科目名 | : | 生理学Ⅰ |
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英文名 | : | Physiology Ⅰ |
科目概要 | : | 薬・創薬, 1年, 後期, 必修, 1単位 A, B, C, D, S, 水曜日3時限 |
科目責任者 | : | 中原 努 (分子薬理学・教授) |
担当者 | : | 中原 努(分子薬理学・教授)、緒形 雅則(医療衛生学部・准教授)、比留間 弘美(非常勤教員)、片倉 隆(非常勤教員) |
備考 | : | 健康食品管理士養成講座対応科目 〔科目ナンバリング:PP301-PH01, PL301-PH01〕 |
生命体の最小単位である細胞を構成する成分と機能を理解する。そして細胞が組織や器官の構造や機能の基盤であること、細胞の異常が組織や器官の機能的・器質的異常につながることを理解し、疾患の予防・治療を学ぶ基盤を形成する。神経系、内分泌系、筋系、生殖器系においては構成する器官の構造や機能を理解し、それぞれに関連する病態を学ぶ基盤を形成する。
科目の位置付け:生物・生理系専門科目
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の薬学科④、生命創薬科学科①に関連する。
医療薬学・臨床薬学の学修に必要な生理学知識と考え方を身に付けるために、人体内に備わる様々な生命現象のメカニズムを学ぶ。
A: 細胞を構成する成分及び細胞の機能を説明できる。
B: 代表的な生体内化学反応、細胞内、細胞間及び組織間情報伝達の機構を説明できる。
C: 神経系を構成する細胞や器官の構造や機能、神経系による調節の特徴を説明できる。
D: 人体における3種類の筋(骨格筋、心筋、平滑筋)の構造と機能、収縮機構と神経支配について説明できる。
E: 内分泌器官の構造と産生されるホルモン及びその作用を説明できる。
F: 生殖器系を構成する器官の構造や機能、精子形成、女性の性周期及び妊娠とホルモン調節について説明できる。
パワーポイント、プリント、板書を活用しながら講義形式で進める(オムニバス方式)。質問を随時、受け付け、その都度あるいは次回の授業で解説し、疑問点を解消できるように指導する。
対面授業として実施する。(収録動画の配信なし)
No. | 講義項目 | 担当者 | 開講日 | 授業内容・方法 |
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1 | 細胞から個体へ | 中原 努 | 9月10日③ | 細胞の構造、多細胞生物、体液並びにホメオスタシスについて学ぶ。 【予習】教科書の「1. 生理学の基礎1~3」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Aに関連する。 |
2 | 細胞内情報伝達 | 中原 努 | 9月17日③ | 細胞機能の発現に関連する情報伝達経路の基礎について学ぶ。 【予習】教科書の「1. 生理学の基礎4~5」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】A、Bに関連する。 |
3 | 栄養と代謝 | 中原 努 | 9月24日③ | 生体の構成成分と栄養素、代謝、中間代謝並びにエネルギー代謝について学ぶ。 【予習】教科書の「12. 栄養と代謝」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Bに関連する。 |
4 | 神経 | 片倉 隆 | 10月1日③ | ニューロンの形態、膜電位並びに興奮の伝導と伝達について学ぶ。 【予習】教科書の「2. 神経の基本的機能」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
5 | 神経系(1) | 片倉 隆 | 10月8日③ | 体性神経系と自律神経系について学ぶ。 【予習】教科書の「5. 神経系の構成4」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
6 | 神経系(2) | 片倉 隆 | 10月15日③ | 骨格筋の感覚器、体性反射と中枢、脊髄並びに脳幹について学ぶ。 【予習】教科書の「4. 筋肉の基本的機能1~2」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】C、Dに関連する。 |
7 | 筋肉 | 片倉 隆 | 10月22日③ | 筋収縮の機序並びに骨格筋・心筋・平滑筋の構造と機能について学ぶ。 【予習】教科書の「4. 筋肉の基本的機能1~4」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Dに関連する。 |
8 | 随意運動の制御機構 | 緒形 雅則 | 10月29日③ | 小脳、大脳基底核並びに大脳皮質運動野について学ぶ。 【予習】教科書の「8. 体性神経系と運動機能1~7」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
9 | 中枢神経系の高次機能(1) | 緒形 雅則 | 11月12日③ | 新皮質の機能分化、脳波、覚醒と睡眠について学ぶ。 【予習】教科書の「9. 中枢神経系の高次機能」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
10 | 中枢神経系の高次機能(2) | 緒形 雅則 | 11月19日③ | 新皮質連合野の統合機能、辺縁系と視床下部の機能について学ぶ。 【予習】教科書の「8. 体性神経系と運動機能8」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Cに関連する。 |
11 | 内分泌(1) | 比留間 弘美 | 11月26日③ | ホルモンの一般的性質、視床下部並びに下垂体ホルモンについて学ぶ。 【予習】教科書の「10. 内分泌系の機能1~5」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
12 | 内分泌(2) | 比留間 弘美 | 12月3日③ | 甲状腺のホルモン、カルシウム代謝、副腎皮質並びに副腎髄質のホルモンについて学ぶ。 【予習】教科書の「10. 内分泌系の機能6~9」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
13 | 内分泌(3) | 比留間 弘美 | 12月10日③ | 膵臓のホルモン並びに血糖の調節について学ぶ。 【予習】教科書の「10. 内分泌系の機能10~11」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Eに関連する。 |
14 | 内分泌(4) | 比留間 弘美 | 12月17日③ | 生殖機能の調節について学ぶ。 【予習】教科書の「11. 生殖機能」を読み、わからない部分を整理しておく。 【復習】講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。疑問点は担当教員に質問して解決する。 【到達目標】Fに関連する。 |
定期試験 | 定期試験の成績で評価する(100%)。 |
授業 | |
その他 |
本講義を通じて薬理学・薬物治療学の講義を理解するために必要な基礎知識を修得してください。
1 | 【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】 |
2 | (予習)シラバスに目を通して講義内容を把握して、教科書を読み、わからない部分を整理しておく。 |
3 | (復習)講義内容を教科書・参考書・配布資料等を利用して理解を深める。わからない部分は担当教員に質問する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | シンプル生理学 | 貴邑 冨久子、 根来 英雄 | 南江堂 |
参考書 | グラフィカル機能形態学 | 馬場 広子 | 京都廣川書店 |