鷹 真由子(生物分子設計学・教授) |
備考 | : | 〔科目ナンバリング:PP301-PC02, PL301-PC02〕 |
薬学のための物理化学を理解するために、熱力学の基礎を学習する。
科目の位置付け:物理系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④、生命創薬科学科①に関連する。
物理化学は、分子同士の相互作用をはじめとした生命現象を理解する上での基礎となる。本講義では、物理化学の基礎として熱力学を講義する。
A:気体の性質について理解し、理想気体、実在気体、気体分子運動論などについて説明することができる。
B:熱力学第一法則、熱や仕事、内部エネルギー、エンタルピーなどについて理解し、説明することができる。
C:熱力学第二法則、エントロピーなどについて理解し、説明することができる。
D:熱力学第三法則について理解し、説明することができる。
E:ギブズエネルギー、自発的な変化について理解し、説明することができる。
F:純物質の相平衡について理解し、説明することができる。
G:演習問題を解くことができる。
パワーポイントと講義資料と教科書を活用しながら、講義形式ですすめる。講義内容の理解を深めるために、講義中に演習問題に取り組んでもらう。演習問題の解答は、速やかに講義中に解説する。対面授業として実施する。
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | 気体の性質1 | 志鷹 真由子 | 4月11日⑤ | 理想気体について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】A、Gに関連する。 |
2 | 気体の性質2 | 志鷹 真由子 | 4月18日⑤ | 混合気体、気体分子運動論について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】A、Gに関連する。 |
3 | 気体の性質3 | 志鷹 真由子 | 4月25日⑤ | 実在気体、エネルギーの量子化、ボルツマン分布について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】A、Gに関連する。 |
4 | 熱力学第一法則1 | 志鷹 真由子 | 5月9日⑤ | 状態関数、経路関数、熱力学第一法則について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】B、Gに関連する。 |
5 | 熱力学第一法則2 | 志鷹 真由子 | 5月16日⑤ | エンタルピー、熱容量について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】B、Gに関連する。 |
6 | 熱力学第二法則1 | 志鷹 真由子 | 5月23日⑤ | 熱力学第二法則について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】C、Gに関連する。 |
7 | 熱力学第二法則2 | 志鷹 真由子 | 5月30日⑤ | エントロピーについて学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】C、Gに関連する。 |
8 | 熱力学第三法則 | 志鷹 真由子 | 6月6日⑤ | 熱力学第三法則について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】D、Gに関連する。 |
9 | 自発的な変化1 | 志鷹 真由子 | 6月13日⑤ | ギブズエネルギー、自発的な変化について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】E、Gに関連する。 |
10 | 自発的な変化2 ※ 6/24(火)1時限目に開講 | 志鷹 真由子 | 6月24日① | 純物質の相平衡について学ぶ。 【予習】教科書を用いた講義内容の予習 【復習】教科書および講義資料を用いた講義内容の復習 【到達目標】F、Gに関連する。 |
定期試験 | 定期試験の成績により評価する(100%)。 |
授業 | |
その他 |
講義資料や教科書を用いて前回までの講義内容を深く理解し、次回の講義に備えてください。
生命物理化学Ⅰの内容は、2年次後期の生命物理化学Ⅱおよび生命物理化学実習へと続きます。今後の学習への基礎となりますので、繰り返し学びながら、知識を定着させるようにしましょう。
わからない点があれば、質問に来てください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | 【予習】教科書を用いて、講義内容の予習を行ってください。 【復習】教科書および講義資料を用いて、講義内容の復習を行ってください。 |
3 | 講義中に演習課題に取り組みますので、毎回、電卓を持って来てください。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 薬学生の物理化学 | 盾直子、平嶋尚英 共編 | 培風館 |
参考書 | ライフサイエンスのための物理化学 | JAMERS R. BARRANTE 著 清水博、山本晴彦、桐野豊 訳 | 東京化学同人 |
参考書 | 新スタンダード薬学シリーズ 第3巻基礎薬学Ⅰ.物理化学 | 新スタンダード薬学シリーズ編集委員会 編 | 東京化学同人 |